【(フランス語復習まとめ)フランス語の形容詞n’importe quelとquelconqueの意味(どんな~でも)と使い方】

……n’importe quelって、何このスペル?これで1つの単語なの?

フランス語なの?

quelconqueはときどきフランス語の文で見かけるけど、2つに共通点なんかあるの?

 

この記事を読むと、

 

  • n’importe quelとquelconqueの概要
  • n’importe quelとquelconqueを使った文の作り方

 

などについてわかるようになります。

 

フランス語のn’importe quelとquelconqueとは

 

形容詞n’importe quelとquelconqueは、両方とも

 

どんな~でも

 

という意味を持っています。

ポジティブでもネガティブでもなく、

 

どれでもいい

 

という

 

選択や選別に意識を向ける必要がない

 

という意味を表しています。

 

quelconqueには

 

凡庸

中庸

ふつう

 

というような意味もあります。

 

どちらかと言えば、

 

  • 会話ではn’importe quel
  • 文章ではquelconque

 

のほうが使われています。

 

n’importe quelは、

 

quelの部分を疑問代名詞(qui, quoi, où, quand, comment)に入れ替えて、

  • n’importe qui(誰でも)
  • n’importe quoi(何でも)
  • n’importe où(どこでも)
  • n’importe quand(いつでも)
  • n’importe comment(どんな方法でも)

 

といった意味にすることもできます(会話でよく使われています)。

 

形容詞n’importe quelを使った文の作り方

 

n’importe quelは

 

  • 冠詞は要らない
  • 性数の一致がある
  • 名詞の前に置かれる

 

形容詞です。

 

そのため、文としての形は、

 

n’importe quel(冠詞無し)+名詞

 

となります。

 

性数の一致はquelの部分のみ適応

 

されます。

ですから、

 

  • n’importe quel
  • n’importe quels
  • n’importe quelle
  • n’importe quelles

 

となります。

 

たとえば、

 

Vous pouvez passer me voir à n’importe quelle heure.

(何時にお会いに来ていただいても大丈夫ですよ)

 

というように使います(heure:時間、は女性名詞)。

 

quelconqueを使った文の作り方

 

quelconqueは

 

  • 数一致がある(性一致はない)
  • 名詞のうしろに置かれる

 

形容詞です。

そのため、文としての形は、

 

冠詞+名詞+quelconque

 

となります。

※極まれに名詞の前に置かれることもあるようです

 

性数の一致は、quelconqueがeで終わっているために、女性形はありません

そのため複数形だけに変わることがあります。

つまり、

 

  • quelconque
  • quelconques

 

となります。

 

たとえば、

 

Donnez-lui une réponse quelconque.

(彼に何らかの返事をしてください)

 

のように『なんでもいい・どんな~でも』のように使ったり、

 

C’est un restaurant tout à fait quelconque.

(これはまったくもって普通のレストランだ)

 

のように、『凡庸、中庸』のような意味にも使います。

 

n’importe quelとquelconqueを使えるようになると

 

形容詞としてのn’importe quelとquelconqueは

 

  • 共通の意味:どんな~でも、quelconque特有:凡庸、ふつう
  • 名詞の前後で置かれる場所がちがう(n’importe quelは名詞の前、quelconqueは名詞のうしろ)
  • 冠詞の必要性の有無(n’importe quelは冠詞要らず、quelconqueは冠詞必要)

 

という3点に気を付けましょう。

 

意味や使い方が頭に入った後は、インターネットを使った勉強法がおすすめです。

 

たとえば、

 

  1. ネット検索ページやツイッターなどでn’importe quel(s, le, les), quelconqueなどで検索し実際の用例を読む(インプット)
  2. 気になったものを書き出してみる(アウトプット1)
  3. n’importe quelやquelconqueの前後におく名詞を好きなものに変えてオリジナルな文を作る(アウトプット2)

 

というようなステップを踏むのがよいかと思います。

 

参考は以下の本でした。

 

Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー


 

 

現代フランス広文典[改訂版]


 

 

せっかく勉強したフランス語を忘れてしまわないためにもネイティブとの会話練習がおすすめです→ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中)

 

 

フランス語の勉強ならこちらもおすすめです:

ネイティブ講師とフランス語会話を練習するなら
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中)