【知っておきたい!フランス留学をしたらフランス語を話せるという誤解の3つの原因】
フランスに来て早〇〇年。
フランス語が上手に話せるようにならない。
どうして??
この記事を読むと、
フランスに留学したらフランス語を話せると思ってしまう3つの原因
についてわかるようになります。
目次
どうして留学すればフランス語が話せるようになると思ってしまうのか-3つの原因
結論から書くと、
- 優越の錯覚
- 楽観主義の錯覚
- コントロールの錯覚
という3つの錯覚により、僕たちは
フランスに留学すればフランス語を話せるようになる
という誤解をしてしまいます。
ちなみにこの3つの錯覚は、
健常な人なら通常持っている錯覚
です。
そのため自分を責める必要はありません。
深掘りします。
優越の錯覚でフランス語を話せるという誤解
優越の誤解は、
- 自分は人より優れた能力を持っている
- 自分は人より優れた性格をしている
という錯覚です。
ありませんか、
成功している人を見ると、わたしもできると思ってしまう
ことが。
それ……
錯覚
です(ほとんどの場合)!
根拠もなく何かができると思ってしまう錯覚
により、
- フランスでフランス語を使って働いている日本人
- フランスに語学留学してフランス語が話せるようになった日本人
についてどこかで読んだり聞いたりして、
フランスに留学すれば自分もフランス語を話せるようになる
と思ってしまうことがあります。
楽観主義の錯覚でフランス語を話せるという誤解
楽観主義の錯覚は、他の言葉では
楽観主義バイアス
と呼ばれます。
もしかして、こちらのほうが通じやすいかもしれません。
これは、
自分にはいいことが起きる
という錯覚です。
確率的にはほぼ勝つことのない宝くじを、
- 自分が買ったら当たると思う
- 買わなきゃ当たらないと思う
のが、楽観主義の錯覚です。
僕もよく陥ります(笑)
この楽観主義バイアス(錯覚)により、
フランスに行けばフランス語はなんとかなるんでしょ
と思ってしまうことがあります。
コントロールの錯覚でフランス語が話せるという誤解
コントロールの錯覚というのは、
結果や事象をコントロールできる
という錯覚です。
これは例えば、
買う宝くじの番号を自分で選んだほうが当たるような気がする
というものです。
宝くじが当たるか当たらないかは確率の問題なので、自分でバラを選んでもセット購入しても変わりません。
しかし、
自分で選択すると確率が上がるという誤解
をすることが多いです。
僕もよくバラ買いをしていました(笑)
このようなコントロールの錯覚により、
フランスのこの語学学校(選択)で勉強すればフランス語が話せるようになる
と思ってしまうことがあります。
どの語学学校に留学しようと、フランス語を話せるようになる確率は変わらない
です。
フランス語を話せるかどうかは、留学した人の勉強方法とその時間によるからです。
どうしたら留学したらフランス語を話せるようになるのか
フランス語が話せるようになるかどうかは、
- どうやって勉強したのか
- どれだけ勉強したのか
によって決まります。
そのため、フランスに留学しても
- 勉強の仕方が悪い
- 勉強の時間が足りない
とフランス語を話せるようにはなりません。
- きちんと語学学校で毎日まじめに勉強している
- 宿題もしている
と思うかもしれません。
が、その場合、
個人としてはそれだけでは不十分
ということです。
たしかに語学学校での勉強や宿題だけでも、フランス語を話せるようになる人もいるかもしれません。
しかし、大半の人はそうではありません。
自分は語学学校の勉強だけでフランス語を話せるようになるくらい優れている
という優越の錯覚や、
フランスに留学したらいつのまにかフランス語を話せるようになる
という楽観主義バイアスや、
自分が選んだ語学学校で勉強すればフランス語が話せるようになる
というコントロールの錯覚によって
フランス語が話せるようになると誤解している
だけです。
それだけじゃない!
フランス語の映画を見たり、フランス人の友だちと話したりもしている!
学校以外でも自分でも勉強している!
と思うかもしれません。
しかし、繰り返しになりますが、フランス語が話せるようにならないのは、
- 勉強の仕方が悪い
- 勉強の時間が足りない
からです。
- どうやって勉強したらフランス語が話せるようになるのか
- どれだけ勉強したらフランス語が話せるようになるのか
は
人によって違う
ので、フランスに留学して話せるようになりたいのなら、フランス語を留学した後に
- フランス語に話せるようにやり方を変える
- フランス語が話せるようになるまでフランス語の勉強時間が増える
必要があります。
留学に関する誤解を解いてフランス語を話せるようになりましょう
フランス留学は、確かにフランス語を話せるようになるには優位に働く面もあります。
日本でフランス語の参考書に向き合っているのに比べたら段違いです。
しかし、
- 優越の錯覚
- 楽観主義のバイアス(錯覚)
- コントロールの錯覚
をして、
フランスに留学さえすればフランス語を話せるようになる
と思っている場合は、
いつまで経ってもフランス語を話せるようにはならない
という現実が待っています。
- 自分はどうやったらフランス語が話せるようになるのか
- 自分はどれくらい勉強したらフランス語を話せるようになるのか
を考えつつ、フランス語学習をするのがよいかと思います。
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