【(フランス語復習まとめ)間接話法の作り方をわかりやすく③:過去文の時間・場所表現】
フランス語の間接話法で、時間や場所の表現が変わることがよくわからないんだけど?
この記事を読むと、
フランス語の間接話法の過去の文の時間・場所表現の変化
についてわかるようになります。
- 間接話法の基本:【(フランス語復習まとめ)間接話法の作り方をわかりやすく①:基本的な作り方】
- 間接話法の過去の基本:【(フランス語復習まとめ)間接話法の作り方をわかりやすく②:過去文の時制】
目次
フランス語での間接話法の過去の文についてざっくりと
フランス語の間接話法では、
- 引用する文の種類
- 人称代名詞や形容詞を変更する必要があるか
が基本で、さらにそれが過去の文になると、
- 従属節の時制が変わる
- 時間・場所表現が変わる
という操作を追加する必要があります。
この記事では一番最後の
間接話法が過去の文だと時間・場所表現が変わる
について書いていきます。
なので、上のざっくりとした説明を読んでもよくわからない場合は、
- 間接話法の基本的な作り方を知りたい:【(フランス語復習まとめ)間接話法の作り方をわかりやすく①:基本的な作り方】
- 間接話法の過去での時世の変化について知りたい:【(フランス語復習まとめ)間接話法の作り方をわかりやすく②:過去文の時制】
を先にお読みください。
個人的には、間接話法の過去の文で、時制の変化と時間表現の変化を同時に学ぼうとするとかなり負担が大きいので、分けて勉強するのがおすすめです。
間接話法の時間・場所表現についてざっくりと
日本語でも、
「明日、ここで何かが起きる」とのび太が言っていました。
を言い換えて、
翌日、そこで何かが起きるとのび太が言っていました。
とすると、『明日→翌日』、『ここで→そこで』という変化が起きるようなことがフランス語でも起きます。
それは、
- 翌日、そこで何かが起きるとのび太が言っていました。:のび太の発言した日の次の日、そして当時の現場についての話
- 明日、ここで何かが起きるとのび太が言っていました。:のび太の発言ではなく、この発言自体の次の日、発言の場所について話になってしまう
というような意味の違いがでてしまうので、間接話法の過去では時間・場所の表現(この例では『明日』と『ここで』)を別のものにするということがあります(日本語はその点については少し曖昧ですが、フランス語では厳しいです)。
さらに掘り下げます。
フランス語の間接話法の過去文の時間・場所表現
フランス語の間接話法の時間・場所表現について結論から書くと、
似た表現で整理して覚えたほうがよさそう
というコツがあります。
というのも、例えば日本語のような今日、昨日、明日と慣習的な順番で覚えようとすると、新たに覚えなければいけないフランス語の表現が多くて苦戦したからです。
でも言葉さえ覚えてしまえば、あとは状況に応じて当てはめるだけなので簡単かと思います。
というわけで、僕個人的に整理したのは以下のようになります。
※それぞれ下にあるのが間接話法で使う言葉です
時間:
ce系:
- 今日:aujourd’hui
- その日:ce jour-là
- 今朝:ce matin
- その朝:ce matin-là, le matin
- 今晩:ce soir
- その晩:ce matin-là, le soir
- 今年:cette année
- その年:cette année-là
la veille系:
- 昨日:hier
- その前日:la veille, la jour précédent
- 一昨日:avant-hier
- 前々日:l’avant-veille
- 昨晩:hier soir
- 前日の晩:la veille au soir
lendemain系(len+demainだと覚えました):
- 明日:demain
- その翌日:le lendemain, le jour suivant
- 明日の朝:demain matin
- 翌朝:le lendemain matin
- 明後日:après demain
- その翌々日:le surlendemain
précédent系(名詞の性に注意):
- 先週:la semaine dernière
- 前の週:le semaine précédente
- この前の日曜日:dimanche dernier
- その前の日曜日:le dimanche précédent
suivant系(名詞の性に注意):
- 来週:la semaine prochaine
- 次の週:la semaine suivante
- 次の日曜日:dimanche prochain
- その次の日曜日:le dimanche suivant
特別:
- いま:maintenant
- その時:alors, à ce momont-là
- 3日前に:il y a 3 jours
- その3日前に:3 jours avant (auparavant)
- 3時間後に:dans 3 heures
- その3時間後に:3 heures après (plus tard)
場所:
- ここ:ici
- そこ:là
- ここまで:jusqu’ici
- そこまで:jusque-là
なので例えば、
- Nobita a dit : «Demain, quelque chose va se passer ici.» :「明日ここで何かが起きる」とのび太が言った。
- Nobita a dit que quelque chose irait se passer là le lendemain.:翌日そこで何かが起きるとのび太が言った。
のようになります。
間接話法の過去の時間・場所表現について
フランス語の間接話法の過去の文では、時間と場所の表現が大きく変わります。
覚えるおすすめのコツは、
似た表現で整理して覚えていく
です。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
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