【大人には絵本を使ってフランス語のリーディングがおすすめできない3つの理由】
フランス語の読解を勉強しているけど、難しすぎるからフランス語の絵本で勉強しようかな……。
この記事を読むと、
(大人の)リーディングの勉強にフランス語の絵本がおすすめできない理由
についてわかるようになります。
目次
フランス語の絵本が大人のリーディングの勉強におすすめできない3つの理由
結論から書くと、
- 用途が違う
- 語彙や文法が違う
- 間違った発音で覚える単語が増える
という3つの理由で、
大人がフランス語のリーディングの勉強をするときには絵本はおすすめできない
ということが起きます。
子供向けの絵本なら、簡単なフランス語が使われていそうだし語彙とかも増やせそう……そう考えていた時期は僕にもありました。
掘り下げます。
用途が違う
日本語の絵本でもそうですが、絵本は、
言葉がまだよくわからない子供向け
という目的で作られています(日本だと疲れた大人向けの絵本もあったりもしますが)。
そのため、大人がフランス語学習に使うには
- 話が短い
- 話が荒唐無稽(リズム感などを重視しているため)
- 話が大人の興味をそそるものではない
といった問題を抱えています。
語彙や文法が違う
上に書いたこととすこし被りますが、フランス語の絵本は
大人向けではない
ため、
- 新聞
- 仕事
- 学校
などで使う言葉や文法は出てこないことが多いです(もちろんIとかandといった、基本単語は出てきます)。
そのため、僕たち大人が絵本を通じて覚えた単語を会話や文で使うことは稀です。
間違った発音で覚える単語が増える
絵本に使われているフランス語の単語は確かに簡単なものが多いです。
そして一話一話が短いので、すぐに読み終えてしまうことも不可能ではありません。
しかし、
フランス語の発音がきちんと身についていない状態で絵本を使って多読すると、間違った発音で覚えてしまう単語が増える
ということが起きます。
なぜなら、簡単な単語と絵のおかげでいちいち単語の意味や発音を調べなくても意味が理解できて読み進めてしまうことがあり、そうなると頭の中では
フランス語の発音に基づかない発音で覚えた単語が増えていく
ようになるからです。
大人におすすめなフランス語のリーディングの教材
現在使っているリーディングの教材が難しくて絵本を使ってみたいという考えになっている場合は、
フランス語会話やリスニングの勉強で使い『すでに音で覚えている』教材
がおすすめです。
すでに音で覚えているものを、文字でも読んで単語や文法の分析ができるかを試すようにしましょう。
それがすでに済んでいる場合は、
仏検の教材
がおすすめです(参考:【(保存版)独学でフランス語検定(仏検)に合格!おすすめな参考書、問題集のまとめ】)。
絵本でフランス語のリーディングを勉強したくなったら
大人が絵本でフランス語のリーディングを勉強することは
- 用途が違う
- 語彙や文法が違う
- 間違った発音で覚える単語が増える
といった理由であまりおすすめできません。
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