【(フランス語復習まとめ)フランス語の形容詞・2つの形を持つ5つの形容詞】
ジャニーズの〇〇君のことをフランス人に美しい男性だと紹介しようとして、beau hommeと言ったらbel hommeだと直された。
どうして?
この記事を読むと、
- フランス語の形容詞には2つの形の男性形を持つものがあること
- 形が変わるときの条件
- 形容詞を複数使うときは?
- 形が変わらないときの条件
- 女性形は2つ目の形から作られること
についてわかるようになります。
目次
2つの男性形の形を持つフランス語の形容詞5選
ちょっと次の5つ形容詞を
おしり辺りの発音に注意しながら
ちらっと見てください。
- beau(うつくしい)
- fou(クレイジーな)
- mou(やわらかい)
- nouveau(新しい)
- vieux(老いた)
この5つの形容詞はそれぞれ、
- beau – bel(うつくしい)
- fou – fol(クレイジーな)
- mou – mol(やわらかい)
- nouveau – nouvel(新しい)
- vieux – vieil(老いた)
という二つ目の形を持っています。
2つの顔を持つ形容詞
とでも言えましょうか。
形が変わるときの3つの条件
この5つの形容詞が二つ目の形を見せるときの条件は、
- 名詞の前に置かれる
- 名詞が男性形である
- 名詞の初めの音が母音である
という3点です。
注意したいのが3つ目の条件である
名詞の初めの音が母音である
です。
なぜなら、
フランス語のhの文字は発音されない(基本)ときとされる時がある
からです。
たとえば、
- hommeのhは発音されないh→5つの形容詞が2つ目の形を使う
- harakiriのhは発音されるh→形容詞変わらず
みたいな感じです。
そのため、うつくしい(beau)男(homme)と言いたいときは、
bel homme
となります。
形容詞を複数使うときも形が変わります
これら5つの形容詞の形が変わるのは、
母音と母音の音が続くのを避けるため
だとされています。
beau homme
をあえてカタカナで書くと、
ボーオム
ではなくて、
ボーム
になります。
話すときにわざわざ1つずつ単語を区切って発音しないからです。
そのためbeauをbelにして、
bel homme
とすることで、発音からでも2つの単語の認識ができて意味がわかることができるようになります。
しかし、たとえばヨーロッパによくあるような
古くて広いアパート
を言いたいときはどうでしょうか?
古い(vieux)、広い(vaste)は2つの形容詞ですからetで結んで、
vieux et vaste appartement
でいいでしょうか?
appartementは母音で始まっている。
しかし2つめの形を持つvieuxと直接繋がっていないから、名詞の母音と融合しないから形はそのままでいい?
ちがいます。
- 男性名詞が母音で始まり
- 2つ目の形を持つ形容詞が名詞の前に置かれる
場合は、
形容詞はいつも2つ目の形になる
ので、
vieil et vaste appartement
になります。
(重要)形が変わらないときの条件
母音で始まる男性名詞の前で2つ目の形になる形容詞は、
名詞が複数形なら形は1つ目のまま
です。
つまり、
複数形にした形容詞+母音で始まる男性名詞(複数形)
という形になります。
たとえば、beau(うつくしい)がhabit(特別な服)という母音で始まる男性名詞とくっつく場合は、
単数:bel habit
複数:beaux habits
となります。
名詞が母音で始まっていても複数形なら、2つ目の形になりません。
形容詞や名詞の複数形の作り方に関しては、
をご参考くださいませ。
(重要)女性形は2つ目の形から作られること
beau – bel(うつくしい)
fou – fol(クレイジーな)
mou – mol(やわらかい)
nouveau – nouvel(新しい)
vieux – vieil(老いた)
の5つのような男性形容詞から女性形容詞を作る場合は、
2つ目の形をもとにする
という規則があります。
つまり女性形(単数)を加えると
beau – bel – belle(うつくしい)
fou – fol – folle(クレイジーな)
mou – mol – molle(やわらかい)
nouveau – nouvel – nouvelle(新しい)
vieux – vieil – vieille(老いた)
となります。
その他フランス語の形容詞の女性形の作り方に関しては、
をご参考くださいませ。
地味だけど大切な形容詞の2つ目の形を覚えると
第二形態を持つ形容詞はどれも日常的によく使うものです。
- beau – bel(うつくしい)
- fou – fol(クレイジーな)
- mou – mol(やわらかい)
- nouveau – nouvel(新しい)
- vieux – vieil(老いた)
そのため、初めはとまどうかと思いますが、ゆっくり慎重に使うようにすれば、フランス語にふれていれば自然に覚えていくかと思います。
とはいえ、やはり最初は意識的に覚えるのがマストです。
おすすめは、リーディングやライティングを通じての勉強です。
リーディングを通じて覚える
グーグル検索とかツイッターを使って5個の形容詞を例を探してみましょう。
たとえば、
- 検索サイトでbelと検索して使用例を見る
- ツイッターでbelと検索してつぶやき例を見る
と、いろいろな用法に触れることができておすすめです。
ライティングや会話を通じて覚える
やはり語学が一番身につくのは、自分で実際に使ったときです。
ライティングやフランス語会話に関しては
をご覧くださいませ。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
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