【(フランス語復習まとめ)フランス語の名詞の女性形の作り方:6つの規則】
フランス語の女性名詞って、どうやって作ったらいいの?
この記事を読むと、
フランス語の女性名詞化作り方の規則
についてわかるようになります。
目次
名詞の女性形6つの規則
フランス語の名詞は男性形から女性形を作るのが基本
です。
そのため
どのように男性形を変化させるかを覚えるのがミソ
になります。
結論から書くと、
1:男性形の語尾がeの場合は変化なし
2:語尾にeをつける
3:e以外をつける
4:男性形女性形の形がちがう
5:男性が占めていた職業
6:動物名
の6点について覚えておくと、単語帳に載っていない名詞の女性形を作れるようになります。
特に
4:男性形女性形の形がちがう
5:男性が占めていた職業
6:動物名
は、1~3の規則に当てはまっても、
- 男性形女性形の形が同じまま
- 男性形女性形の形が初めから違う
というのがあり、辞書や単語帳で確認する必要があるので要注意です。
掘り下げます。
フランス語の男性名詞から女性名詞にする6つの方法
1:男性形の語尾がeの場合は変化なし
élève(生徒)など
※eで終わっていても変化あるものもあります。
-eを-esse:
maître, maîtresse(先生)など
2:語尾にeをつける
ami, amie(女ともだち)など
3:語尾にe以外をつける
f, v系
-fを-ve:
Juif, Juive(ユダヤ人)など
-pを-ve:
loup, louve(おおかみ)など
x系
-xを-se:
époux, épouse(配偶者)など
※例外:vieux, vieille(老人)
an, en, on系
-anを-anne:
paysan, paysanne(百姓)、rouan, rouanne(葦毛のウマ)の2語のみ
-enを-enne:
musicien, musicienne(音楽家)など
-onを-onne:
lion, lionne(ライオン)など
at, et, ot系
-atを-atte:
chat, chatte(猫)など
-etを-ette:
cadet, cadette(末っ子)など
-otを-otte:
boulot, boulotte(太った人), sot, sotte(間抜けな人)の2語のみ
er系
-erを-ère:
passager, passagère(旅客)など
eur系
-eurを-euse:
chanteur, chanteurse(歌手)など
※例外1:-eurを-euse
enchanteur, enchanteuse(魔術師)
pécheur, pécheuse(罪人)
vengeur, vengeuse(報復者)
※例外2:eをつける
inférieur, inférieure(目下の人間)
mineur, mineure(未成年)
prieur, prieure(小修道院の長)
supérieur, supérieure(目上の人間)
eur系
-eauを-elle:
jumeau, jumelle(双子)など
teur系
-teurを-trice:
acteur, actrice(俳優)など
4:男性女性の形がちがう(つど確認する必要あり)
dieu, déesse(神様)など
5:男性が占めていた職業(つど確認する必要あり)
男性形のみ:
auteur(作者)など
この場合、どうしても女性であることを強調したい場合は、
※あえて女性であることを示す:femmeをつける
un artiste femme, une femme artiste(作家:女性作家という意味でも、冠詞はそのすぐあとに来る単語の性別になっています)
※敬称をつける:Madameをつける
Madame le ministre((女性の)大臣)
とすることができます。
6:動物名(つど確認する必要あり)
a-男性形女性形別:
coq, poule(鶏)など
b1-男性形のみ:
calmar(イカ)など
b2-女性形のみ:
carpe(コイ)など
※雌雄の区別を示す:名詞の前にmâle(雄)・femelle(雌)をつける
une femelle calmar(雌のイカ)
un mâle carpe(雄のコイ)
女性化は名詞の性の仕分け作業中に自然に覚えていくことも
フランス語学習時期には名詞の性の見分け方で苦労します。
しかし、仕分け作業を行うことによって頭の中で整理されていき徐々に慣れていきます。
その段階で、上で紹介したような規則についても自然に覚えていくこともあるかと思います。
仕分け作業の方法に関しては【フランス語の単語の性を本格的に覚えるなら後からがよい理由】をご参考くださいませ。
フランス語の名詞の女性形化に慣れましょう
規則がいちばん役に立つのが、フランス語中上級あたりになった頃からかと思います。
覚える名詞の量が一気に増え、いちいち名詞の男性形、女性形を調べる時間がなくなることも。
そういうときはぜひ紹介した規則を再度確認してみてくださいませ。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
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