【フランス語のリスニングが上達しない10個の原因】
フランス語を勉強しているけど、全然リスニング力が上がらない。
どうして?
この記事を読むと、
フランス語のリスニング力が上がらない10個の原因
についてわかるようになります。
目次
当てはまるものはない!?フランス語のリスニング力が上がらない10個の原因
結論から書くと、
- フランス語のリズムやメロディの訓練をしていない
- フランス語の発音の勉強を充分していない
- 単語力が不足している
- 文法力が不足している
- 聞き流しをしている
- 一言一句を聞き取ろうとしている
- 字幕や台本を読んでしまっている
- ジャンルの選択を間違えている
- フランス語を聞く時間が不足している
- 復習をしていない
という10個の原因でフランス語のリスニング力の向上が阻害されている可能性があります。
1つだけが原因のときも、複数が原因のときもあります。
以下簡単に掘り下げていきます。
フランス語のリズムやメロディの訓練をしていない
フランス語のリズムやメロディを意識して勉強したことがない場合、
リスニング力が向上しない
ことがあります。
フランス語特有のリズムやメロディは、イントネーションやアクセントだけ留まらないフランス語の音の土台です。
このリズムやメロディがあって、その上にRやLといった個々の音を乗せることによって、
フランス語らしいフランス語
になります。
フランス語特有のリズムやメロディを意識して勉強していなくてわからない場合、日本語特有のリズムやメロディの上にしかフランス語の個々の音を乗せての理解しかできません。
そのため、たとえフランス語の個々の音を知っていても、フランス語特有のリズムやメロディに乗ったとたんに理解できなくなるのです。
フランス語の発音の勉強を充分していない
フランス語の発音は、フランス語の勉強を始めた頃に勉強していることが多いかと思います。
しかし、実際に使っていないと徐々に忘れていくのが実情です。
- フランス語の個々の発音の音をきちんと作れない
- アンシェヌマンなどのフランス語の音が発音されるルールを覚えていない
という場合、フランス語のリスニング教材を聞いていても一定以上のレベルには行くことができません。
なぜなら、
知らない音が多すぎるから
です。
単語力が不足している
一文の中で使われている8割以上の単語を知っていると、残りの2割の単語の意味は推測してわかると言われています。
使っているリスニング教材のフランス語の文の中に、どのくらいの知らない単語があるのかを確認しましょう。
具体的には、
- ぜんぜん聞き取れない文を台本や字幕で確認する
- 何割の単語を知っているか確認
ということをしてみましょう。
もしほとんどの単語を知らないということなら、教材のレベルが高すぎるのかもしれません。
文法力が不足している
リスニング力には、文法力も求められます。
文法力がないと、
- 話の論理的な展開
- 時間
を理解することができません。
知らない単語がたくさんある文でも、言葉の形を見ると文法としては理解できるのなら大丈夫です。
そうでない場合は、文法力が足りていないので長いリスニングができないということになります。
一言一句を聞き取ろうとしている
前置詞や代名詞、語尾の活用など、
強く発音されない言葉や音を一言一句聞き逃さないようにしなければ
と思っていないでしょうか。
リスニングは、
フランス語を音で聞いて意味が理解すること
です。
つまり、聞き逃した冠詞などがあっても、文全体として意味が把握できていれば問題はありません。
普段の日本語の会話でもそうです。
すべてを聞かなくても意味はわかります。
字幕や台本を読んでしまっている
僕の陥っていた最大の失敗です。
リスニング中に集中すべきは音
です。
台本や字幕を読んでいると、
読むことに意識が取られて聞くことはおざなりになりがち
です。
そして、台本や字幕を読みながらドラマやフランス語の映画を見ると、ついついやりきったと思ってしまうのですが、
実際にはリスニング力は上がっていない
ことが多いです。
言うまでもなく、
読んでいるから
です。
リスニングはフランス語の音を聞いて意味を理解すること
です。
読んでいなければ理解できない場合、
- 発音
- 単語力
- 文法力
といった、別の問題が潜んでいるかと思います。
もちろん、台本や字幕をちらっと見て意味を把握できるレベルなら問題ありません。
ジャンルの選択を間違えている
リスニング教材と自分のフランス語のレベルは合っているでしょうか。
自分のレベルに合ったものを選ばなければ、
- 使われている単語
- 使われている表現
にまったく太刀打ちできません。
なぜなら、たとえば日常会話フランス語を勉強してきたのに、壮大な歴史ロマン映画を見ても、専門用語などの多さで全く理解できないからです。
フランス語を聞く時間が不足している
フランス語のリズムやメロディに慣れること、個々の発音を身につけること。
そのためにはかなりの時間が必要になります。
形のない音について新しく脳で理解できるようにする必要があるから
です。
ある1つの技術をある程度のレベルまでできるようになるには、約20時間必要だと言われています。
もちろん20時間である程度のレベルですから、さらに上を目指すにはもっと時間が要ります。
聞き流しをしている
もう長い間リスニングをしていても、リスニング力の向上を実感できない場合は、
聞き流し
をしている可能性があります。
意識を音に向けないでリスニング教材を流している状態
です。
人の脳は、意識や注意が向いていないことがらを記憶に残さない性質があります。
ですから、もし
- ただリスニング教材を流しているだけ
- 台本や字幕を読んでいて音に意識や注意がいっていない
ということがないか、一度確かめてみるとよいかと思います。
復習をしていない
リスニング以外でもそうですが、復習をしないと脳は忘れてしまいます。
特に
音は形がなく記憶に頼るしかない
ので、
きちんと復習しないと頭の中で適当な音に変わっていたり
するので気を付けましょう。
リスニングの勉強を見直しましょう
リスニングの勉強をしているのに上達しないと感じているのなら、
- フランス語のリズムやメロディの訓練をしていない
- フランス語の発音の勉強を充分していない
- 単語力が不足している
- 文法力が不足している
- 聞き流しをしている
- 一言一句を聞き取ろうとしている
- 字幕や台本を読んでしまっている
- ジャンルの選択を間違えている
- フランス語を聞く時間が不足している
- 復習をしていない
という10個の観点から見直してみましょう。
上達につながる原因が分かるかと思います。
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