【そのフランス語会話練習は本当にフランス語を話せるようになるためのもの?】
フランス語を話せるようになりたいから、フランス語会話の練習をしているけど、話せるようになる気配がない……。
この記事を読むと、
フランス語会話が話せるようになるには足りないフランス語会話の勉強方法
についてわかるようになります。
目次
続けていてもフランス語会話ができるようにならない勉強方法
結論から書くと、
- フランス語会話の書き写す
- フランス語会話の参考書を読む
- フランス語会話のための動画を見る
- フランス語会話の勉強のための音声を聞く
- フランス語会話の音声や動画を真似る(シャドーイング)
といった勉強方法は、
フランス語が話せるようになるには一歩足りない勉強方法
です。
役には立ちます。
ただ、フランス語会話のための材料を揃えているだけなので、実際のフランス語会話ができるようにはなりません。
続けていくとフランス語会話ができるようになる勉強方法
フランス語が話せる、とは、誰かとフランス語で会話ができるようになること。
そのためには、
実際のフランス語会話の練習を積み重ねる
という方法しかありません。
フランス語会話のために実際のフランス語会話の練習をすると言われても、そのフランス語会話ができないんだ!
という声が聞こえてきた気がします。
が、実際の会話を通したフランス語会話の練習とは、
実際のフランス語会話の練習:
- 相手のフランス語が理解できるかのトライ&エラー
- 自分のフランス語が理解されるかのトライ&エラー
です。
つまり、僕たちフランス語学習者が、フランス語の文法の問題集でやっていることと同じことです。
上で挙げた、
- フランス語会話の書き写す
- フランス語会話の参考書を読む
- フランス語会話のための動画を見る
- フランス語会話の勉強のための音声を聞く
- フランス語会話の音声や動画を真似る(シャドーイング)
は、
相手のフランス語が理解できるかのトライ&エラー
の役には立っても、
自分のフランス語が理解されるかのトライ&エラー
には使うことができません。
話し相手がいないから
です。
リアルな話し相手がいないとフランス語会話ができるようにならない理由
リアルな話し相手がいなくても、
- フランス語会話の音声や動画を真似る(シャドーイング)
ことで、話せるようになるのではないかという誤解があります。
しかし、
シャドーイングは登場人物のフランス語を真似ているだけ
です。
なので、
実際のやりとりで自分が話したいフランス語の文ではないことが多い
です。
これは重要なことです。
人は、決まり文句以外は、自分の考えや思いや判断で返答をします。
なので、
フランス語の音声や動画の人物とまったく同じ考えや思いや判断をして同じフランス語の文を作るということが起きない限り、実際のフランス語会話ではフランス語がまったく初めてのフランス語の文で話す
ことになります。
さらに、シャドーイングでは、
発音を真似ているつもりでも相手に通じるかどうかは確認できない
ということがあります。
自分ではきちんと発音していると思っても、僕たちの耳がそう聞こえたと思ったものを真似しているだけなので、往々にして発音が間違っていることがあります(LとRの発音を区別できるか問題のようなものです)。
自分の発音が実際に理解される範疇に入っているのかが確認できるのが、実際のフランス語会話です。
また、最近はchatGPTなどで音声のやりとりができるので、それでフランス語会話の練習をしている、という人もいます。
が、
実際の人物とのフランス語会話は言葉と感情と表情
で成り立っています。
自分の言葉で相手がどういう感情や表情をするのかを察して、次に話す内容を調整する
ということが必要になります(相手が興味なさそうな話題を話してしまっているのなら、別の話題に変更するなど)。
生成AIとのフランス語会話練習では、その反応ができません。
生成AIは感情や表情がないので、僕たちは相手の感情や表情を読み取れないまま、一方通行の会話をしていくことになります。
いわゆる、逆らえない人相手に相槌を打つ、ようなことを聞き手にさせている状態です。
なので、結局のところ、フランス語教室でもオンラインフランス語会話でもいいのですが、
リアルな人物とフランス語会話の練習をしてトライ&エラーを積み重ねる
というのが、最終的にフランス語が話せるようになる勉強方法です。
ちなみに個人的にはベルリッツ・フランス語など、マンツーマンでできるフランス語会話レッスンをおすすめします。
ベルリッツなら発音重視のフランス語会話のトライ&エラーが固定料金できます。
トライ&エラーの回数は多ければ多いほどよいからです。
あと、クラス授業よりマンツーマンレッスンのほうがおすすめです。生徒一人ひとりに対する講師の時間が圧倒的に違うからです。
ちなみに過去形で書いているのは、いまはフランス語会話ができるようになったので利用していないからです(フランス語会話が通じるようになったら、ネイティブの友だちを作ったりできるようになるので、レッスンは卒業してもいいです)。
フランス語会話の練習は足りていますか?
もし現在、
- フランス語会話の書き写す
- フランス語会話の参考書を読む
- フランス語会話のための動画を見る
- フランス語会話の勉強のための音声を聞く
- フランス語会話の音声や動画を真似る(シャドーイング)
という勉強はしているのに、
実際のフランス語会話の練習を積み重ねる
という練習をしていないのなら、勉強方法を追加したほうがいいです。
それは、
実際のフランス語会話の練習:
- 相手のフランス語が理解できるかのトライ&エラー
- 自分のフランス語が理解されるかのトライ&エラー
のうちの
- 自分のフランス語が理解されるかのトライ&エラー
が、フランス語を話せるようになるのに必須な要素だからです。
フランス語の勉強ならこちらもおすすめです:
- 【この11冊でだいじょうぶ!フランス語学習におすすめな教科書・参考書・テキストのまとめ】
- 【(徹底比較)フランス語の試験はどれを受けるべき?仏検、DALF、DELF、TCF、TEFの概要と3つの比較】
- 【フランス語が話せるようになるためのあと一歩を教えます】
- 【(徹底解説)独学でフランス語を勉強する方法・コツ】
- 【(徹底解説)フランス語会話ができるようになる4ステップの勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の発音のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の聞き取り(リスニング)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の文法のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語単語の効率的な勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の読解(リーディング)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語のライティング(フランス語作文)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の綴り(スペル)を覚えるおすすめな2ステップ】
ネイティブ講師とフランス語会話を練習するなら
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実施中!)