【(フランス語復習まとめ)parce que、puisque、comme, carの違いをわかりやすく】
フランス語のparce que、puisque、comme、carって何が違うの?
この記事を読むと、
parce que、puisque、comme, carの違い
についてわかるようになります。
目次
parce que、puisque、carの違いをざっくりと
結論から書くと、parce que、puisque、comme, carは
どれも理由や原因を説明する意味は同じ
だが、
状況や強調したい箇所やフォーマル度によって使いどころが違う
となります。
掘り下げます。
parce queを使うとき
Parce queは、
- 話者しか知らないであろう理由や原因
- 主節のあとに置かれる
- 文頭に置かれる(pourquoiの質問への返答として)
という使い方があります。
なので例えば、
Elle ne va pas à l’école parce qu‘elle est malade.
病気なので、彼女は学校へ行きません。
のようになります(エリジオンしてます)。
また、上記のように
pourquoi ?(どうして?)という文で質問されたときへの返事
に使うのがparce queです(質問してきた人は理由や原因を知らないため)。
そして
pourquoiで質問されたときは、文頭にparce queを置くことが多い
です。
というわけで、
Parce que j’ai faim, je vais préparer un sandwich.
お腹が空いているので、サンドイッチを食べようと思います。
のようにも使います。
puisqueを使うとき
puisqueを使うときは、
- 自分も周りも知っているであろう理由や原因について話すとき
- 文頭に置かれることが多い
です。
なので例えば、
Puisqu’il pleut, restons à la maison.
まあこのとおり雨が降っているから、家にいようよ。
のようになります(雨が降っているのは聞き手も知っているであろうという前提)。
また、puisqueには、
Puisque je te(vous) le dis !
だから言ったでしょ!
のような強調の成句でも使われることがあります(direのあとにque節で何を言ったかを追加することも可能です)。
commeを使うとき
自分だけが知っている理由や原因、周りも知っている理由や原因という状況に関係なく
理由や原因を強調したい
ときに使うのが、commeです。
通常は、文頭に置きます。
なので例えば、
Comme il fait beau, allons nous promener.
晴れているんだから、散歩に行こうよ。
のように使います。
carを使うとき
carは基本的にはparce queと意味が同じです。
なので、
聞き手が知らないであろう理由や原因
について話したいときに使います。
しかし、
- フォーマルである
- 文頭にはこない
- コンマを必ず使う
という特徴があります。
なので例えば、
Il est arrivé en retard au travail, car le train n’était pas à l’heure.
電車が定刻通り来なかったので、彼は仕事に遅れた。(コンマも太文字になっているところに注意)
のようになります。
parce que、puisque、comme、carの違い
フランス語で理由や原因を表すときによく使われるparce que、puisque、comme、carには、
- parce que:周りが知らないであろう理由や原因(文頭でも後ろでもOK。pouiquoi質問が来たときは文頭)
- puisque:周りも知っているであろう理由や原因(基本的には文頭)
- comme:強調したい理由や原因(文頭)
- , car:parce queと同じだがフォーマル(文頭には来ない。コンマ必須)
という違いがあります。
ちなみに「であろう」と書いている理由は、判断が話者の主観だからです。
聞き手が理由や原因を知っているのか知らないのかは、実際にはわかりません。
というわけで、僕たちが使うときも、おそらくこの人は知らないだろうなというときはparce que、知っているだろうと思ったときはpuisqueを使います。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
せっかく勉強したフランス語を忘れてしまわないためにもネイティブとの会話練習がおすすめです→ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中)
フランス語の勉強ならこちらもおすすめです:
- 【この11冊でだいじょうぶ!フランス語学習におすすめな教科書・参考書・テキストのまとめ】
- 【(徹底比較)フランス語の試験はどれを受けるべき?仏検、DALF、DELF、TCF、TEFの概要と3つの比較】
- 【フランス語が話せるようになるためのあと一歩を教えます】
- 【(徹底解説)独学でフランス語を勉強する方法・コツ】
- 【(徹底解説)フランス語会話ができるようになる4ステップの勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の発音のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の聞き取り(リスニング)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の文法のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語単語の効率的な勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の読解(リーディング)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語のライティング(フランス語作文)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の綴り(スペル)を覚えるおすすめな2ステップ】
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中なのでお急ぎで(通常料金19800円から))