【フランスでルームシェア生活メリットデメリット・赤裸々公開28(家賃のいざこざ)】

フランス語とフランスの政策に翻弄されたU君

 

1日200リットルのお湯しか使えない4に暮らしのアパートで、シャワーを毎回15分以上浴びていたU君。

学校へ行かなくなっていったU君。

深夜まで映画を見ていたU君。

そんなU君は11月の3週目の木曜日に、突如アパートを去ると言い出しました。

 

折りしもフランスは非EU圏外の学生に対する学費を2020年度から十数倍値上げることを決定。

 

そしてフランス語の修得を1週間であきらめたU君にはもはやフランスにいる意味がありません。

なんでもベルギーなら値上がりしたフランスの学費より安くビジネスを、しかも英語で勉強できるということでそちらを目指すということにしたそうです。

 

ちなみにU君の英語レベルは僕よりできない感じだったので、おそらく大学レベルには達していません。

英語で込み入った話はできません。

 

本人も自分の英語レベルを自覚しているので、11月第2週目には英語の勉強を始めたと言っていました。

 

 

家賃のいざこざ

 

U君は10月半ば少し前から1年契約で入居しました。

ホテルではないので、家賃は10月分11月分しっかりとられます。

日割り計算ではありません。

しかしU君はそれに納得がいかない。

10月の住んでいない期間と退去したあとの11月最後の1週間は住んでいないのだから1か月くらいしか支払う必要がないはずと大家さんとメールでもめていました。

 

ちなみにU君の退去の理由は、トルコにいる伯母さんが重病になったためお見舞いするためでした。

いつフランスに戻るかもわからないし、フランスに戻ってくるかもわからないので退去を決めたというかなり急なものでした。

通常は退去1月前に申し出るのですが、それもしなかったので、前金は返って来ません。

そこはしぶしぶ納得したU君。

しかし何故か実質1月の期間くらいしか住んでいないのに2か月分の家賃を払ったことに納得ができません。

 

ホテルじゃありませんよ。

 

という大家さんの説明も埒が明かないご様子。

しかし数時間のメールでのやりとりの末、ついに大家さんが折れていくばくかお金が返ってくることになりました。

 

 

その後のU君

 

U君は現在カンヌに住んでいます。

カンヌに住んで英語を勉強しつつベルギーの大学を目指すというよくわからないことを言っていますが、まあ本人なりの計画があるのでしょうからそこは幸運を祈るばかりです。

 

ちなみにU君が去った日からシャワーの冷水問題は起きなくなりました。

U君が去った日、Mさんが

 

これでみんな温かいシャワーが浴びれるようになるね!

 

と嬉しそうに毒づいていたのが思い出に残っています。

U君がいるときはそこまで見せなかったけれど、そうとうお怒りだったようです。

 

 

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