【失敗しないフランス語の読解(リーディング)教材の選び方】
フランス語の読解力を鍛えたいから有名な小説や新聞に挑戦している。
けど、まったくページが進まない。
理解しているかもわからない。
これでいいのかな?
この記事を読むと
フランス語読解のための失敗しない教材の選び方
についてわかるようになります。
目次
基準は知っている単語のパーセンテージです
結論から書くと、
9割近くの単語の意味がわかるフランス語の読解教材を使う
ことが、
フランス語の読解力を上げるの正しい方法です。
掘り下げます。
知っている単語の割合がフランス語読解力向上に重要な理由
意味を理解できる単語の数が多い時点で読解力が高いじゃん!
という突っ込みが来そうです。
そのため、まずはそれについて説明します。
まず、
知っている単語の数と読解力は比例する
は、前提です。
しかし、
知っている単語の数が多いだけでは読解力は上がらない
ので、
知っている単語の割合が多い読解教材を選ぶ
というのがこの記事で主張したいことです。
読解力は
読んで総合的に理解する力
です。
つまり、
単語だけでは足りない
です。
フランス語の読解力の向上とは、
- フランス語の単語
- フランス語の文法
- 書かれている内容の背景
などの知識を駆使して、
文全体として何が言いたいのかをわかる力を上げること
です。
そして
文法は単語で出来ている
ので、
知っている単語の割合が多いほうがよい
ということになります。
なぜなら、
知っている単語の割合が多いほどわからない単語のある文の意味の推測が容易になる
からです。
それは
- 1つの文章の中で知らない単語が1割合っても、残り9割からその単語の意味が推測できる
- 1つの文章の中で知らない単語が1割以上合っても、前後の文章全体として1割以下なら意味が推測できる
からです。
9割以上単語の意味を知っている読解教材を見つける方法
読解教材には2つの種類があります。
- 参考書や問題集といった解説のある学習教材
- 新聞や本といった生教材
です。
フランス語の読解力を高めたい場合、
学習教材→生教材
という順番がおすすめです。
具体的には、
仏検用の教材→生教材
です。
仏検は受ける気がない!
フランス語の文を楽しみたいんだ!
という意見もありますが、
フランス語の読解力を上げるのが目的
なら、学習教材は効果的です。
特に
仏検の参考書は日本人のフランス語学習者向けに書かれている
ので、
日本人がフランス語の読解で躓きやすい箇所をきちんと解説している
からおすすめです。
目安としては、
5級から3級:会話文
準2級から1級:高度な会話文+書き言葉
となります。
どの仏検のレベルから勉強し始めたらよいのかには、
が参考になるかと思います。
仏検の参考書や問題集に関しては
【(保存版)独学でフランス語検定(仏検)に合格!おすすめな参考書、問題集のまとめ】
にまとめておきました。
忘れてはいけないのが、
仏検の参考書や問題集だけでは充分ではない
ということです。
トレーニングの後には実践が必要なのは、スポーツや仕事と同じ
です。
そこで生教材の登場です。
生教材の選択で必要になるのが、
9割以上単語を知っている
という条件です。
そのため、
でたらめに選ぶと高確率で失敗
します。
たとえば
『星の王子さま』
に初めから手を出してしまったりです(僕の経験)。
『星の王子さま』は有名だし、お話も子供向けだろうから簡単だろうとフランス語学習者がうっかり手を出してしまう本なのですが、
- 難解な表現
- 難しい単語が多め
- 物語(書き言葉)調
であるため、レベルとしては高めだったりします。
そのため、仏検のところでも紹介しましたが、
3級までは主として会話文を学ぶ
ということからもわかるように、初めは会話文が多い生教材を選択することがおすすめです。
いろいろなフランス語の生教材をパラ見して、
単語の意味がほぼわかる
というものを使い読むようにしましょう。
というわけで、レベル別の読解教材の選択方法については、
【(徹底解説)フランス語の読解(リーディング)のおすすめ勉強方法】
にまとめてあるので、よかったらご参考くださいませ。
※ちなみに『星の王子さま』に関しては、フランス語文法入門書としてとてもよい参考書があります。
【フランス語初心者におすすめなフランス語の文法書ー星の王子さまと学びましょうー】
僕はフランス語の文法の基礎はこの本から作られました。
自分の読解力を上げられるフランス語教材を使いましょう
フランス語の読解力を上げたいなら、
単語の意味が9割はわかる教材
を使うようにしましょう。
おすすめの勉強方法としては、
仏検の教材→生教材という順番で勉強すること
でした。
仏検の教材に関しては、
【(保存版)独学でフランス語検定(仏検)に合格!おすすめな参考書、問題集のまとめ】
フランス語の勉強ならこちらもおすすめです:
- 【この11冊でだいじょうぶ!フランス語学習におすすめな教科書・参考書・テキストのまとめ】
- 【(徹底比較)フランス語の試験はどれを受けるべき?仏検、DALF、DELF、TCF、TEFの概要と3つの比較】
- 【フランス語が話せるようになるためのあと一歩を教えます】
- 【(徹底解説)独学でフランス語を勉強する方法・コツ】
- 【(徹底解説)フランス語会話ができるようになる4ステップの勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の発音のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の聞き取り(リスニング)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の文法のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語単語の効率的な勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の読解(リーディング)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語のライティング(フランス語作文)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の綴り(スペル)を覚えるおすすめな2ステップ】
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中なのでお急ぎで(通常料金19800円から))