【(フランス語復習まとめ)フランス語の五大複合時制の覚え方】

フランス語の複合時制が多すぎてよくわからないっ!

 

この記事を読むと、

 

フランス語の五大複合時制

 

についてわかるようになります。

 

複合時制って?

 

フランス語の複合時制というのは、

 

  • 動詞で時間を表現するときに使う
  • 助動詞(avoirかêtre)+過去分詞の形で使う

 

というものです。

 

たとえば、

 

J’ai mangé

 

という文は、

 

  • 過去の行為を表す
  • 助動詞(avoirのje用の活用:ai)+過去分詞(mangerの過去分詞

 

という複合時制になっています。

 

フランス語の五大時制の形

 

今回このブログで取り上げるのは、

 

  • 複合過去
  • 大過去
  • 接続法過去
  • 前未来
  • 条件法過去

 

です。

 

それぞれを、

 

時制:

 

で並べます(使い方については後述します)。

※そして今回は説明を単純化するために助動詞がavoirのものだけを使います。

 

複合過去:

  • avoirの現在形+過去分詞
  • J’ai mangé

 

大過去:

  • avoirの半過去形+過去分詞
  • J’avais mangé

 

接続法過去:

  • avoirの接続法現在形+過去分詞
  • J’aie mangé

 

前未来:

  • avoirの未来形+過去分詞
  • J’aurai mangé

 

条件法過去:

  • avoirの条件法現在形+過去分詞
  • J’aurais mangé

 

フランス語の五大時制の使い方

 

それではいよいよフランス語の五大時制の使い方について説明していきます。

今回も説明を単純化するため、助動詞はavoirを使います。

 

まず、紹介した5つの複合時制は

 

過去の方向を見つめるもの:

  • 複合過去
  • 大過去
  • 接続法過去

 

未来の方向を見つめるもの:

  • 条件法過去
  • 前未来

 

に大別できます。

 

そして、

 

基本的には1つの文で2つ以上の過去や未来の話を伝えようとしている

 

ということも頭の片隅に入れておきましょう。

それではそれぞれについて解説していきます。

 

複合過去(avoirの現在形+過去分詞)

 

複合過去は、

 

複合過去・現在(や未来)

 

という二つの対比のときに使われます。

 

例えば、

 

Je lis le livre que j’ai acheté.(私は買った本を読む)

 

は、

 

複合過去:私は本を買った

現在(や未来):その本を読む

 

という考えがあります(未来としてあるのは、私が買った本をこれから読む、というのにも使えるからです)。

 

大過去(avoirの半過去形+過去分詞)

 

大過去は、

 

大過去・複合過去(半過去)

 

という対比で使われます。

 

つまり、

 

過去の過去が大過去

 

になります。

 

例えば、

 

J’ai lu le livre que j’avais acheté.(私が買っておいた本をわたしは読んだ)

 

は、

 

大過去:私は本を買っておいた

複合過去:私はその本を読んだ

 

となり、

 

Je lisais le livre que j’avais acheté.(私が買っておいた本を読んでいた)

 

は、

 

大過去:私は本を買っておいた

半過去:私はその本を読んでいた

 

ということを意味します。

 

接続法過去(avoirの接続法現在形+過去分詞)

 

接続法過去は、

 

接続法過去・接続法現在

 

という対比で使われます。

 

例えば、

 

Je veux qu’elle ait fait sa chambre avant que les invités n’arrivent.(招待客が来る前に彼女に部屋の片づけをしておいてもらいたい)

 

は、

 

接続法過去:彼女が部屋の掃除をしておく

接続法現在:掃除が終わったら招待客が来る

 

と解釈されます。

 

※ちなみに接続法が使われているのはje veux queやavant queが使われているからです

 

前未来(avoirの未来形+過去分詞)

 

ここからは未来の方向を見つめる時制です。

その1つ目が前未来。

 

前未来は、

 

未来形・前未来(未来の話だけど未来形の内容の前)

 

という対比で使われます。

 

例えば、

 

Je lirai le livre que j’aurai acheté.(私はこれから買っておく本を読むつもりだ)

 

は、

 

前未来:本を買っておく

未来形:その本を読む

 

ということを意味します。

 

条件法過去(avoirの条件法現在形+過去分詞)

 

条件法過去は、前未来と考え方が似ています。

ただし過去の出来事について話すことが違います。

 

つまり、

 

条件法過去(過去の話だけど、過去の話より前に起こること)・条件法現在

 

という対比で使われます。

 

例えば、

 

Elle a dit qu’elle partirait quand elle aurait acheté le livre.(本を購入して出発すると彼女は言った)

 

は、

 

条件法過去:彼女は本を買った

条件法現在:本を買ってから彼女は出発した

 

と解釈されます。

 

※ちなみに条件法現在が使われているのは『Elle a dit』と過去の話の中の未来だからです。

 

フランス語の五大複合過去を理解しましょう

 

フランス語の複合過去は、

 

  • 作り方
  • 対比する時間

 

を意識しながら勉強するのがおすすめです。

 

参考は以下の本でした。

 

Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー


 

 

現代フランス広文典[改訂版]


 

せっかく勉強したフランス語を忘れてしまわないためにもネイティブとの会話練習がおすすめです→ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中)

 

フランス語の勉強ならこちらもおすすめです:

ネイティブ講師とフランス語会話を練習するなら
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中)