【日本人にフランス語の発音が難しい3つの原因と解決法】

フランス語の発音が難しい……頑張って勉強しているのに、ぜんぜん上達しない。

どうして?

 

この記事を読むと、

 

  • フランス語の発音が日本人に難しい3つの原因
  • その対処法

 

についてわかるようになります。

 

日本人だからこそフランス語の発音が難しい3つの原因

 

日本人のフランス語学習者にとってフランス語の発音が難しい原因は、

 

  • 日本人が認識している言葉の音が少ない
  • 日本語には子音だけの発音が少ない
  • 日本語のリズムとメロディーがフランス語と違う

 

という3つのものです。

 

こういった、母語が外国語を学習するときに影響を及ぼすことを、

 

言語移転

 

と呼びます。

 

言語移転には、

 

  • 良い移転(正の移転)
  • 悪い移転(負の移転)

 

があります。

 

たとえば、de(~の)とかは、日本語の『の』と同じような使い方をするので、僕たち日本人には理解しやすいので正の移転

 

しかし、上に挙げたようなフランス語の発音が難しい原因となってしまっているような日本語の特徴は負の移転とされます。

 

読んでの通り、発音だけではなく、文法や言葉の選択、もちろんリスニングや会話の仕方など、すべてに言語移転が現れます。

 

フランス語の発音が負の移転で難しいならどうすればいいのか

 

まずはなにより、日本語の負の移転をしっかりと意識することが必要です。

 

  • 認識している言葉の音が少ない
  • 日本語には子音だけの発音が少ない
  • 日本語のリズムとメロディーがフランス語と違う

 

というのは、普段日本人が意識していないこと。

フランス語を含めた外国語を勉強するときに問題として顕在化します。

 

そして、原因を知らなければ対処法も取れません。

そのため、まずは現在自分がフランス語の発音ができないと感じているときに、

 

  • 認識している言葉の音が少ない
  • 日本語には子音だけの発音が少ない
  • 日本語のリズムとメロディーがフランス語と違う

 

のどれかが影響していないか確認してみましょう。

それぞれ言い換えると、

 

  • 認識している言葉の音が少ない→聞き取れないフランス語の音がある
  • 日本語には子音だけの発音が少ない→母音を入れてしまっている
  • 日本語のリズムとメロディーがフランス語と違う→片言になっている

 

のようになります。

 

フランス語の発音が難しい3つの原因に対する具体的な対処法

 

日本人が陥りがちなフランス語の発音の原因は、

 

  • 認識している言葉の音が少ない(聞き取れないフランス語の音がある)
  • 日本語には子音だけの発音が少ない(母音を入れてしまっている)
  • 日本語のリズムとメロディーがフランス語と違う(片言になっている)

 

の3つかもしれないと書きました。

それぞれの具体的な対処法について掘り下げていきます。

 

認識している言葉の音が少ない(聞き取れないフランス語の音がある)

 

  • フランス語の発音を知識として知る
  • 実際に練習する

 

という対処法が取れます。

 

こればかりは、いくらフランス語を聞き続けても上達することは稀かと思います。

 

なぜなら僕たちは普段、

 

母語の音のフィルターを通して世界の音を認識している

 

からです。

 

つまり、聞こえてきたフランス語の音は日本語化して聞こえてしまっています。

 

そのため、再現しようとしても日本語の音になっていることが多いです。

 

フランス語にも同じ音があればよいのですが、たとえば日本語にはないLとRなどはすべてラ行の音になっていることがないでしょうか。

 

そのため、

 

  • フランス語の発音を知識として知る
  • 実際に練習する

 

といステップを踏み、

 

自分でも音を出せる環境を作っておく

 

ことが大切になります。

 

日本語には子音だけの発音が少ない(母音を入れてしまっている)

 

早口的に発音する

 

のが対処法になるかと思います。

 

子音だけの発音とは、要は『あいうえおの段』と関係ない音だけの音。

 

50音図だと

 

 

のみしか存在しません。

 

そのため僕たち日本人にはフランス語の

 

cru(生の):crの間に母音がない

 

 

クル

 

のように発音してしまったりします。

 

ついつい母音を入れししまうんですね。

といか、子音だけを聞いても母音があると思ってしまう

 

そういう場合、

 

早口的に発音する

 

と子音だけで発音しやすくなります。

 

実は日本語でも例えば、

 

シチュー

 

と言ったときに、よく聞いてみると

 

シチューの『ューの部分』

 

にしか母音が出ていません。

 

言い換えると、

 

シチューの『シチ』は子音だけで発音されている

 

ので、

 

日本人であっても子音だけで発音はできる

 

のです。

 

そしてそういうときは、

 

日本語で比較的速く発音しているとき

 

です。

 

ためしに、

 

シ・チ・ュー

 

と区切りながらゆっくり発音してみると、

 

シチュー

 

と続けて発音した時の音と違うことに気が付けるかと思います。

 

そのような感じで、どうしても子音に母音をつけてしまうということなら、その箇所だけ

 

早口気味に発音してみる

 

練習がおすすめです。

 

日本語のリズムとメロディーがフランス語と違う(片言になっている)

 

フランス語のリズムとメロディーに意識しながらリスニングをして真似る

 

という対処法になります。

 

言い換えると、

 

フランス語のリズムとメロディーを再現できるようにする

 

必要があります。

そしてこれはフランス語の調音(一つ一つの発音の音を作ること・区別できること)より比較的簡単です。

 

なぜそんなことをする必要があるかというと、フランス語独自のメロディーやリズムを知らないと、

 

フランス語を日本語のメロディーとリズムで話す=片言になる

 

からです。

せっかくLやRなどの発音ができるようになっても、片言になってしまうのは、これが原因です。

 

日本人にはフランス語の発音が難しい原因を知って発音を上達させましょう

 

フランス語の発音を勉強するときに僕たち日本人が抱える3つの原因

 

  • 認識している言葉の音が少ない
  • 日本語には子音だけの発音が少ない
  • 日本語のリズムとメロディーがフランス語と違う

 

を知って対処していけば、フランス語の発音の上達可能だと思います。

 

 

フランス語の勉強ならこちらもおすすめです:

ネイティブ講師とフランス語会話を練習するなら
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中なのでお急ぎで(通常料金19800円から))