【(フランス語復習まとめ)フランス語の副詞の置かれる位置6選】
フランス語の副詞の場所がわかりにくい。
どこに置けばいいの?
この記事を読むと、
フランス語の副詞の位置
についてわかるようになります。
目次
フランス語の副詞の位置6選
先にすべて書き出すと、フランス語の副詞の位置は
- 形容詞や他の副詞を修飾する:その言葉の前
- 場所の副詞が動詞の意味と合わさっている:動詞の後ろ
- 単純時制:動詞の後ろ
- 複合時制+音の少ない副詞:過去分詞の前
- 複合時制+音の多い副詞:過去分詞の後ろ
- 場所、時、意見の副詞:文頭、文中、文末
の6つがあります。
掘り下げます。
形容詞や他の副詞を修飾する:その言葉の前
副詞は、
- 文全体
- 動詞
- 形容詞
- 副詞
などを修飾しますが、副詞が
- 形容詞
- 他の副詞(副詞を複数使うとき)
を修飾するとき、
修飾する形容詞・副詞の前に副詞を置く
とされます。
たとえば、
Il a parlé très éloquemment.
(彼はとても雄弁に話した)
のようになります。
場所の副詞が動詞の意味と合わさっている:動詞の後ろ
場所の副詞が動詞を修飾するとき、副詞は
動詞の後ろに置かれる
とされます。
たとえば、
Il regarde derrière.
(彼は後ろを見る)
Il a regardé derrière.
(彼は後ろを見た)
のようになります。
単純時制:動詞の後ろ
動詞が時間を表す助動詞と一緒に使われず単独の場合、副詞は
動詞の後ろに置かれる
とされます。
たとえば、
Il fait souvent cette faute.
(彼はこの間違いをよく犯す)
のようになります。
複合時制+音の少ない副詞:過去分詞の前
助動詞と過去分詞が使われている場合+副詞の音の数が少ない(1つや2つ)のとき、副詞は
過去分詞の前に置かれる
とされます。
Il a beaucoup mangé.
(彼はたくさん食べた)
Il n’a pas beaucoup mangé.
(彼はたくさん食べなかった)
音が短い副詞の例:
bien(よく)
mieux(もっとよく)
mal(悪く)
déjà(もう)
encore(まだ)
jamais(決して)
peu(すこし)
trop(とても)
longtemps(長い間)
toujours(いつも)
parfois(ときどき)
souvent(しばしば)
複合時制+音の多い副詞:過去分詞の後ろ
助動詞と過去分詞があり、使う副詞の音が多いとき、副詞は
過去分詞の後ろに置かれる
とされます。
たとえば、
Il a déjeuné rapidement.
(彼はすばやく昼食を取った)
のようになります。
場所、時、意見の副詞:文頭、文中、文末
場所、時、意見の副詞は、
- 文頭
- 文中
- 文末
に置くことができます。
こういったタイプの副詞の場所は、何を強調したいのかで変わります。
基本的には、副詞のあとに来るものを強調していますが、文末に来る場合は補足情報としての感があります。
たとえば、
Demain, il sera arrivé à midi.:明日、彼は正午には着いているだろう。
Il sera arrivé à midi, demain.:彼は正午には着いているだろう。明日のね。
Il sera arrivé, demain à midi.:彼は、明日の正午には着いているだろう。
Probablement, il est chez lui.:おそらく彼は家にいるだろう。
Il est chez lui, probablement. :彼は家にいるよ。おそらくね。
Il est probablement chez lui.:彼はおそらく家にいるだろう。
のようになります。
※(注意)
,の有無に気を付けましょう
※(注意)
動詞の意味と合わさっている場所の副詞は動詞の後ろに置かれます。
Il regarde derrière.
(彼は後ろを見る)
Il a regardé derrière.
(彼は後ろを見た)
フランス語の副詞の位置を覚えましょう
フランス語の副詞の位置は、主に6つのルールがあります。
- 形容詞や他の副詞を修飾する:その言葉の前
- 場所の副詞が動詞の意味と合わさっている:動詞の後ろ
- 単純時制:動詞の後ろ
- 複合時制+音の少ない副詞:過去分詞の前
- 複合時制+音の多い副詞:過去分詞の後ろ
- 場所、時、意見の副詞:文頭、文中、文末
とはいえ、紹介したものを読んだだけでは忘れてしまうと思うので、おすすめの勉強法は、インターネットを使ったものです。
たとえば、
- ネット検索ページやツイッターなどで好きな短い副詞や長い副詞で検索し実際の用例を読む(インプット)
- 気になったものを書き出してみる(アウトプット1)
- 用例の文の副詞以外の部分を好きな言葉に換えてオリジナルな文を作る(アウトプット2)
というようなステップを踏むのがよいかと思います。
そして、
なぜその副詞がその場所にあるのかを注意しながら例文を読む
ようにしましょう。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
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