【(重要)前置詞を必要とする形容詞が複数あるときの文の作り方】

同じ前置詞や違う前置詞が必要になる形容詞が複数ある場合って、どうやって文を作ったらいいの?

 

この記事を読むと

 

  • 同じ前置詞を必要とする形容詞を複数使った文の作り方
  • ちがう前置詞を必要とする形容詞を複数使った文の作り方

 

についてわかるようになります。

 

前置詞を要求する形容詞が複数ある場合

 

結論から書くと、

 

  • 前置詞1つで済ます:同じ前置詞を必要とする場合
  • etやouなどで形容詞をわける:ちがう前置詞を必要とする場合

 

と2つにわかれます。

 

掘り下げます。

 

 

複数の形容詞が同じ前置詞を必要とする場合

 

前置詞1つで済ますのが、同じ前置詞を必要とする形容詞を複数使ったときです。

 

詳しく書くと、

 

  • 名詞+形容詞1 et 形容詞2+前置詞+補語(名詞や文)

 

という形を取ることになります。

 

たとえば、

 

  • désireux:欲する
  • impatient:待ちきれない

 

という形容詞は

 

2つとも前置詞deを取ります。

 

そのため、

 

Il est désireux et impatient de nous rencontrer.(彼はわたしたちに会いたくてじりじりしている)

 

 

形容詞のあとに1つのdeでまとめる

 

ことができます。

 

複数の形容詞がちがう前置詞を必要とする場合

 

etやouなどで形容詞をわけるのが、ちがう前置詞を必要とする形容詞を複数使ったときについて書きます。

 

くわしく書くと、

 

  • 名詞+形容詞+前置詞+補語(名詞や文) et 形容詞+前置詞+補語(名詞や文)

 

 

  • 名詞+形容詞+前置詞+補語(名詞や文) ou 形容詞+前置詞+補語(名詞や文)

 

という形を取ることになります。

 

etとouの使い分けは、

 

  • et:複数ある意味の方向が同じとき
  • ou:複数ある意味の方向が対立するとき

 

です。

 

たとえば、

 

  • désireux de:欲する
  • prêt à:準備ができた

 

  • oublieux de:忘れた
  • fidèle à:忠実な

 

という形容詞を使うと、

 

Il est désireux de se justifier et prêt à le faire.(彼は自分の無罪を証明したがっており、それをする用意も整っている)

 

Il est oublieux de sa promesse ou fidèle à cette promesse.(彼は約束を忘れている、そうでなければ約束を守る)

 

といった文を作ることができます。

 

1つ目の例文では、

 

無罪の証明がしたい←そのための用意がある

 

のように、

 

etでわかれた文の後文と前文の内容がサポートしあっている

 

ので、etが使われています。

 

2つ目の例文では、

 

約束を忘れているvs約束を守る

 

という

 

対立する意味の文の構造

 

になっているので、ouが使われています。

 

 

形容詞が複数ある場合はちょっぴり難しいです

 

ちいさいことですが、形容詞が複数があるうえにちがう前置詞を取る場合は、文も長くなりちょっと面倒くさいです。

 

しかし論理的ではあるとは思うので、仕方がないのかもしれません。

 

あと今回この記事を書いてみて、個人的には、

 

oublieux de:忘れた

 

動詞でなくて形容詞扱いなのにツッコミを入れたいところですが、考えてみれば日本語でも、Je t’aimeが

 

君のことが好きなんです。

 

『好き』という形容詞を使っているのでトントンなのかもしれません。

 

参考は以下の本でした。

 

Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー

 

 

現代フランス広文典[改訂版]