【英会話:発音記号だけを覚えても話せるようにはなりません】

英語の発音をよくするためには発音記号を覚えたほうがいいらしいと聞いたり読んだりして、勉強したことはありませんか?

 

そして辞書に載っている発音記号を読めるようになったのに、リスニングもスピーキングもひいては英会話はできなかったという経験はありませんか?

 

 

英語の発音において発音記号はあくまでも補助です

 

 

辞書の単語の傍らに載っていることの多い発音記号ができることは2つのみです。

その2つとは、

 

  • 調音方法の抽象化
  • アクセントの位置や音の長さ

 

を表すことです。

そして発音記号自体を覚えても、この2つを体で覚えていないと意味がありません。

 

また、一般的な発音記号では表せない発音もあります。

それに関しても身につけておかなければリスニングやスピーキング、そして英会話で詰みます。

 

もうすこし詳しく説明します。

 

 

スポンサードサーチ

発音記号をだけを覚えても英語を話せるようにならない理由

 

 

まず調音方法の抽象化について説明します。

発音記号は言うまでもなく記号です。

記号は何かを形を使って間接的に伝える方法です。

↑という記号は『上』を示しています。

しかし、↑という記号はもしかしたら開いたパラソルを示しているかもしれません。

このように『実際に伝えたい何か(意味)』に適当な形をくっつけたものが『記号』です。

 

発音記号も同じです。

『実際に伝えたいもの』は、

 

  • 調音個所
  • 調音方法

 

です。

そのため、この2つを理解していなければいくら発音記号を覚えても意味がありません。

 

たとえば『s』のような発音記号があるのですが、それを『日本語のさ行の音』のように覚えてしまうと、そのあとにiの音が来たときに間違えます。

なぜなら『さすせそ』と『し』は子音の音が違うので、発音記号も違うからです。

 

そのため『s』のような発音記号は、調音個所は上の前歯の裏・歯茎と歯のあたり、調音方法は舌の先端より少し奥のあたりをかなり調音個所に近づけ声帯を震えさせずに息を口から吐く、というような知識+実際の行為を体(口元に?)覚えさせる必要があります。

 

要は発音記号がでたときに頭にぱっと『調音個所・調音方法』がでてきて初めて発音記号に意味を持たせることができ、使うこともできるということです。

 

しかしひとつひとつの音を発音記号から読み取れるようになっただけでは英語の発音には足りません。

 

`の記号はアクセントを、:の記号は音を長く発音するということなども覚えておく必要があります。

 

しかしそれだけでは、英語の発音を理解するにはまだ足りません。

 

なぜなら

 

  • 一般的な発音記号だけでは表せられない発音が存在する

 

からです。

 

 

スポンサードサーチ

会話の発音に慣れ親しんでおかないと英語の上達が止まります

 

 

実は僕は発音記号を読めるようになったら発音が上手になってスピーキングもリスニングもうまくなって、英会話もお茶の子さいさいになるぜ!と思っていたことがあります。

 

僕の場合は言語学を学んでいた大学院の音声学の授業で発音記号を覚えました。

 

ぜんぶ覚えたときは内心興奮気味でした。

これで、僕の発音は完璧になる!将来的には英語もフランス語もぺらぺらだぜぃ、なんて思ったり。

 

しかし実際は違いました。

話下手ということはひとまず横に置いておいても、最低必須会話などでも相手に通じなかったり聞き取れなかったり。

 

それで、あれーおかしいなー?どうしてかなー?と悩んだすえに気が付いたのが、

 

  • プロソディ(会話の発音)の不足

 

ということでした。

 

参考:

【英語やフランス語…etc、外国語を勉強する前に知っておきたい『発音』の違いの重要性】

 

確かによく見かける発音記号の表記にはアクセントや長音はあるのですが、それ以上のプロソディの情報が載っていることは稀です。

 

各音に加えて、アクセントや音の長さは発音に大切です。

しかしさらに大切なことは、

 

  • 基礎の発音を使って実際のネイティブたちがどのように話しているか

 

ということです。

僕たちと同じくネイティブもロボットではないので、その発音方法にはバラエティがあります。

 

  • 気分で変わるメロディ
  • 状況で変わるイントネーション
  • 友だちと話すときのくだけた音

 

などは辞書に載っているような発音記号では追いつけません。

 

というか、

 

  • 会話を発音記号で表すのは非常に難しい

 

です。

だから発音記号だけでは定型文などには対処できるのですが、日々の英会話にはついていけません。

 

そのための対処方法としては、

 

  • 様々な英語のプロソディに慣れる

 

という方法しかありません。

具体的には、

 

  • 英語の乱読ならず乱聴およびシャドーイング
  • 実践の英会話

 

です。

 

英語の乱聴にはYoutubeがおススメです。

映画やドラマもいいのですが、放送禁止用語が使われなかったりといった規制があったり、1話が長くて途中で投げ出したくなったりします。

その点Youtubeなら様々な音楽のジャンルから教育、ドキュメンタリー、そしてユーチューバーなど勢ぞろいです。

ひとつの番組に慣れてしまわないように、色々調べてみましょう。

 

しかしそれだけではインプットだけになってしまいます。

人はアウトプットをしなければインプットしたことを忘れてしまいがち。

 

そのため一番のおすすめはずばり英会話そのものだったりします。

留学もよいですが、費用や時間が……という場合は、HelloTalkのような言語学習者交流アプリがいいかもしれません。

またはDMM英会話といったオンライン英会話がいいかもしれません。

時間も費用も留学に比べたら雲泥の差でありながら、マンツーマンの指導を受けられるし、先生を毎日変えられるので色々な英語のプロソディに慣れることができます。

 

参考:

【(実際にレッスンを体験してみた)人見知りで会話下手だけどDMM英会話ってどうなの?】

 

 

スポンサードサーチ

基礎の発音記号、実践のプロソディ

 

 

発音記号は参考書や色々なホームページでも学ぶことができます。

 

発音記号の表す、

 

  • 調音個所
  • 調音方法
  • アクセントや音の長さ

 

発音の基礎です。

しかし実際の会話ではそれ以上の発音の情報が必要になってきます。

 

そのため発音記号をマスターしたからといって安心してはいけません。

そのさきにある会話のプロソディに慣れるまでしっかり勉強を続け、英語を話せるようになりましょう。

 

発音記号の勉強には、

 

日本語でさらっと知識を入れる→東京外国語大学の発音記号のページ

 

実際に発音記号と口の動きを確認(イギリス英語)→BBC learning Englishの発音講座ページ(ページ下部から上に見て行きましょう)

 

がよいかと思います。

 

英語の基礎の発音を学び、それからバラエティの発音に慣れて英会話上達を目指しましょう。