【(まとめ)フランス語のtoutが副詞のときの意味と活用】

toutの使い方がよくわからなーい!

 

この記事を読むと、

 

toutが副詞として使われるときの意味と活用

 

についてわかるようになります。

 

※toutが形容詞として使われるときに関しては【(まとめ)フランス語の形容詞toutの意味と使い方】をご覧下さい。

 

副詞のtoutの意味

 

フランス語のtoutが副詞として使われるときには、

 

  • 完全に
  • 非常に
  • 全体的に

 

のような意味があります。

 

副詞として、

 

  • 形容詞
  • ジェロンディフ
  • 特殊な構文

 

などに意味を付け加えます。

 

副詞のtoutが形容詞に使われるときは3つの活用パターン

 

toutが形容詞に意味を加えるとき、

 

  • 性数変化なし
  • 性数変化あり
  • どちらでもよい

 

の3つの活用パターンに分かれます。

ちなみに

 

toutの活用

 

  • tout
  • tous
  • toute
  • toutes

 

となります。

 

掘り下げます。

 

tout+男性形容詞:性数変化なし

 

toutが

 

形容詞の男性形

 

と使われるとき(つまりその形容詞が形容する名詞が男性形)、

 

tout(無変化)+形容詞

 

という形になります。

単数も複数も関係ありません。

 

たとえば、

 

J’ai acheté un tout petit téléphone portable.

(わたしはとても小さな携帯電話を買った)

 

Les enfants jouent tout seuls dans le jardin.

(子どもたちが本当に彼らだけで庭で遊んでいる)

 

※この文のseulsのように、動詞のあとに置かれる形容詞は主語と性数一致で動詞の行為の状況を表しています(詳しくは【(まとめ)フランス語の形容詞が動詞のうしろにあるとき3パターン】をご覧ください)

 

のように使います。

 

tout+子音で始まる女性形容詞:性数一致あり

 

toutが

 

女性形の形容詞

 

と使われるとき、

 

  • toute+女性形容詞単数
  • toutes+女性形容詞複数

 

という性数の一致が起こります。

 

たとえば、

 

C’est une salle de cinéma toute neuve.

(これはまったくもって新しい映画館です)

 

Lave-toi les mains! Elles sont toutes sales.

(手を洗いなさい!めちゃくちゃ汚いじゃん)

 

のように使います。

 

tout+母音か無音のhで始まる形容詞:性数変化はどちらでもよい

 

toutが

 

  • 母音
  • 無音のh

 

で始まる

 

女性形容詞

 

と一緒に使われるとき、

 

toutの活用はしてもしなくてもよい

 

とされています。

そのため、

 

活用しない場合:

  • tout+母音か無音のhで始まる女性形容詞単数
  • tout+母音か無音のhで始まる女性形容詞複数

 

活用する場合:

  • toute+母音か無音のhで始まる女性形容詞単数
  • toutes+母音か無音のhで始まる女性形容詞複数

 

という形になります。

 

たとえば、

 

Elle était tout étonnée de son succès.

Elle était toute étonnée de son succès.

(彼女は彼(彼女)の成功に本当に驚いていた)

 

Elles étaient tout heureuses.

Elles étaient toutes heureuses.

(彼女たちは非常に幸せだった)

 

のように使います。

 

tout+ジェロンディフ

 

toutが

 

tout+ジェロディフ

 

のように使われると、

 

  • 譲歩
  • 対立

 

の意味を強めるとされています。

 

たとえば、

 

En reconnaissant ses mérites, je ne suis pas d’accord avec lui.

 

 

Tout en reconnaissant ses mérites, je ne suis pas d’accord avec lui.

(彼の長所は認めるが、彼の意見には賛成できない)

 

のように使います。

 

日本語なら、toutをつけた文は『長所』の部分を強く読む訳し方がよいかもしれません。

 

特殊な構文

 

名詞1+tout+名詞2

 

という形で、

 

完全な名詞2の名詞1

 

という意味として使われます。

名詞2を形容詞扱いしているパターンです。

 

たとえば、

 

un tissu tout soie

(純絹の織物)

 

のように使います。

 

副詞としてのtoutを使えるようになると

 

上で紹介したとおり、

 

副詞のtoutは活用することもある

 

ので、一見形容詞と勘違いしてしまうこともあり混乱の原因になるかもしれません。

 

しかし、規則をきちんと覚えれば、見たときに形容詞のtoutと副詞のtoutが区別できるようになるかと思います。

 

というわけで、おすすめの勉強の仕方は、インターネットを使った勉強法がおすすめです。

 

たとえば、

 

  1. ネット検索ページやツイッターなどでtout, toute, toutes, tout enなどで検索し実際の用例を読む(インプット)
  2. 気になったものを書き出してみる(アウトプット1)
  3. それぞれのあとに続く名詞を好きなものに変えてオリジナルな文を作る(アウトプット2)

 

というようなステップを踏むのがよいかと思います。

使われているtoutが形容詞なのか副詞なのか注意しながらすると効果的かと思います。

 

 

参考は以下の本でした。

 

Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー

 

 

現代フランス広文典[改訂版]