【フランス語の初心者は小説でリーディングの練習をしないほうがよい1つの理由】

フランス語の読解力を上げたいから、小説を読もうと思う。

 

この記事を読むと、

 

フランス語の初心者は小説を使ってリーディングの勉強をしないほうがよい理由

 

についてわかるようになります。

 

フランス語初心者が小説を使ってリーディングの勉強をしないほうがよい1つの理由

 

結論から書くと、

 

地の文の読解が難解であるから

 

という理由で、

 

フランス語の初心者には小説を使ったリーディングの勉強はおすすめできない

 

と言えます。

 

掘り下げます。

 

小説に使われる2つの文

 

日本の小説でも同じですが、小説には

 

  • キャラクターの言葉
  • それ以外の言葉(地の文)

 

の2つの文が存在します。

 

キャラクターの言葉というのは、いわゆる漫画などで使われるようなフキダシ(雲みたいな記号の中にセリフがあるもの)に代表されるような、会話的な文、です。

 

それに対して地の文には、状況描写、説明、抽象的な情緒を喚起させる文など色々なものが含まれ、会話的ではない文です。

 

フランス語初心者に難解な地の文

 

フランス語初心者は多くの場合、フランス語会話を中心とした易しいフランス語から習い始めます。

フランス語の参考書などで一番はじめに勉強したのは、挨拶や自己紹介ではなかったでしょうか?

 

しかしそういった、

 

会話的言葉のフランス語の文や語彙を小説の地の文に見つけるのは難しい

 

です。

 

そして

 

地の文のフランス語は抽象的で難しい言葉が使われがち

 

という特徴があります。

 

そのため、

 

フランス語初心者には小説を使ったリーディングの勉強がおすすめできない

 

のです。

 

フランス語初心者には小説はおすすめできないが……?

 

小説を使ったリーディングの勉強方法は、

 

地の文がフランス語初心者が習っていないフランス語でできていることが多いのでおすすめきない

 

です。

 

そのうえでおすすめできるのは、

 

  • フランス語会話の勉強で使った参考書
  • フランス語で書かれた自伝

 

の3つの教材です。

 

フランス語会話の勉強で使った参考書:

自身のフランス語の基礎が詰まっているはずなので、リスニングなどを通して覚えているレッスンのフランス語会話文がすべて読んで理解できるまで何度も読みましょう(途中でもうだいたいわかると飽きてきた頃が卒業時期です)。

 

フランス語で書かれた自伝:

自伝は自分のことを自分の言葉で書かれているので、基本的に地の文がないです。

また、作者は自身のことを読者に知ってもらいたいため、話しかけるようなわかりやすい書き方をしていることも多いです。

 

僕のおすすめはダライ・ラマ(たまたま1冊目に選んだだけなのですが、すいすいとフランス語が頭に入ってきた)の自伝です

 

L’appel au monde du Dalaï-Lama: L’éthique est plus importante que la religion

 

が、基本的には自分が好きな人の自伝を探して読むのがおすすめです。

 

※あまり昔の人を選ぶと、言葉は平たくても文化的にもう古すぎて理解できないこともあるので注意が必要です。

 

補足:

「星の王子さま」で学ぶフランス語文法は、僕のフランス語の文法力の基礎にもなっている本です。

ご存知『星の王子さま』は小説でもあるのですが、この本は文法解説も訳も載っているので、小説を読みながら文法の勉強ができておすすめです。

 

【フランス語初心者におすすめなフランス語の文法書ー星の王子さまと学びましょうー】

 

 

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