【(フランス語復習まとめ)フランス語で冠詞がつかないとき13( sans+名詞)】
前置詞sansのあとは冠詞がいらないと習ったけど、フランス語の文を読んでいると、たまに冠詞がついている……。
なにがちがうの?
この記事を読むと、
- sansのうしろの名詞に冠詞がつかない場合
- sansのうしろの名詞に冠詞がつく場合
についてわかるようになります。
目次
sansのうしろの名詞に冠詞がつかない場合
結論から書くと、
名詞にsansがつくとき、基本は冠詞がつかない
とされています。
たとえば、
Je prends toujours mon café sans sucre.
(わたしはいつも自分が飲むコーヒーに砂糖をいれない)
のように使います。
sansのうしろの名詞に冠詞がつく場合
結論から書くと、
- 不定冠詞単数を使うとき
- sansのうしろの名詞が他の言葉で限定されているとき
に
冠詞がつく
とされています。
掘り下げます。
sans+不定冠詞単数+名詞
否定の意味を強調したいとき、
sans+不定冠詞単数(un, une)+名詞
という形になります。
たとえば、
Il est sans un ami.
(彼には友人がひとりもいない)
比較:
Il est sans ami.
(彼には友人がいない)
のように使います。
sans+冠詞+限定された名詞
sansのうしろの名詞が、
形容詞や補語(形容詞じゃないけど形容しているような言葉)で限定されている
とき、
sans+冠詞+限定された名詞
という形になります。
たとえば、
Sans un travail acharné, vous ne réussirez pas votre examen.
(猛勉強なしに、あなたの試験合格は難しいでしょう)
Sans les amis que je me suis faits à l’université, je
serais perdu.
(大学時代に作った友だちがいなければ、私は路頭に迷っているだろう)
のように使います。
sans+名詞を使えるようになると
sans+名詞という組み合わせの冠詞の有無の法則を知っておけば、フランス語の理解力と表現力が深まります。
紹介した使い方を簡単に頭に入れたあとは、インターネットを使った勉強法がおすすめです。
たとえば、
- ネット検索ページやツイッターなどでsans、sans+冠詞を検索し実際の用例を読む(インプット)
- 気になったものを書き出してみる(アウトプット1)
- sansを使ったオリジナルな文を作る(アウトプット2)
というようなステップを踏むのがよいかと思います。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
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