【フランス語会話に個人的に役に立たなかった勉強方法5選】

フランス語会話ができるようになりたいけど、これはしなくてもよいっていう勉強方法はあるかな。

 

この記事を読むと、

 

フランス語の日常会話のためにしなくてもよかった5つの勉強方法

 

についてわかるようになります。

 

個人的な観測からフランス語会話に役に立たなかった勉強方法5選

 

結論から書くと、

 

  • 難しい小説でリーディング
  • フランス語の字幕を書き写す
  • フランス語会話例文集をリーディング
  • ニュースフランス語のリーディング・リスニング
  • 単語をリーディングやライティングで覚えようとする

 

の5つの勉強方法は、今思い返しても

 

フランス語の日常会話には必要なかった

 

というものです。

 

掘り下げます。

 

難しい小説でリーディング

 

フランス語の小説で日本で有名なのは『星の王子様』や、バルザック、ヴィクトリア・ユゴーとかなのではないでしょうか。

 

そして僕は、

 

小説が読めるようになればフランス語会話もできるようになる

 

と勘違いしていたことがあります。

 

名前は忘れてしまいましたが、フランスの文学賞を受賞している作家の小説を買い、辞書を片手に毎日数ページずつリーディング

しかし、フランス語の日常会話のレベルに変化はありませんでした。

 

当然です。

なぜなら、いわゆる純文学的な小説では、

 

セリフの文より地の文が多く、あまり日常会話では使わないような言葉がたくさんでてくる

 

からです。

 

そこから得た教訓は、

 

セリフの多い小説を読む

 

というものです。

日本でも携帯小説のようなジャンルでは、多くの場合、口語的な文章が多用されています。

 

結論として、フランス語の日常会話のための勉強が目的であるのなら、そういったセリフの多い小説(や漫画)のほうを読むことをおすすめします。

 

フランス語の字幕を書き写す

 

映画や音楽のフランス語の字幕や歌詞を書き写すことにより、より深くフランス語の音にふれて記憶に残ると思っていたのが、

 

映画を見ながらフランス語の字幕を書き写す

 

という勉強方法です。

 

具体的には、僕はフランス語字幕の付く『アメリ』を見ながら字幕を書き写していたのですが、日常会話力の向上にはあまり役に立ったとは言えませんでした。

 

今ならわかりますが、たとえ音声を聞いた後であっても、

 

字幕を書き写す行為はライティングとリーディングに偏った勉強方法

 

にすぎません。

 

書いても読めても会話のときに『きちんと発音できない』

 

のなら、会話では役に立ちません

 

教訓としては、

 

映画や音楽でフランス語の会話の勉強をするなら、音と意味に集中するべき

 

というものです。

 

なぜなら会話で使うのは、

 

ある言葉の意味をフランス語の音で言い表したものだから

 

です。

 

フランス語会話例文集をリーディング

 

大きく勘違いしていた勉強方法の1つが、

 

フランス語の会話例文(集)を『読んで』覚えたら会話ができる

 

というものです。

 

しかし実際には読んで会話例文を覚えても、予想に反して、フランス語会話能力はそこまで劇的に上がりません。

 

なぜなら、

 

いくら会話の例文を『読んで』覚えても、実際にネイティブと話すときに使うのは『実際のフランス語の音』

 

だからです。

 

僕たち非ネイティブが

 

  • 黙読するときのフランス語の音
  • 読み上げるときのフランス語の音

 

は、その時点では正しいのかどうかわかりません。

 

その理由は、

 

ネイティブがきちんと理解できる音だけが正しいフランス語の音であるから

 

です。

 

この勉強方法からの教訓は、

 

フランス語の会話例文を覚えるのならネイティブの音を中心に覚えたほうがいい

 

というものです。

 

ニュースフランス語のリーディング・リスニング

 

ニュースのフランス語素材はたくさんあります。

 

また、フランスの国営放送などは多くの場合フランス語を勉強するためのページを用意してあり、僕たち学習者を手伝ってくれます。

 

しかし、日常会話をするのには、ニュースはあまり役に立たないのではないでしょうか。

なぜなら、

 

ニュースフランス語は一方的なスピーチであるから

 

です。

 

ニュースの性質上あたりまえなのですが、ニュースは会話ではなく報道です。

そのため、会話の話題として、語彙などを増やすのはいいと思います。

 

しかし、フランス語での会話の途中でニュースのように一方通行で話し始めたら……やっぱりおかしいのではないでしょうか。

 

教訓としては、

 

簡単に手に入る教材でも、会話能力向上の目的に合っているかきちんと判断すべき

 

というものでした。

 

単語をリーディングやライティングで覚えようとする

 

知っている単語の数を増やせば日常会話ができるようになる!

と思って、市販の単語帳や自作の単語帳を読んだり作ったりして覚えましたが、あまり会話では活かされませんでした。

 

その原因は(何度も上でも繰り返していますが)、

 

読んだり、書いたりして単語を覚えていたから

 

です。

 

実際のフランス語の音で覚えていなければ会話では使えない

 

この一言の教訓に尽きます。

 

フランス語の日常会話が目的なら

 

フランス語の日常会話能力の向上が目的なら、

 

  • 難しい小説でリーディング
  • フランス語の字幕を書き写す
  • フランス語会話例文集をリーディング
  • ニュースフランス語のリーディング・リスニング
  • 単語をリーディングやライティングで覚えようとする

 

の5つの勉強方法は避けるようにしましょう。

もちろん、それ以外の能力の向上(主にリーディング)には役に立つのですが、

 

会話能力の向上には別の勉強方法

 

を取るようにしたほうがよいかと思います。

 

 

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