【フランス語留学をしてもフランス語を話せるようになりにくい原因】
留学してフランス語漬けになれば、自然にフランス語がじょうずになるよね……?
この記事を読むと、
フランス語留学してもフランス語の会話能力が上達しにくい原因
についてわかるようになります。
目次
フランス語留学をしてもフランス語会話が上達しない条件
今はフランス語を話せないけれど、留学して初級コースから入れば1から教えてもらえば話せるようになるかも、と思って留学をする人がいます。
しかし、
- フランス語のレベルが低すぎる
- まったくフランス語が話せない
場合、フランス語留学をしてフランス語漬けの生活をしても、
フランス語の会話能力が上達しない可能性が高い
です。
深掘りします。
『フランス語レベルが低すぎる状態』で留学をしてもフランス語会話能力が上達しにくい原因
フランス語のレベルが低い、まったく話せない状態でフランス語学留学をすると、
語学学校の先生が話していることがわからなすぎて意味の把握ができない
のでフランス語の会話力が上がりません。
教科書が配布されるので、辞書と格闘しながら読んでいけば、ある程度読み書きやその知識を元にしたフランス語を言うことができるようになりますが、
- 教科書の文そのまま
- 教科書の文をすこし応用
以外の会話ができません。
フランス語が『まったくできない状態』で語学留学するとほぼフランス語会話が上達しない原因
フランス語力0の状態で語学留学すると、フランス語の会話能力の上達は絶望的です。
繰り返しになりますが、
語学学校の先生が話していることも、授業も、教科書もすべてわからない
からです。
まったく取っ掛かりがないうえに、生活もフランス語ばかりになってしまうので、フランス語学習の状況としては絶望に近い
ものです。
たとえばこれはフランス語ではないのですが、僕が以前働いていた日本語学校にある中国人の学生が入ってきました。
この学生の日本語知識は0。
ひらがなの書き方ももわかりません。
僕の働いていた学校では、本来ならほんの軽くでも日本語を勉強したことがある者のみ入校させるようにしていました。
なぜなら学校の目標が2年以内にN2という日本語の試験合格を目指すもののため、スタート時の最低限のレベルを定めていたからです。
しかし日本語知識0の学生は、書類上何が起きたのか入学してしまいました。
僕は彼の所属するクラスを半年受け持ったのですが、彼ができるようになったのは、
- 日本語の文を書き写し(平仮名やカタカナや日本の漢字の書き方を覚えた)
- 簡単なあいさつ
だけでした。
もちろん半年の間、他のベテラン先生とも協力して授業後に特別レッスンなどを施したのですが、それでもあまり実を結びませんでした。
これはフランス語留学をしたのに、
- 教科書の答えを見ながらでないと文が書けない
- 簡単なあいさつしかできない
という状況に似ていないでしょうか?
フランスに語学留学する前に、日本で最低限のフランス語を勉強しておきましょう
フランス語圏に留学しても、
フランス語レベルが低すぎるとフランス語会話の上達は絶望的
です。
日本にいてもフランスにいても自分で勉強できるところは、日本にいるうちに勉強しておきましょう。
語学学校は、
勉強したフランス語を実験して、間違っているところを講師に直される場所
という認識がよいかと思います。
勉強の仕方は、
にまとめてあるので、よければご参考くださいませ。
※(無料体験あり)オンラインレッスンで近道という手もあります。
フランス語の中でも特に『フランス語会話』ができるようになるには、学習初期の会話の練習がかなり重要です。
なぜなら、僕たち非ネイティブの発音と作文(オリジナルの文を作ること)が合っているかどうかは、
ネイティブの判断にしかわからないから
です。
そしてフランス語の学習初期にネイティブとの会話の練習をしておかないと、あとから
それまでに間違って覚えた発音や文法の知識を総復習する必要
に迫られます。
というわけで、例えば英語教育でも有名なベルリッツのフランス語のような、発音重視のオンラインレッスンでフランス語教授法の資格のあるネイティブとの会話練習を数か月受けておくのがよいです。
特に問題集を解き始めると、いろいろな疑問が出て来たりしますが、そういった疑問をネイティブの講師にぶつけることもできるので、
- 発音
- 作文
- フランス語に関する疑問
という3つの問題を解決できるようになります(ちなみにネイティブでも資格持ちがよいのは、僕たちがネイティブでも日本語教授法の資格でもなければ『シンジのジの音』と『時間の時の音』の違いを説明できないのと同じ理由からです)。
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