【(フランス語復習まとめ)いい理由、悪い原因の違いだけではない!grâce àとà cause de の違いをわかりやすく】

フランス語のgrâce àとà cause deって、『〇〇のおかげで』と『〇〇のせいで』でいいんだよね?

 

この記事を読むと、

 

grâce àとà cause deの違い

 

についてわかるようになります。

 

フランス語のgrâce àとà cause deの違い

 

結論から書くと、

 

  • grâce à:いい結果につながったという気持ちを表す理由
  • à cause de:それ以外の理由・原因(悪い理由や客観的な理由)

 

というのが、フランス語におけるgrâce àとà cause deの違いです。

 

ちなみに

 

grâce àもà cause deも後ろに名詞を来る表現

 

です。

 

掘り下げます。

 

grâce àはいい気持ちとともに

 

grâce àは、

 

いい結果につながったという気持ちを表す理由

 

のときに使います。

 

なので日本語ではよく、

 

〇〇のおかげで

 

と訳されます。

 

例えば、

 

Nous avons trouvé un bon restaurant grâce à vous. (おかげさまで、私たちは良いレストランを見つけました。)

 

という文では、

 

  • 結果:レストランを見つけられた
  • 理由:vousと呼ばれている人が教えてくれた

 

となるのでgrâce àを使います。

 

もちろん人に対してだけでなく、

 

Elle a amélioré son français grâce à des cours intensifs.(彼女は集中講座のおかげでフランス語を上達させました。)

 

のように、行いや無機質なものにも使えます。

 

悪いことだけでないà cause de

 

grâce àと対比的に扱われているのが、

 

à cause de

 

です。

 

grâce àがいい理由なので、à cause deは悪い理由(原因)に使う、みたいな。

確かにその側面は強いです。

 

例えば、

 

À cause de sa maladie, elle n’a pas pu participer à la fête. (病気のせいで、彼女はパーティーに参加できませんでした。)

 

という文は、

 

  • 結果:パーティーに参加できなかった
  • 理由:病気になった

 

という悪い結果とその原因のような構造になっています。

 

しかし、

 

à cause deは中立的な理由を表すという使い方もある

 

ので注意が必要です。

 

例えば

 

Je l’ai pris pour un médecin à cause de sa blouse blanche.(白衣のせいで、私は彼を医者だと思いました。)

 

のように、別段悪い理由(原因)でない(中立的なシチュエーションや条件)ときにもà cause deが使えます。

 

フランス語のgrâce àとà cause deの違いは

 

フランス語のgrâce àとà cause deの違いは、

 

  • grâce à:いい結果につながったという気持ちを表す理由
  • à cause de:それ以外の理由・原因(悪い理由や客観的な理由)

 

です。

 

ただà cause deは、多く悪い理由(原因)のときに使われます。

 

参考は以下の本でした。

 

Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー


 

 

現代フランス広文典[改訂版]


 

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