【フランス(ニース)大学留学・渡航準備2:持って行ってよかったもの・1】
大学留学となると、数年にわたる長期滞在になります。
日本から何を持って行けばよいのでしょうか。
現金
ニースに着いたとき、僕の財布には
- 300ユーロ
- 20,000円
が入っていました。
ユーロは日本で両替しておきました。
日本円は、帰国してすぐ使えるようにです。
おススメは、
- すべて紙幣で持っていく
です。
フランスはスリが非常に多いです。
合わせて読みたい:
フランスに着いたとき、スーツケースが重いはず。
紙幣なら歩いても音がしません。
狙われないための工夫は何でもしておきましょう!
そして普段は、
必要以上のお金を持ち歩かない
ことに気を付けましょう。
僕の場合は、普段は20ユーロぐらいしか財布にいれていません。
レストランで外食でもしない限り、それだけあれば足りるはずです。
カード類
クレジットカード
フランス現地で銀行を開くと、クレジット機能付きキャッシュカードが発行されます。
しかし発行までかなり時間がかかります。
そして長期留学には義務である国保の加入でも時間がかかります。
そういう時に、クレジットカードがあると支払いや海外旅行傷害保険を使えて便利です。
詳しくはこちらでまとめてみました。
デビットカード
留学にはそれなりの費用がかかります。
しかし、何百万ものお金を現金で持ってくるのは得策ではありません。
僕のおススメは国際デビットカードです。
国際デビットカードの使い方は、通常のデビットカードと同じです。
先に専用の口座にお金を振り込んでおけば、あとは必要な時にカードを使うのみ。
クレジットカードと違うのは、
- 口座に入っているお金以上にお金は減らない
ということです。
つまり、
- クレジットカード詐欺のように、予想以上の引き落としがされません。
被害総額が限定的で済みます。
国際デビットカードはその海外貨幣版。
- 日本円を口座に振り込み
- 好きなタイミングで好きな通貨に両替(オンライン)
- あとは現地の支払いに使ったり、ATMで現地通貨をおろしたり
そして国際デビットカードのよいところは、
海外送金よりも手数料が安いことです
僕の使用例としては、
- 年に数回まとまったお金(ユーロ)を契約しているニースの銀行内のATMでおろし
- そのままそのATMで自分の銀行の口座にお金をいれる
です。
銀行内なので大金をおろしてもリスクが少なく、
現地の銀行口座にいれるので、
その後はそのままユーロでお金をおろしたり、銀行のクレジットカードで買い物できます。
カードも一枚で済みます。
滞在許可証更新(2年目)に再度貯金残高証明書を求められます。
フランスにいながら日本の銀行に発行してもらうのは大変です。
僕はこの方法でニースの銀行で証明書を発行してもらい、無事更新しました。
デビットカード口座への振り込みは、オンライン銀行からするのが一番簡単です。
日本の普通の銀行でも、オンラインで振り込みができるものがあります。
戸籍謄本
フランスに着いてから、titre de séjourという滞在許可証などの手続きが必要になります。
日本でとった長期学生ビザは入国するため、
滞在許可証は長期滞在するために必要な物です。
その際に、日本の戸籍謄本が必要になります。
僕はこれまで、2種類の戸籍謄本が必要になりました。
- 普通の戸籍謄本
- アポスティーユ付きの戸籍謄本
です。
アポスティーユとは?
簡単にいうと、公文書がその国の公的機関によって発行されたことを証明する外務省の印です。
僕の場合(2017年時)では、
- 滞在許可証申請:アポスティーユなし
- C.P.A.M(医療保険中央金庫)・CAF(住宅手当)への申請:要アポスティーユ
でした。
問題は、29歳以上の留学生に義務付けられている健康保険であるC.P.A.M(医療保険中央金庫)。
ニースですと、
- ニースに住んでいる専任の翻訳家に翻訳してもらわなければならない
つまり
- 日本で先に翻訳しておくのは不可能
僕はそれを知りませんでした。
むしろC.P.A.Mの人も知りませんでした(涙)
(出身国によって要不要がわかれるようです)
申請して1ヵ月後(!)、
アポスティーユが必要だと書類を突き返されました。
そして、今現在、
- アポスティーユはフランス国内の日本国大使館・領事館では申請できません
仕方なく日本に住む親族に連絡して戸籍謄本を取り直し、
外務省へ送ってもらってアポスティーユを押してもらい、
それをニースまで送ってもらいました。
その後もあれこれ問題が起き、最終的に5ヵ月かかりました。
なので、僕の失敗談からのおススメは、
- 渡航前に日本でアポスティーユ付き戸籍謄本を準備
- 渡仏後すぐに現地のC.P.A.Mへ行き、専任翻訳家のリストを受け取る
- 専任翻訳家に翻訳依頼
- 書類申請(滞在許可証・C.P.A.M・CAFなど)
です。
フランス大使館公認の翻訳家に日本で翻訳してもらうと、
5,000円ほど
かかります。
それが浮いてお得です。
ニースの専任翻訳家の翻訳料は50ユーロでした(戸籍謄本の枚数による)。
今のお値段で6,300円……。
僕は日本でも翻訳してもらっていたので、計11,300円かかってしまいました(涙)!
ノートパソコン
授業中、パソコンを使ってノートを取っている学生が多いです。
復習するのにも簡単ですし、
ニース大学では、
学生は学生専用のサイトで履修登録や授業で使うプリントをダウンロードしなければなりません
もちろん普通のノートを持ってきている学生もいます。
僕も初めそうでした。
しかし後から見返すときは、パソコンのほうが圧倒的有利。
どうしてでしょうか?
フランスではノンストップで教授が話すタイプの授業がたくさんあります。
その際の教授が言ったことをすべてノートに書き記すことは不可能です。
超高速でノートを取り、あとで自分で何を書いたのかわからない……そんなことがよく起きます。
そして、
講義の内容はあっちこっちへ飛びます
その点パソコンであれば、
- スペルチェック、オートコレクション、予測変換などでスピーディー
- 文字が汚くなることもなく
- コピー&ペーストでノートの編集も容易
です。
最近はタブレットにキーボードをつけて使っている学生も見かけます。
一台あると便利です!
ちなみに僕は、マイクロソフトのSurface
慣れているWindowsだし、薄いし、何より細かい字が読めない時にスマホのようにタッチスクリーンで拡大できる!
キーボードカバーは取り外しができるので、邪魔なときは外してタブレットのようにも使えます。
そしてサーフェスペンで直接字も書けます。
SurfaceだとONENOTEという手書きやキーボードで打った文字や写真などを簡単に統合できるソフトがついているのでそれに使う場合は買ったほうがよいかもです。
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