【カタコト英語を直したいならプロソディがとても重要です】

英語を勉強しても、話すとカタコトになっていませんか?

 

この記事を読むと、

 

  • 英語の発音がカタコトになってしまう原因のプロソディとは何か
  • プロソディを勉強したほうがよい理由
  • プロソディの勉強の仕方

 

がわかるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

英語を勉強するときはプロソディの練習もしっかりとすべきです

 

僕たち日本人はよく英語の発音で悩まされます。

vの音やlの音ができるようになっても、アクセントに気をつけても、実際に英語を話すとてんでダメなカタコト英語になってしまうことが多いです。

 

それは

 

  • 発音の根幹
  • 話のテンポ

 

をプロソディが決めているからです。

 

 

プロソディをしっかり勉強した方がよい3つの理由

 

英語を学ぶときにプロソディのをしっかり勉強したほうがよい理由は3つあります。

 

  1. ひとつひとつの音の発音(調音)ができていてもプロソディができているとはいえない
  2. プロソディが会話のキャッチボールのタイミングを決めている
  3. プロソディができていないと社会的には低く評価される

 

です。

 

プロソディ+調音が発音です

 

僕たち人は発音よりプロソディから学び始めます。

 

人間の胎児は、受胎後30週頃から聴覚が発達し周囲の音を聞いています。

そして33~37週頃にはすでにプロソディ情報に敏感になり、生後1歳半ごろまでが母国語のプロソディをしっかりと聞き分けられるようになる限界の年齢だと言われています。

 

赤ちゃんが初めての言葉を話すのは1歳ごろ。

歯や口が大きくなってようやく調音ができるようになります(調音とプロソディの違いがわからないというかたは、【英語の発音を上手にできる:『調音』と『プロソディ』を知って発音力アップを目指しましょう】をお読みください)。

 

つまり、

 

プロソディ→音の順番で身につけている

 

ということです。

 

プロソディが会話のテンポを決めています

 

僕たちが誰かと会話しているとき、僕らは相手の発言がいつ終わるか予想できます。

 

例えば子供が

 

『でもぅ…↓』

 

と最後を伸ばし気味に、そして下げ気味のメロディで言ったとき、僕たちはそれ以上その子どもが話さないであろうことは予想できます。

しかしそれが

 

『でもっ↑』

 

短く上げ調子の場合は、子どもが話を続けて反論をしてくると予想できるので、こちらは聞き役を続けます。

しかしながらそこであえてこちらが何か発言したらどうなるでしょうか?

コミュニケーションとしては失敗です。

 

上げ調子だったり下げ調子だったり伸ばしたり短かったりするプロソディ。

このプロソディが文法や言葉よりも会話の主導権の交代には重要だという言語学の実験結果もあります

 

僕たちが外国語を話すときにその外国語のプロソディができていないと、発言が終わっていないのに相手が話し始めたり、反対に僕たちが相手の発言を邪魔してしまったり。

 

 

プロソディができていないと社会的な評価が低くなる

 

3つ目のこの理由は外部要因なのです。

しかしもし将来海外で働きたい、留学したいと思っているのなら、プロソディができていないと社会的に低く見なされることもあります。

 

どの国地域にもその場所で一番きれいとされている発音があります。

日本だと標準語とも呼ばれる共通語、東京言葉ですね。

 

そして実際に地方の人間が東京に行き、標準語で話していても、ときどき地元のイントネーションが出てしまうことがあります。

 

そういうときに東京出身の人が僕たちに抱く感情は優越感のときもあります。

 

最近は方言女子はカワイイなんていう言葉も見かけますが、日本のカワイイの意味は『相手は自分より下で加護したい気持ちである』です。

 

ちなみに僕は名古屋出身ですが、

 

ばあちゃん

 

の初めの『ばあ』を上げ調子に言って東京出身の人に笑われたことがあります。

 

国内でもこのように規範とされるプロソディがあり社会的な上下制度が見えますが、海外で外国人が働くときも同じです。

 

ある大学で教授の評価を学生に行わせる調査をしたところ、外国出身で強い訛りのある教授の評価が、実際の授業内容に比べて低かったという結果がでています。

 

 

プロソディを身につけるのにおススメな勉強法

 

個人的におススメなのは、

 

プロソディシャドーイング(プロソディに特化したシャドーイング)

 

です。
プロソディシャドーイングで英語のプロソディを身につけたあとで、個別のrやらthなどの発音を乗せていくようにすると英語らしく話せるようにようになります。

 

プロソディシャドーイングの具体的なやりかたは【カタコト英語の直し方:英語のプロソディ習得におすすめな勉強方法とその流れ】にまとめたのでご参考にしてください。

 

プロソディを身につけて英語を流暢に話せるようになりましょう

 

英語のプロソディは英語らしさの根源。

プロソディを身につければ流暢に話せるようになります。

カタコト英語になりたくなければ、ぜひプロソディを勉強してみてください。

 

 

 

 

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