【(フランス語復習まとめ)忘れがちなフランス語の数字の書き方の10個のルールをわかりやすく】

フランスの数字の言い方は大体覚えたけど、書くときにいろいろ細かいルールがあったよね……?

 

この記事を読むと、

 

フランス語の数字の書き方のルール

 

についてわかるようになります。

※フランス語の数字はもう一通り勉強済みで音声として言えるという方におすすめな記事です。

 

フランス語の数字の書き方の10個のルールをざっくりと

 

結論から書くと、

 

  1. 1の性
  2. ハイフン『-』が必要なとき
  3. 『et』が必要なとき
  4. 71の書き方
  5. 80の書き方
  6. 100の単数複数
  7. 1000の単数複数
  8. コンマとピリオドの違い
  9. Million, milliard, billionの単数複数
  10. Million, milliard, billion内でのcentとquatre-vingt

 

の10個のルールが、

 

フランス語の数字をアルファベットで書く

 

ときにあります。

 

掘り下げます。

 

1の性

 

フランス語の単語には男性名詞と女性名詞があります。

 

そして、

 

  • 1の後ろに名詞が続かない:un
  • 1の後ろに男性名詞が続く:un
  • 1の後ろに女性名詞が続く:une

 

となります。

 

なのでたとえば、

 

  • 1: un
  • 一人の男性:un homme
  • 一人の女性:une femme

 

のようになります。

 

ハイフン『-』が必要なとき

 

フランス語の数字では、

 

  • 17以上99以下である
  • 1の位が2以上9以下である

 

場合、

 

アルファベットで書いた数字をハイフンで結ばなければならない

 

という決まりがあります。

 

なのでたとえば、

 

  • 17: dixsept
  • 99: quatrevingtdixneuf

 

のようになります(11~16までは数字の組み合わせでなく固有の言葉で言うので適応されません)。

 

『et』が必要なとき

 

上と似ていてますが、

 

  • 1の位が1である
  • 21以上91以下である
  • 81ではない

 

場合(つまり、21,31、41,51,61、71,91の場合)

 

数字をetで結ばなければならない

 

というルールがあります。

 

なので

 

  • 21: vingt et un (une)
  • 31: trente et un (une) 
  • 41: quarante et un (une)
  • 51: cinquante et un (une)
  • 61: soixante et un (une)
  • 71: soixante et onze
  • 91: quatre-vingt et onze

 

となります(71と91はunやuneでなく、onzeであるのにetで結ぶところが注意点です)。

 

81の書き方

 

1の位が1でも、

 

81はハイフン『-』で結ぶ(etで結ばない)

 

という特別な決まりがあります。

 

なので、

 

  • 81: quatre-vingtun (une)

 

となります。

 

80の書き方

 

フランス語の80番台は、4×20+Xのようになるのはご存知かと思います。

しかし、

 

80のvingtだけは複数形になる

 

という決まりがあります。

 

なのでたとえば、

 

  • 80: quatre-vingts
  • 85: quatre-vingt-cinq

 

のようになります(85のほうのvingtには複数形のsがついていないことに注目)。

 

100の単数複数

 

フランス語の100の単位であるcentは、

 

  • 切り番:200以上はcents
  • 端数がある:centのまま

 

というふうに分かれます(ちなみに100はそのままcentです)。

 

なのでたとえば、

 

  • 500: cinq cents
  • 555: cinq cent cinquante-cinq

 

のようになります。

 

1000の単数複数

 

1000の値であるmilleは、

 

ずっとmilleのまま(millesにならない)

 

です(切り番でも不動)。

 

なのでたとえば、

 

  • 1000: mille
  • 2000: deux mille

 

のようになります。

 

コンマとピリオドの違い

 

日本語とフランス語の数字の書き方の大きな違いとして、

 

日本語:

  • コンマ:単位
  • ピリオド:少数

 

日本語:

  • コンマ:少数
  • ピリオド:単位

 

というものがあります。

 

なので、日本語(左)、フランス語(右)で書くと、

 

  • 単位:3,141: 3.141
  • 小数点:3.141: 3,141

 

のようになります。

 

Million, milliard, billionの単数複数

 

まず、Million(百万), milliard(10億), billion(1兆)のという単位はそれまでの単位と違い、

 

  • 初めて使われる場合はunが必要+単位は単数のまま
  • それ以降は切り番でも端数があっても単位が複数になる

 

という決まりがあります。

 

なので、

 

Million:

  • 100万: Un million
  • 200万: Deux millions
  • 200万2千: Deux millions deux mille

 

Milliard:

  • 10億: Un milliard
  • 20億: Deux milliards
  • 20億2百万: Deux milliards deux millions

 

Billion:

  • 1兆: Un billion
  • 2兆: Deux billions
  • 2兆20億: Deux billions deux milliards

 

のようになります。

 

Million, milliard, billion内でのcentとquatre-vingt

 

Million, milliard, billionを使うときに、

 

  • 位にcentかquatre-vingtだけがある場合:複数形 (cents, vingts)
  • 位にcentかquatre-vingtだけがある場合+その後ろにも数字がある場合:単数形 (cent, vingt)

 

にするという決まりがあります(上で紹介した100の単数複数、81の書き方のルールが適応されています)。

 

なのでたとえば、

 

Cent:

  • 2億:Deux cents millions
  • 2億5千万:Deux cent cinquante millions

 

Quatre-vingt:

  • 8千万:Quatre-vingts millions
  • 8千百万:Quatre-vingt-un millions 

 

のようになります。

 

フランス語の数字の書き方のルール

 

フランス語の数字をアルファベットで書く場合は、

 

  1. 1の性
  2. ハイフン『-』が必要なとき
  3. 『et』が必要なとき
  4. 71の書き方
  5. 80の書き方
  6. 100の単数複数
  7. 1000の単数複数
  8. コンマとピリオドの違い
  9. Million, milliard, billionの単数複数
  10. Million, milliard, billion内でのcentとquatre-vingt

 

について気を付けるようにしましょう。

 

参考は以下の本でした。

 

Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー


 

 

現代フランス広文典[改訂版]


 

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