【(徹底解説)フランス語単語の効率的な勉強方法】
フランス語の単語の効率的な覚え方ってないかな?
この記事を読むと、
フランス語の単語力をつけるためのおすすめな勉強方法
についてわかるようになります。
目次
(超重要)フランス語の単語を効率的に覚えるときに必要なもの
結論から書くと、
- 単語の音と意味の結びつき
- 使われる場面のイメージ
- 必要になるものだけを学ぶという割り切り
の3点が
フランス語の効率的な単語学習に必要
になります。
簡単に掘り下げます。
単語の音と意味の結びつき
単語は、もともと
『音と意味』が結びあってできたもの
です。
そして、
文字が誕生したのはだいぶ後
です。
そのため、
- 音で知っていれば書き方を知らなくても意味を理解し合える
- 言えるけど書けないという状態は比較的簡単に改善できる
しかし、
書けるけど音にできない場合はその後の習得が難しくなることもある
ということが起こりえます。
使われる場面のイメージ
単語は単体で存在しているときは結構意味が曖昧。
使われる場面(シチュエーション)で意味がしっかりと固定されます。
たとえば日本語でも、
好き
という形容詞は、対象が
- 物であるのか(チョコレートが好き)
- 一般的な人であるのか(トムクルーズが好き)
- 特定の人であるのか(あなたが好き)
で意味が変わってきます。
このように、
ある単語がどのような場面でどのように使われたのか
ということも非常に大切になってきます。
必要になるものだけを学ぶという割り切り
単語の数は無限に近い
です。
そのため、
必要なものだけを学ぶという割り切り
をしないと無限単語の沼にはまってしまいます。
効率的にフランス語の単語を覚えられる勉強方法4選
結論を書くと、
- 単語はまず聞いて覚える
- 名詞の性別はいっしょに覚える
- 単語の使われるシチュエーションを想定する
- 覚える単語の範囲を絞る
の4つの勉強方法がおすすめです。
掘り下げます。
単語はまず聞いて覚える
単語は音を重視して覚えましょう。
言えるけど書けない単語は、後からちょっと練習すれば書けるようになります。
しかし書けるけど言えない単語は、文字につられてずっとカタコトになりがち。
最初に覚えるべきは単語の音と意味
であって、
読み方は二の次
です。
とくにこれからフランス語の単語を覚えるという方には、音声付きの教材がマストアイテム(発音記号があればなおよし)。
おすすめの単語帳はクラウン フランス語単語 入門。
詳しい内容は【フランス語初級者の単語の参考書なら『クラウン フランス語単語 入門』がおすすめな5つの理由】をご参考にくださいませ。
音以前に、フランス語の発音やリスニングに自信がないという方は、
をご参考くださいませ。
名詞と名詞の性別は1つのものとして覚える
フランス語の名詞には男女の性別があります。
これを覚えるには、
- 性別の傾向のルールを覚える
- 常に冠詞と一体化
- 音で覚える(重要)
という方法が1番効果的。
男性名詞だけを集めたリストを作ったりしても、あまり効果はありません。
むしろ、
冠詞と名詞を同時に音で覚えている
ほうが会話の時も書く時も、パッとでてきます。
問題は冠詞の種類。
基本はle、laといった定冠詞で覚えるといいのですが、母音などで始まる単語の場合、l’ananasのようにleなのかlaなのかわからないときがあります。
そういうときは、un, uneや部分冠詞(du, de l’)を使いましょう。
単語の使われる場面(シチュエーション)を想定する
単語は連想。
単体で覚えるよりも、
特定のシチュエーションと関連付けていくほうが記憶に残りやすい
です。
たとえば、ananas(パイナップル)という単語を覚えるとき、
- 病気のときに家で食べたun ananas
- フルーツポンチを食べた川越のあのお店で食べたun ananas
- コロナで日本に戻ってきたときに泊まっていた宿のキッチンで食べた甘いun ananas
のように連想しつつ単語を覚えます。
連想は
個人的なシチュエーション(例の2つ目や3つ目)のほうがより印象に残りやすい
ので、なおよしです。
そうすると、
- パイナップルってフランス語でなんだっけ?
- パイナップルといえば……あの宿で食べたのが甘かった……
- 川越の食堂で食べたりもした……
- un ananas!
という感じで思い出せることが多くなります。
それを繰り返すと、シチュエーションを思い浮かべなくても、単語がパッと出てくるようになっていきます。
シチュエーションが思い浮かばない場合は、単語帳の例文を使いましょう。
そのため、次に紹介するような例文付きの単語帳のほうがおすすめです。
覚える単語の範囲を絞る
単語の数は無限に近い
です。
しかし、個人それぞれが使う単語の範囲は区切られています。
そのため単語を覚えるなら、
まずは会話に使われるもの
を。
それ以上のレベルの単語は、
自分の専門のことを話すときやフランス語を読むときに必要
になってきます。
もちろん会話で使われる単語も読むときに必要ですから、
会話単語→専門・読解単語
という順番で覚えていくとよいです。
読解用単語は基本的には広く浅く、読んだらわかるというレベルで。
自分の分野(専門だったり興味があったり)の単語は深く覚えると、読んだり話せるようにしておくと会話のときに話が弾むのでおすすめです。
会話から読解単語までは、
の3冊がおすすめです。
自分の分野の単語は、
辞書を引いて自分で単語帳を作っていく
しかありません。
おすすめ電子辞書(使いやすさと速度でいうとアプリや紙の辞書より電子辞書が一番です):
辞書サイト:
【利用別・フランス語の意味を調べるときに使いたいおすすめ辞書サイト4選】
アプリ:
ios : 小学館 ロベール 仏和大辞典
android : プチ・ロワイヤル仏和(第5版)・和仏(第3版)辞典
などで覚えていきましょう。
フランス語の単語を覚えるときに注意すること
一枚のカードの裏表に単語と意味の書いてあるような単語暗記カード
は、
最初からは使わない
ほうがよいです。
なぜなら、
単語と日本語訳のみという連想の余地のないものでは、意味が定着しにくいから
です。
最低1回は例文とともに単語を勉強し、その復習として単語帳を使うのはあり
です。
フランス語の単語を覚えてフランス語を話せるようになりましょう
単語力は会話のかなめ。
単語がわからなければ、最小単位のコミュニケーションさえとれません。
効率よく覚えて、フランス語で楽しい会話ができるようになりましょう。
紹介したおすすめ単語帳:
紹介したおすすめ電子辞書:
紹介したおすすめアプリ:
ios : 小学館 ロベール 仏和大辞典
android : プチ・ロワイヤル仏和(第4版)・和仏(第3版)辞典
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>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中なのでお急ぎで(通常料金19800円から))
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