【フランス語の単語は聞き取れるのに文が理解できないという間違いを止めましょう】
フランス語会話や聞き取りの練習をしていると、フランス語の単語は聞き取れるのに文の意味が理解できない……どうすればいいの?
この記事を読むと、
フランス語の単語は聞き取れても文が理解できないという間違い
について分かるようになります。
目次
フランス語の単語は聞き取れるのに文が……
結論から書くと、
単語が聞き取れることは文を理解できることを意味しない
です。
言い換えると、
- フランス語の単語を聞いて理解できる
- フランス語の文を聞いて理解できる
は
別の技術であるので、フランス語の文を聞いて理解できる技術が必要である
ということです。
掘り下げます。
フランス語の単語とフランス語の文を聞き取るときの違い
聞き取りに際して、フランス語の単語とフランス語の文では重なる部分はあっても大きく違います。
例を挙げると、
フランス語の単語の聞き取りに関連しているもの:
- 個々の音の発音
- 1つの意味
フランス語の文の聞き取りに関連しているもの:
- フランス語の単語の聞き取りに関連しているもの(個々の音の発音+1つの意味)
- 個々の発音以上の発音の力
- 決まり文句力
- 文法力
のように違います。
個々の発音以上の発音の力というのは、
- プロソディ(フランス語らしさを作るメロディやリズムなど)
- イントネーション
- 複数の単語が合わさったときの音変化のルール
- 複数の文が合わさったときの音変化のルール
のことを。
決まり文句力というのは、
- 単語ではないが単語のように覚える必要のある単語以上の言葉(例:By the way (ところで)など)が理解できる
のことを。
そして、文法力というのは、
- 音だけで単語の順番から派生する意味を理解できる
- 音だけで単語の変形から派生する意味を理解できる
のことを指します。
このように、
単語の聞き取りと文の聞き取りは必要とする技術の範囲が異なる
ので、
単語を聞き取れても文が理解できないことがあるのはあたりまえ
です。
単語の聞き取りができている人が文の理解ができるようになるには
上で書いたように、単語と文の聞き取りでは必要とする力の範囲が違います。
そのため、すでに単語の聞き取りができているのに、文の理解ができない人は、
音でフランス語の文が理解できるようになるための力が必要
です。
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