【(フランス語復習まとめ)フランス語のquelques(いくつかの)とplusieurs(いくつかの)の意味は何がちがうのか?】
quelquesもplusieursも『いくつかの』と訳せるけど、何がちがうの?
この記事を読むと、
quelquesとplusieursの意味の違い
についてわかるようになります。
目次
quelquesとplusieursの違いは気持ちにあります
結論から書くと、
- quelquesは限定的で少数な
- plusieursは多くはないが十分な
という気持ちの違いがあるうえでの、『いくつかの』という意味になります。
超訳すれば、
- quelques:これっぽち
- plusieurs:適当数
とも言えるかと思います。
quelquesとplusieursの意味を文上で比較する
plusieursもquelquesの文の作り方と同じで、
- plusieurs(定冠詞無し)+複数形名詞(数えられる名詞)
のように使います。
ですから、たとえば
J’ai acheté plusieurs affiches pour décorer ma chambre.
のように文を作れます。
そして同じ文をquelquesを使うと、
J’ai acheté quelques affiches pour décorer ma chambre.
となります。
そしてこの2つの文はともに、
寝室に飾るためのポスターを何枚か買った
と訳せます。
しかし、
- plusieurs:適当数
- quelques:これっぽち
という意味をあえて付け加えて訳すと、
J’ai acheté plusieurs affiches pour décorer ma chambre.
(寝室『を』飾るためのポスターを何枚か買った)
J’ai acheté quelques affiches pour décorer ma chambre.
(寝室『に』飾るためのポスターを何枚か買った)
になるのではないでしょうか?
plusieursを使った「寝室『を』飾るためのポスター……」には、壁一面にポスターが何枚も貼ってあるようなイメージ
そして、
quelquesを使った「寝室『に』飾るためのポスター……」には、申し訳なさ程度に貼ってある1、2枚のポスターのイメージ
がでていませんか?
もちろんほかにも色々な訳し方はあるのでこれは一例です。
plusieursとquelquesの違いを覚えると
日本語に訳したり、日本語から訳したりすると同じ言葉になってしまうこともあって意味のちがいがぼやけてしまいがちなplusierusとquelques。
文字面の裏に隠された意味を知って慣れておくと、細かいニュアンスを理解できたり伝えられたりできるようになります。
と言いつつも、僕も得てして日本人の謙遜精神のせいか、『ちょっとだけ(実際はちょっとだけじゃない)』という言葉に惑わされてquelquesばかりを使いがちだったりです(汗)
※qulequesの使った色々な文の作り方については、【(ちがいのまとめ)フランス語の不定形容詞certainsとquelquesの使い分け】をご覧下さいませ。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
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