【フランスに留学する方法04:滞在許可証の更新の義務(大学・大学院留学のケース)】

留学生活も慣れてようやく1年目が終わった。

まだまだ卒業じゃないけれど、このままで大丈夫?

だめです。

 

この記事を読むと、

 

  • フランスで長期留学をするなら、滞在許可証の更新が必ず必要な理由
  • 滞在許可証の更新の方法

についてわかるようになります。

 

 

滞在許可証の更新は必須

 

滞在1年目を過ぎると、フランス入国後にOfii(移民局)で取得した滞在許可証の期限が切れます。

更新しましょう。

 

 

どうして更新するの?

 

フランスの大学は一年ごとの登録制です。

日本の様に、入学した後は学費を納めて留年さえしなければ自動的に次の学年になることはありません。

学生証も1年だけ有効です。

2年目以降登録する場合は滞在許可証が必要になります。

 

 

1年目:

入国→大学から本入学許可証をゲット→Ofii(移民局)で手続きして滞在許可証ゲット

 

2年目以降:

滞在許可証更新→大学の登録更新

 

という流れになります。

ですから、滞在許可証更新は必須になります。

 

 

具体的にはどうやるの?

 

行政地区で変わります。

まずグーグルで、

 

renouvellement titre de sejour etudiant +お住いの地域の名前(僕の場合はNice)

 

で検索しましょう。

たいていの場合、役所のホームページが検索結果として出てきて、最新の手続き情報が出てきます。

 

ニースの場合、去年一昨年は大学生は学生協会CROUSを通じて申請しなければならないようになっていたのですが、2019年2月1日よりふたたび役所で直接申請に変わりました(ニース市役所のHPより。)。

 

このように手続き方法が目まぐるしく変わるので、かならずお住いの地域での手続き方法を検索しましょう。

 

予約しなければならないタイミング

 

ちなみにニース市役所の場合、予約しなければ必要書類を受け取ってもらえません。

 

予約は早めにしましょう。

 

どのくらい早めかというと、入国後半年後くらいから予約ページをチェックし、滞在許可証の切れる2か月前の日付で開いている時間が空いていたら予約しておきます。

 

だいたいみんな同じ時期に入学して同じ時期に滞在許可証が切れるので直前に予約しようとしてもすべて埋まっています。

 

僕は滞在許可証の期限が切れる前の予約がすべて埋まっていたので、レセピセという仮滞在許可証の発行が必要になってしまいました(レセピセでも新学年の申し込みはできます)。

 

ニースではレセピセの受付や滞在許可証更新申し込みの当日受付もしています。

僕のときは1日10人のチケット制でした。

 

つまり当日役所が開くと同時に躍り込み、チケットを入手しなければなりません。

 

当日申し込みは率直に言って地獄です。

 

僕は滞在許可証のための書類がなかなか集まらず、レセピセの更新を複数回したのと、受付で拒否られたり10人枠に入れず翌日に行ったりということを繰り返したのですが、

 

  • 朝五時半に到着後、市役所が9時に開くまで外で待機(すでに人が並んでいる)
  • 真冬は寒さで体調を崩す人も
  • 開庁して受付チケットをもらっても申請まで長く待つ
  • 受付職員によって拒否られる可能性が違う(そして職員の態度が悪い(笑))

 

など散々でした。

 

滞在許可証更新の予約は早めにしておきましょう。

 

 

 

 

必要書類

 

グーグル

 

renouvellement titre de sejour etudiant etranger +お住いの地域の名前(僕の場合はNice)+ lieste des pieces

 

で検索しましょう。

どの地域も同じようなものかと思いますが、最新情報を常にチェックです。

例えばニースだと(役所のこのページ)、

 

  • パスポート
  • 戸籍謄本(フランス語)
  • 手続き日前三か月以内の住居証明書
  • 写真3枚(フランス国内のサイズ)
  • 銀行残高証明書(フランス語→フランスの銀行で発行してもらえます・仕送りの場合は毎月の仕送りが掲載されている証明書でもOK)
  • セキュリテ・ソシアルの証明書
  • 大学の登録証(仮でもよし。後ほど本登録を提出)
  • 前年の学校の成績書(きちんと頑張りのわかるような成績であること)

 

が必要になるとあるので目安になるかと思います。

写真以外はすべてコピーも持って行きましょう。

ニースの役所の場合、コピーがなく別日に出直しになっている人がいました。

 

 

申請→滞在許可証カード

 

申請受付が無事済んでも完了ではありません。

当日に滞在許可証更新はできません

実際の流れ(ニースの場合)は、

 

  • 申請受付→レセピセ(仮滞在許可証)発行→滞在許可証カード発行のお知らせ(受け取り場所、時間、印紙の情報など)が携帯に→印紙を買って決まった日時に受け取りに

 

という感じ。

 

通常は、申請からから滞在許可証カード準備完了のメールの受け取りまで2,3か月かかるそうです。

しかし僕の場合は半年以上かかり、レセピセを2回発行するはめになりました。

 

大学生の場合は更新期間が考慮されるようで、僕の場合修士の終了予定は2019年7月の予定なのですが、滞在許可証の有効期限は2020年の1月までの2年分出ています。

 

滞在許可証ゲット・学士三年生編入→滞在許可証更新・修士1年生→修士2年生

 

という具合。

 

 

めんどくさくないですか?やらなくてもよくない?

 

正直めんどうくさいです。

しかししておかないと何もできません。

不法滞在にもなります

 

滞在許可証更新は義務です

 

色々書類を集めたりするのがめんどくさいですが、義務ですのでしておきましょう。

不法滞在になるとかなり不安になるし、休みになっても出かけることもできません(旅行なんてもってのほか)。

 

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