【発音記号を覚えてもフランス語がうまく発音できない3つの理由】
発音記号を覚えたらフランス語の発音が流暢になるかなと思ったけど、あまり変わらない…
この記事を読むと、
発音記号を覚えてもフランス語の発音がうまくならない理由
についてわかるようになります。
目次
フランス語の発音記号を覚えても発音がうまくならない3つの理由
結論から書くと、
- 実際の音が身についていない
- プロソディが身についていない
- 文中の音の変化に対応していない
という3つの理由で、
発音記号を覚えても通じる発音にならない
ということが起こります(僕には起こりました)。
掘り下げます。
実際の音が身についていない
発音記号は、実際の発音を文字に落とし込んだものです。
したがって、実際の音がしっかり身についていない状態で発音記号だけを覚えても、
発音記号からきちんとした発音を再現できない
ということが起きます。
プロソディが身についていない
実際のフランス語の発音が身についていて、かつ発音記号を覚えた場合でも、
プロソディ(言葉のメロディやリズム)が身についていないときちんとした発音にならない
ということが起きます。
というのは、
一般的な発音記号ではプロソディ(言葉のメロディやリズム)を示せない
からです。
発音記号はドレミの音階のようなもの。
しかし多くの人にとっては、楽譜を見ても音楽の再現は難しいのではないでしょうか。
文中の音の変化に対応していない
発音記号が一番使われるのは、単語帳の中ではないでしょうか。
ある単語がどう発音されるのかを示すために、意味やスペルと並列して発音記号が掲載されています。
しかし、各単語の音を発音記号から再現できるようになっても、
単語が並んだときの発音の変化を発音記号から再現するのは難しい
です。
たとえば、on、a、l’impressionの3つの単語の発音それぞれを発音記号から再現できても、
On a l’impressionと並んだときの『オナラプレッション』みたいな発音の再現は、すでに聞き知っているときを除いて困難
ではないでしょうか。
発音記号を覚える意味
とはいえ、発音記号を覚える意味はあります。
それは、
スペルに惑わされないで発音を予想できる
ということができるからです。
たとえば、
croient
というスペルを見て
『クロイエント』のように発音しそうになりそうなところを、発音記号を確認して『クロワ』のような発音であると認識できる
というメリットが発音記号を覚えることにはあります。
発音記号にはメリットがあります
フランス語の発音記号を覚えることにはメリットがあります。
しかし、発音記号だけを妄信しても発音の上達は見込めません。
それは、
実際の音の身につけることが一番大事
だからです。
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