【(フランス語復習まとめ)フランス語でよく使う9つの時制】

フランス語では現在過去未来以外の時間の文はどう作ったらいいの?

 

この記事を読むと、

 

フランス語でよく使う9つの時制

 

についてわかるようになります。

 

フランス語でよく使う9つの時間

 

結論から書くと、

 

  • 未来
  • 前未来(未来の前の時間)
  • 近接未来
  • 現在
  • 近接過去
  • 過去
  • 半過去(過去の状態)
  • 大過去(過去の過去)
  • 過去から見た未来

 

の9つのが、

 

フランス語でよく使う時制

 

です(フランス語でよく使うと書きましたが、日本語でも同じ時間と関連さでいろいろ言うことができます)。

 

掘り下げます。

 

フランス語の現在過去未来

 

フランス語を勉強していて一番理解しやすいのが、フランス語の現在過去未来の文ではないでしょうか。

使う動詞の形もきれいに分かれています。

 

たとえば一人称(わたし)とManger(食べる)を例にすると、

 

  • 未来:単純未来:Je mangerai 
  • 現在:単純現在:Je mange
  • 過去:複合過去(avoirかêtre + 過去分詞):J’ai mangé 

 

となります(複合過去の複合とは、2つの単語で過去を表しているからです)。

 

フランス語の近接未来と近接過去

 

日本語だと、

 

  • 直前:食べに行くところ
  • 直後:食べたところ

 

のようになるのが、フランス語の

 

  • 近接未来:直前:食べに行くところ
  • 近接過去:直後:食べたところ

 

です。

 

それをフランス語を使って表すと、

 

  • 近接未来:Aller + 不定詞(動詞の原形):Je vais manger
  • 近接過去:Venir + de + 不定詞:Je viens de manger 

 

のようになります。

 

フランス語の半過去

 

日本語でも、

 

  • 過去のワンアクション:ご飯を食べた
  • 過去の継続アクション:ご飯を食べていた
  • 過去の背景(状況):寒かった

 

のように過去の話でも言いたいことによって述部が違うように、フランス語でも違います。

 

そしてフランス語で気をつけなければならないのが、

 

  • 単純過去:過去のワンアクション:ご飯を食べた
  • 半過去:過去の継続アクション:ご飯を食べていた
  • 半過去:過去の背景(状況):寒かった

 

のように、日本語で過去の背景や状況を言いたいときは、「ていた」になっていなくても半過去を使うということです。

 

なので「ご飯を食べていた」と「寒かった」は、

 

  • 半過去:Je mangeais 
  • 半過去:Il faisait froid 

 

のようになります。

 

フランス語の前未来と大過去

 

個人的には、フランス語の前未来と大過去は一緒に勉強したほうがよいかと思います。

 

その理由は、

 

過去→現在→未来

 

というふうに、右に時間が進むと考えると、

 

(大過去→過去)→現在→(前未来→未来)

 

のように、両方とも過去や未来の前の時間につて話しているからです。

 

それぞれの時間を対応する時間とカッコで閉じた理由は、

 

  • 過去の言及なしに大過去は使えない
  • 未来の言及なしに前未来は使えない

 

からです。

 

なのでフランス語を使って表すと

 

  • 前未来:avoirかêtreの未来形 + 過去分詞:Je aurai mangé ça avant l’été (夏前にそれを食べておく)
  • 大過去:avoirかêtreの半過去 + 過去分詞:J’avais mangé ça avant l’été (夏前にそれを食べておいた)

 

のようになります。

 

フランス語の過去から見た未来

 

ちょっと毛色が違うのが、

 

過去から見た未来の時間表現

 

です。

 

具体的には、

 

わたしは食べると言った

 

という文は、

 

  • 全体として過去の文である
  • 食べるというのは未来のことについて話している

 

という過去から見た未来の構造をしています。

 

こういうとき、フランス語で

 

過去から見た未来:条件法:J’ai dit que je mangerais

 

となります。

 

よく使われるフランス語の9つの時間の文

 

フランス語の文を作るときは、ひとまず

 

  • 未来:単純未来:Je mangerai 
  • 前未来:avoirかêtreの未来形 + 過去分詞:Je aurai mangé ça avant l’été
  • 近接未来:Aller + 不定詞(動詞の原形):Je vais manger
  • 現在:単純現在:Je mange
    • 近接過去:Venir + de + 不定詞:Je viens de manger 
  • 過去:複合過去(avoirかêtre + 過去分詞):J’ai mangé 
  • 半過去:Je mangeais 
  • 大過去:avoirかêtreの半過去 + 過去分詞:J’avais mangé ça avant l’été 
  • 過去から見た未来:条件法:J’ai dit que je mangerais

 

の9つの時間表現を使って作るといいと思います。

※ひとまずとしたのは、接続法過去なども実際はあるからです。

 

参考は以下の本でした。

 

Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー


 

 

現代フランス広文典[改訂版]


 

 

 

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