【フランス語の発音の練習では母音の練習を重視したほうがよい1つの理由】
フランス語の発音を練習をしているけど、rとかlの発音とか超難しい……。
この記事を読むと、
フランス語の発音の練習をするなら母音を重視したほうがよい理由
についてわかるようになります。
目次
フランス語の発音を練習するときは母音を重視したほうがよい1つの理由
結論から書くと、
子音より母音のほうが発音を身につけるのが難しい
という理由で、
フランス語の発音を練習するときは母音を重視したほうがよい
となります。
ちなみに、
母音:a, i, u, e, oのような発音
子音:k, s, t, rのような発音
を指します。
掘り下げます。
子音より母音のほうが発音を身につけるのが難しい2つの理由
子音より母音のほうが発音を身につけるのが難しいのは、
- 数が多い
- 発音方法が微妙
という理由があります。
数が多い
日本語の母音は5つです。
しかし、フランス語の母音は19個(含む半母音)。
19個の内訳は:
- 短母音:12個
- 鼻母音:4個
- 半母音:3個
となっています。
鼻母音は鼻から息を出す母音のこと。
半母音は、ouiの発音のようにメインの母音の前に軽い別の母音がくっついている音のことです。
そして問題は12個ある短母音のほうです。
発音方法が微妙
子音の発音方法は何をすればよいか明確で分かりやすいことが多いです。
たとえばrの発音は喉の奥のほうで振動を作って出す、という日本人的にははてなマークがでるような発音方法ですが、何をすればよいのかが明確です。
しかし、母音の発音方法は主に
- 唇の形
- 舌の位置
- 口の開き具合
の3つで決まります。
そのため、比較的何をすればいいのかわかりやすい唇の形を除き、
発音方法の調整が微妙でわかりにくい
です。
なぜなら日本語にはあいうえおの5つの母音しかないため、たとえば口の開き具合を変えても同じ音に集約されて聞こえてしまうことが多いからです。
ためしに『い~え~あ~』と音を伸ばしながら発音してみると、明確な『い』と『え』の間の音はすべて『え』に聞こえてしまわないでしょうか。
このように、
日本人には微妙になってしまう発音方法で12個の母音を使い分けられるようにならなければならない
ので、
子音より母音のほうが身につけるのが難しい
となります(ちなみに3つの鼻母音も比較的音が似ています)。
おすすめの母音の勉強方法
フランス語の母音の発音のほうが習得が難しいというのを理解したうえで、おすすめな勉強方法は、
母音→子音→母音(ときどき子音)という順番での勉強
です。
つまり、
母音の発音の復習の練習を入れる
ことにより、1度目の母音の練習のときよりも多く身につけられるようになります。
それは、
1度目の母音と子音の練習時に実際に口を動かして試して得た感覚を、復習のときは再度知識を補いながらできるから
です。
フランス語の発音の練習では母音に重点を
フランス語の母音の数は、鼻母音や半母音を含めると日本語の4倍近くあります。
それだけの音を本当に区別しているのと疑問に思うところですが、母音の音以外はすべて同じ単語があったりして、意味の区別に関係がある、ので区別する必要があるわけです。
もちろん子音の練習も大切ですが、わかりやすい発音方法ではなく、口の開け具合や舌の位置の調整といった微妙な発音方法でコントロールが必要なのが母音なので、復習を重ねるなど重視するようにすることがおすすめです。
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