【(フランス語復習まとめ)フランス語の形容詞のおすすめな覚え方の3ステップ】
フランス語の形容詞がなかなか覚えられない。
なにかいい覚え方はないかな?
この記事を読むと、
- 日本人がフランス語の形容詞をなかなか覚えられない原因
- フランス語の形容詞のおすすめな覚え方の3ステップ
についてわかるようになります。
目次
日本人がフランス語の形容詞をなかなか覚えられない原因
僕たち日本人がなかなかフランス語の形容詞を覚えられず、いつも同じような形容詞ばかりを使ってしまう原因は、
日本語は会話に使う形容詞が少ない
からです。
たとえば、僕が日本語学校で教えるときに使っていた『みんなの日本語』という外国の人に初級の日本語(つまり主に会話文法)を教える教科書には、
全単語:2169
- 名詞:1130(約52%)
- 動詞:460(約21%)
- 形容詞:139(約6%)
※端数は副詞や疑問詞など
の言葉が収録されているので、
形容詞の圧倒的な少なさ
がわかるかと思います。
形容詞の数が少ないと何が起きるかというと、
- インプット:似ている複数の意味のフランス語の形容詞を1つの日本語の形容詞で理解してしまう
- アウトプット:そもそも形容詞をつけるような文じゃないと思って形容詞を使わない
という問題です。
というわけで、
日本人がフランス語を上達させるためには意図的に形容詞に注意を向ける必要がある
のです。
フランス語の形容詞のおすすめな覚え方の3ステップ
フランス語の形容詞に注意を向けながら勉強する方法は、
- フランス語の形容詞のルールを学ぶ
- フランス語の形容詞の中で特に意味や用法に気を付けるべきものを学ぶ
- フランス語の文中の形容詞だけに注目して使い方の復習や意味を覚える
というのがおすすめの3ステップです。
掘り下げます。
フランス語の形容詞のルールを学ぶ
フランス語の形容詞のルールに関しては、
- 冠詞
- 名詞の性・数への一致
- 名詞の前後どちらに置かれるか・その他の位置の場合
- 前置詞を必要とするもの
の4つが特に大切です。
冠詞に関しては、
【(まとめ)フランス語の冠詞のわかりやすい使い分け】(名詞に関することですが、形容詞の使い方にも必須です)
【(重要)フランス語の形容詞の前にdesじゃなくてdeを置くとき】
をご参考ください。
名詞の性・数への形容詞一致に関しては、
【(まとめ)フランス語の形容詞の女性形の作り方:4つの規則】
【(まとめ)フランス語の形容詞の複数形の作り方:4つの規則】
をご覧ください。
形容詞が名詞の前後どちらに置かれるか・その他の位置の場合に関しては、
【(まとめ)フランス語の形容詞が動詞のうしろにあるとき3パターン】
が役に立つかと思います。
前置詞を必要とする形容詞に関しては、
【(重要)前置詞を必要とする形容詞が複数あるときの文の作り方】
をお読みいただければと思います。
フランス語の形容詞の中で意味や用法に気を付けるべきものを学ぶ
いつくかのよく使う形容詞は、ふつうの形容詞とその用法が違います。
そのため、とくに次の13個の形容詞の意味とその使い方を先に勉強しておくとよいと思います。
【(まとめ)気を付けたい!フランス語のchaqueの意味と使い方】
【(ちがいのまとめ)フランス語の不定形容詞nulとaucunとのちがいについて】
【(ちがいのまとめ)フランス語の形容詞n’importe quelとquelconqueの意味と使い方】
【(ちがいのまとめ)気を付けたい!フランス語の形容詞différent(e)sとdivers(es)が名詞の前後にあるときでのちがい】
【(ちがいのまとめ)フランス語の不定形容詞certainsとquelquesの使い分け】
【(ちがいのまとめ)フランス語のquelquesとplusieursの意味は何がちがうのか?】
フランス語の文中の形容詞だけに注目して使い方の復習や意味を覚える
インターネットのおかげで、フランス語を読むことが容易になりました。
そのため、そのようなネットを使ってでてくるフランス語の文章内の形容詞だけに注目する勉強方法があります。
イメージ的には、
間違い探しのように文中の形容詞を探していく
感じです。
文中に形容詞を見つけたら、
- 形容詞の用法(冠詞、位置、性数の一致、前置詞の有無)
- 形容詞の意味
を確認します。
余裕があれば、名詞やその形容詞の含まれている1文の理解をするのもありです。
ただ、文章全体を読む必要はありません。
あくまで形容詞が使われている文やその周りの文だけを対象にします。
読む文は、会話的な文からお堅い文までいろいろ種類がありますが、初めは会話的な文章の中の形容詞を探し、徐々にレベルをあげていくのがよいかと思います。
さまざま種類の文章のまとめは、
【(徹底解説)フランス語の読解(リーディング)のおすすめ勉強方法】
で紹介しているのでぜひご覧くださいませ。
使えるフランス語の形容詞を増やすと
特に僕たち形容詞の少ない言語の人間にとっては、フランス語で使える形容詞が増えると日常世界の理解と表現の幅が増えます。
初めは似た意味の形容詞の区別がつきにくこともありますが、ゆっくり増やしていくようにするとよいかと思います。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
せっかく勉強したフランス語を忘れてしまわないためにもネイティブとの会話練習がおすすめです→ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中)
フランス語の勉強ならこちらもおすすめです:
- 【この11冊でだいじょうぶ!フランス語学習におすすめな教科書・参考書・テキストのまとめ】
- 【(徹底比較)フランス語の試験はどれを受けるべき?仏検、DALF、DELF、TCF、TEFの概要と3つの比較】
- 【フランス語が話せるようになるためのあと一歩を教えます】
- 【(徹底解説)独学でフランス語を勉強する方法・コツ】
- 【(徹底解説)フランス語会話ができるようになる4ステップの勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の発音のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の聞き取り(リスニング)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の文法のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語単語の効率的な勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の読解(リーディング)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語のライティング(フランス語作文)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の綴り(スペル)を覚えるおすすめな2ステップ】
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中なのでお急ぎで(通常料金19800円から))