【フランスでルームシェア生活メリットデメリット・赤裸々公開11(自分の友だちが原因でルームメイトとの仲がぎくしゃくになった件について)】

ドア開けっぱパンイチアメリカン女子が入居してきアパートが汚れていく中、新しいルームメイトがやったのですが、色々問題になった件について。

 

 

英語もフランス語も出来ないイタリア人がやってきた

 

アメリカ人のAさんの次に来たのはイタリア人のFさんでした。

FさんはもAさんと同じくactilangueでフランス語を学ぶために2週間の予定で来ました(地中海激チカの語学学校について興味があるかたはこちらから

)。

年齢は当時32歳。

僕より2つ年下です。

彼女のフランス語レベルは初心者でした。

そして英語も初心者レベルでした。

ぎりぎり片言の会話が英語でできるくらいです。

グーグル翻訳で何とか理解したところによると、フランス語を学びスキルアップを目指したいそうです。

静かに笑いながらも、イタリア人らしく明るい雰囲気でした。

 

アメリカ人のAさんとは違い、遅刻もしないでactilangueに通っていたので本気だったのでしょう。

しかし、いかんせんイタリア語しか話せないとなると町中とかでもコミュニケーションが難しいようで、3日もしないうちに部屋に閉じこもりがちになりました。

話を聞くと、授業がさっぱりわからないとのことでした。

となりの部屋から聞こえてくるのはネット電話でイタリア語で会話する声でした。

 

 

パリ祭に誘う

 

7月14日はパリ祭です。

日本語ではパリ祭ですが、フランス語ではカトルズジュイエ(7月14日)という日付そのままがイベント名になっています。

そしてイベントはパリだけではなく各地で行われます。

ニースもしかり。

しかしニースは前年のパリ祭時にテロがあったせいで、お祭りモードではありませんでした。

ニースの悲劇の1周年です。

マクロン大統領や首相が来て、関係者のみが入れる一周忌のイベントが行われました。

花火などはもちろん中止でした。

 

しかし夜はクラシックコンサートがありました。

 

実は僕はその日、昼に出会ったフランス人の男の子E君と仲良くなり、一緒にコンサートに行く約束をしました。

なのでせっかくなのでFさんも誘ってみました(Aさんはその日1日いなくて誘えなかった)。

 

というわけで、その日の昼に会った人と新しく入ってきたルームメイトと僕というよくわからんグループでコンサートを聞きに行きました。

会場には入れませんでしたが、演奏も聞こえ、素晴らしいものでした。

 

心なしかFさんの表情も明るくなったように見えました。

 

 

豹変

 

しかしその翌々日くらいから、Fさんの態度がおかしくなりました。

部屋にこもりがちではあっても、夕飯などは一緒に食べていたのですが、台所でご飯を食べることもなくなりました。

 

僕やAさんが共有スペースにいるときは一切部屋からでてこず、なんだかんだで部屋に戻るとFさんが出てくる音が聞こえます。

 

自分、避けられてるやん!

ちょっと悲しいけれど、そんな感じでした。

しかし何も特別なことをした記憶もありません。

パリ祭に誘ったのも、変な下心は一切なしでしたし

 

 

原因判明

 

そんなこんなでFさんの留学期間が終わり、アパートを去る日がやってきました。

僕は大家さんに頼まれて、バスの時間の為に早朝にアパートを出なければいけないFさんの退去に立ち会うことになりました。

なので前日夜にFさんに朝準備できたらドアをノックしてと伝えて、僕は寝ました。

 

翌朝、僕は睡眠が浅い方なので、早朝Fさんが立てた音で目を覚ましまていました。

しかしFさんが準備できてノックして来たら部屋を出ればよいやとベッドの上でスマホをいじっていたら、玄関が開く音が。

僕は飛び起きて自分の部屋をでたのですが、時すでに遅し。

Fさんの姿はすでになし。

玄関が開けっぱだったので、鍵を取りに戻って再度玄関を出てアパートの外まで行ってみましたが、Fさんの姿はありませんでした。

 

それでもFさんの部屋のチェックをしなければならないのでチェックし、大家さんに事情も書いて確認のメールを送りました。

Fさんに預けられていた鍵などはすべて置いてありました。

 

寂寥感に襲われつつその日を過ごしていたら、コンサートへ一緒に行ったE君からメールが来ました。

 

Fさんにメールを送っても返事が来ないんだけど、本人に確認してくれない?

 

いや、Fさん今朝イタリアに帰ったよ、と伝えるとE君からびっくりしたという返答が来ました。

 

このE君とはコンサートの日以外にも一緒に遊びに行ったりしていたのですが、実はかなりのプレイボーイでした。

 

夏のアルバイトとしてグルノーブルからニースに来ていたのですが、グルノーブルに彼女がいて、そしてバルセロナにも彼女がいる(女の子同士は他に彼女がいるとは知らない)。

 

それだけでなく、ニースのビーチでナンパしたベルギーの女の子や、E君のアパートのご近所さんの女の子とあれこれしている感じの男の子でした。

 

それを知っていたので、もしかして……と聞いてみたら、案の定コンサート以降Fさんにお誘いのメールをだしていたとのこと。

 

原因はお前かぁ!!

 

Fさんは故郷に彼氏がいます。

それは初日に聞いていました。

英語もイタリア語も出来ないE君に僕はそれを伝えていたのですが、プレイボーイの血を止めることができなかったのです。

 

Fさんの態度が変わり、僕や他のルームメイトであるAさんに全くかかわろうとしなくなったこと。

そして以前に増して部屋に閉じこもるようになった理由がE君によるメール攻撃かどうかは知る由もありません。

しかし、もし僕がFさんの立場だったら、こいつ(僕のこと)もEの仲間か、と思ってしまい嫌な気分がすることでしょう

 

E君とはいまだ連絡を取る仲ですが、ちょっと注意しなければなりません。

 

以上、敵はわが方にいた、という話でした。

 

 

合わせて読みたい:

 

ネイティブ講師とフランス語会話を練習するなら
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中)