【(フランス語復習まとめ)フランス語で冠詞がつかないとき11(名詞+à+名詞)】
フランス語の文を読んでいると、前置詞のàのうしろに冠詞がついたりつかなかったりしている……。
違いは何?
この記事を読むと、
- 名詞+à+名詞の形のときに、うしろの名詞に冠詞がつかない場合
- 名詞+à+名詞の形のときに、うしろの名詞に冠詞がつく場合
についてわかるようになります。
目次
名詞+à+名詞の形のときに、うしろの名詞に冠詞がつかない場合
名詞+à+名詞という形では、àには
- 用途
- 様式
- 所属
- 組成
- 特徴
- 所有
のような主な意味があります。
さて、前置詞àを挟んで2つの名詞が結ばれる場合、
うしろの名詞が前の名詞を不特定で形容している
とき、
うしろの名詞には冠詞がつかない
というルールがあります。
たとえば、
un couteau à pain
(パン切り包丁)
※特定のパンでなく、不特定なパン(どんなパンでも切れる)
une brosse à dents
(歯ブラシ)
※特定の歯でなく、不特定な歯(どの歯も磨ける)
une boîte à cigares
(タバコの箱)
※特定のタバコでなく、不特定なタバコ(どんなタバコも入れられる)
のように使います。
※painは不可算名詞なので単数
名詞+à+名詞の形のときに、うしろの名詞に冠詞がつく場合
前置詞àを挟んで2つの名詞が結ばれ、うしろの名詞が
- 特定なもの
- 手段(~を使った)の意味の名詞
の場合、
うしろの名詞に冠詞がつく
というルールがあります。
掘り下げます。
特定なもの
定冠詞(le, la, les)が必要であるような場合に、
名詞+à+冠詞+名詞
という形になります。
たとえば、
un professeur à la Sorbonne
(ソルボンヌの教授)
※ソルボンヌ大は1つしか存在しないため定冠詞がつく
のように使います。
手段(~を使った)の意味の名詞
不特定な名詞であっても、手段の意味で使われる名詞がうしろに来た場合、
名詞+à+冠詞+名詞
という形になります。
たとえば、
une glace à la vanille
(バニラアイス)
※バニラを使ったアイス
de la peinture à l’huile
(油絵具)
※油を使った絵具
のように使います。
名詞+à+名詞を使えるようになると
フランス語の理解力と表現力が上がります。
とくに、表現力が大幅に上がるのではないでしょうか?
個人的にはいつも名詞+à+名詞という形のときの冠詞の有無には頭を悩ませていたので、今回まとめてみて、今後は迷わず使えるようになりそうです。
名詞+à+名詞という形でのàは、日本語だと『の』と訳されることが多く、deと何がちがうの?と思うこともあるかもしれません。
そういう場合は、
- 名詞+à+名詞という形のときのàの意味(【(ちがいのまとめ)フランス語のdeとàの使い分け】をご参考ください)
- 名詞+à+名詞という形のときのうしろの冠詞の有無のちがい
について頭にいれたあとで、インターネットを使った勉強法がおすすめです。
たとえば、
- ネット検索ページやツイッターなどでà(冠詞あり、なし)を検索し実際の用例を読む(インプット)
- 気になったものを書き出してみる(アウトプット1)
- àを使ったオリジナルな文を作る(アウトプット2)
というようなステップを踏むのがよいかと思います。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
せっかく勉強したフランス語を忘れてしまわないためにもネイティブとの会話練習がおすすめです→ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中)
フランス語の勉強ならこちらもおすすめです:
- 【この11冊でだいじょうぶ!フランス語学習におすすめな教科書・参考書・テキストのまとめ】
- 【(徹底比較)フランス語の試験はどれを受けるべき?仏検、DALF、DELF、TCF、TEFの概要と3つの比較】
- 【フランス語が話せるようになるためのあと一歩を教えます】
- 【(徹底解説)独学でフランス語を勉強する方法・コツ】
- 【(徹底解説)フランス語会話ができるようになる4ステップの勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の発音のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の聞き取り(リスニング)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の文法のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語単語の効率的な勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の読解(リーディング)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語のライティング(フランス語作文)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の綴り(スペル)を覚えるおすすめな2ステップ】
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中なのでお急ぎで(通常料金19800円から))
One thought on “【(フランス語復習まとめ)フランス語で冠詞がつかないとき11(名詞+à+名詞)】”