【フランス留学でアパート契約 – 家の見つけ方、注意点 – 】
フランスに留学するから、アパートやシェアハウスを探していますか?
この記事を読むと、
- フランス留学中に家を見つける方法
- 注意すること
についてわかるようになります。
目次
フランスの大学に留学するならまずはCROUSで学生寮検索
CROUS(地方学生・学生生活センター)はフランスの公的機関。
学生寮の紹介をしています。
専用ページで大学近くの学生寮などを比較検討、申し込みが可能。
しかし問題は、
- 受付が始まるのが早い
- すぐ埋まる
という2点です。
たとえば僕の場合は、
- Campus Franceへ大学側からの入学許可が下りる前にCROUSの受付が始まっていた
- 入学許可が下りた後で検索したときには月1000ユーロのような高い部屋しか残っていなかった
ということがありました(Campus Franceって何?という方は【フランスに留学する方法02:フランスに長期留学する際に登録必須なサイトCampus Franceの概略・使い方】をご覧くださいませ)。
- CROUSを通じた学生寮の借り方
- 保証人会社
についてはCampus Franceの『さまざまな住居』のページに載っているので、フランス大学留学を目指している方は目を通しておきましょう。
CROUSを使わずにフランスで住むところを見つける場合
CROUSで学生寮が見つからなかったり、語学留学をする場合には民間の検索サイトから探すのがよいです。
おすすめなサイトは以下の通り。
一人部屋、シェアハウスを検索できます。
leboincoinの使い方に関しては【フランスでルームシェアやアパートを探すならleboncoinを使うと便利】を参照にしてくださいませ。
一人暮らしとシェアハウスのどちらがいいのか迷う場合は【フランス留学・一人暮らしとシェアハウス、どちらがいいの?】をお読みください。
いいのが見つかったら、連絡を取り、契約するという流れです。
しかし、やはり実際に物件を目で見てから決めたいという気持ちもありませんか?
そういう場合は、
- 渡仏後しばらくはホテルなどに滞在
- ホテル滞在中に家を探す
という方法もあります。
僕の場合は語学学校に2週間通い、ホームステイをしながら物件を見学して決定。
語学学校の人にいろいろアドバイスをもらえたのは助かりました。
語学学校を探す場合はSchool Withを使うとよいです。
アパート契約時に確認したい5つのこと
まずは在仏日本大使館の『不動産契約の注意事項』に簡単に目を通しましょう。
それ以外に自分の経験(シェアハウス)から書くと、契約時に特に確認しておきたいことは
- 家賃に含まれるもの
- 部屋の状況(破損などがある場合はその場で指摘)
- 備品の補充はどこまでが誰持ちか
- (重要)水栓の場所
- (重要)家賃の値上げや特別に払うお金はあるのか
の5つの点です。
深掘りします。
家賃に含まれるもの
光熱費、インターネット代、テレビ代など家賃に含まれているのか
部屋の状況
寝室、キッチン、トイレ、浴室などなどしっかりチェックしましょう。
僕のときは、壁のペンキが剥がれていたり、便座がなかったり、テレビが点かなかったり、シャワーが壊れかかっていたり、シャワー室にカビが生えていたり、包丁が無かったり、フライパンの底のコーティングが剥がれていて使い物にならないなどがありました。
大家さんにいうと直してくれるものもありますし、自分たちでなんとかする必要のあるものもあります(食器など)。
備品の補充はどこまでが誰持ちか
僕のアパートでは、大家さんが共同スペースを掃除しに来るので、掃除道具(洗剤など)は大家さん持ちです。
またベッドシーツや枕カバーも大家側。
しかし備え付けの食器以外の食器や電球などは借り手側の負担でした。
(重要)水栓の場所
フランスの最新ではないアパートでは、部屋のなかに水タンクがあります。
僕のアパートではトイレのうしろにありました。
そのタンクで水を沸かし、1日分のお湯を使うことになります。
そんなタンクが一度爆発したことがあります。
時は深夜1時。
ルームメイトは寝ており、その日旅行から帰ってきたばかりの僕は寝室で余韻に浸っていました。
寝室を出ると、トイレからキッチンまで水浸し。
トイレに進むと、タンクから水がマーライオン状態。
しかもタンクは水が減ると補充される仕組みなので、どんどん水かさが増えていきます。
しかし僕もルームメイトも誰も水栓の場所を知りませんでした。
仕方なく大家さんに連絡して深夜に来てもらい、まず水栓(トイレの前にあった)を止め、みんなで深夜3時近くまで床掃除です。
水栓の場所を知っていればもっとダメージは小さくとめられたなという話でした。
翌日は腰が痛かったです(笑)
(重要)家賃の値上げや特別に払うお金はあるのか
僕のアパートでは、誰かを自分の部屋に泊める場合は一泊25ユーロ払わなければなりません。
他のルームメイトの邪魔にならない程度の日数で止めるためという大家さんの説明でした。
ちなみに僕のアパートの大家さんは1度変わっているのですが、その前の大家のときはそんな契約はありませんでした。
その他にも、僕のアパートではトイレの修理代などは借り手側です。
そして電気代や水道代に関しては要注意があります。
僕のアパートでは電気代や水道代を1年分前払い契約して払います(大家さんが)。
その契約量以上が使用された場合、追加料金が発生します。
その場合払うのは大家さんなのか借り手側なのかは初めにはっきりしておきましょう。
確認しておかないとトラブルになることも
僕は3年ほどルームシェアをしています。
そして1年目の夏前にそれは起こりました。
大家さんから追加の電気代請求が来たのです。
その年、フランスは死者がでるほどの極寒でした。
ニースでさえ10数年ぶりに雪が降りました。
そのせいかヒーターなどを使いまくったルームメイトがいたようで、1年分の契約量を大幅に越してしまいました。
正直言うと、僕も1度か2度ヒーターをつけっぱなしで大学に行ってしまったり寝てしまったことがあります。
で、超えた分の請求が僕たちに来ました。
その年過去1年間アパートに住んだ住人に、住んだ期間に応じて請求です。
結構な無茶ぶりです。
しかしこれに業を煮やした当時のルームメイトの1人は、賃貸契約を解除して退去日も大家さんに伝えずに去っていきました。
契約前に色々聞いたら契約を嫌がられませんか?
確かにそういうこともあるかもしれません。
しかし、いざトラブルが起きた時に知らないと被害をくうのは借り手側です。
そして、大家さん側からすれば、せっかくの金づる(言い方が悪い)を逃すよりはきちんと説明して、納得して契約してほしいマインドが動くので、たいていの場合はあっさりと説明してくれます。
気になることは先に解決して、さくっとアパート入居しましょう。
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