【(フランス語復習まとめ)フランス語で冠詞がつかないとき2(何者であるか)】
フランス語を勉強し始めたときに、
Je suis japonais(e).
(わたしは日本人です)
Je suis professeur.
(わたしは教師です)
とか、国籍や職業を伝えるときは冠詞がいらないと習ったけど、ときどき冠詞があることあるよね?
ちがいは何?
この記事を読むと、
- 職業や国籍などをいうときに冠詞がつかないケース
- 職業や国籍などをいうときに冠詞がつくケース
についてわかるようになります。
目次
職業や国籍をいうときに冠詞がつかないケース
フランス語では、
シンプルに人の属性をいう場合冠詞はつかない
というルールがあります。
人の属性とは『何者であるか』ということ
です。
たとえば、
職業、身分、地位、国籍、宗教、性格、態度
などを指します。
たとえば、
Il est avocat.
(彼は弁護士だ)
Il est japonais.
(彼は日本人だ)
Il est chrétien.
(彼はキリスト教徒だ)
Il est millionnaire.
(彼はミリオネアだ)
Il est optimiste.
(彼は楽天家だ)
のように言います。
職業や国籍をいうときに冠詞がつくケース
人の属性(何者であるか)をいう場合でも、
- 特定化される場合
- 形容詞がつく場合
は
冠詞がつく
というルールがあります。
掘り下げます。
特定化される場合
あの〇〇
その〇〇
のように言いたいときは、人の属性でも冠詞がつきます。
たとえば、
Il est le professeur de piano de notre fille.
(彼が娘のピアノの先生だ)
のように使います。
(注意)
特定化されるといっても、
Il est professeur de piano.
(彼はピアノの先生だ)
のように、
一般的な属性の範疇の場合は冠詞はつかない
ので注意しましょう(世の中にピアノの先生は何人もいます。しかし1つ上の例のように、『娘のピアノの先生』の場合は1人しかいません)。
※pianoの前に冠詞がついていないことに関しては、
【(まとめ)フランス語で冠詞がつかないとき10(de+名詞)】
がご参考になるかと思います。
形容詞がつく場合
形容詞がつく場合、冠詞がつきます。
たとえば、
Il est un excellent professeur.
(彼はすばらしい先生です)
のように使います。
人の属性に冠詞がつくかつかないかがわかると
フランス語の理解と表現の幅が広がります。
意味やルールを簡単にでも頭にいれたあとは、インターネットを使った勉強法がおすすめです。
たとえば、
- ネット検索ページやツイッターなどでIl est, il est unなどと検索し実際の用例を読む(インプット)
- 気になったものを書き出してみる(アウトプット1)
- Il estなどのの後におく名詞を好きなものに変えてオリジナルな文を作る(アウトプット2)
というようなステップを踏むのがよいかと思います。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
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