【(フランス語復習まとめ)間接話法の作り方をわかりやすく②:過去文の時制】
フランス語の間接話法の過去がよくわからなくて混乱している……。
この記事を読むと、
フランス語の間接話法(過去)の作り方の基本
についてわかるようになります。
間接話法自体の作り方自体がまずよくわらかないという方は【(フランス語復習まとめ)間接話法の作り方をわかりやすく①:基本的な作り方】を先にご覧ください。
フランス語の間接話法についてざっくりと
フランス語の間接話法を作るときはざっくりと(詳しくは【(フランス語復習まとめ)間接話法の作り方をわかりやすく①:基本的な作り方】をご参考ください)、
- 引用する文の種類
- 人称代名詞や形容詞を変更する必要があるか
- 現在の文であるか過去の文であるか
に気を付ける必要があり、上の2つである
- 引用する文の種類
- 人称代名詞や形容詞を変更する必要があるか
については、
- 通常文:que
- 疑問文:間接疑問文用の疑問代名詞
- 命令形:de + 不定詞(動詞の原形)
中でも疑問文については、
- 通常の疑問文のとき:si
- 主語(モノ)を尋ねる疑問文のとき:ce qui
- 目的語(モノ)を尋ねる疑問文のとき:ce que
- それ以外の疑問詞を使って尋ねる疑問文のとき:その疑問詞を使う
となります(と、ここまで読んだ時点で???となっている場合は、【(フランス語復習まとめ)間接話法の作り方をわかりやすく①:基本的な作り方】を先にお読みください)。
そしてこの記事では、
間接話法を過去の文にするにはどうするのか
について書いていきます。
間接話法の過去をざっくりと
フランス語の間接話法で過去の文を作るときは、ざっくりと
- 従属節の時制が変わる
- 時間・場所表現が変わる
ということを、基本的な間接話法の作り方に追加する必要があります。
そして、この2つを同時に勉強しようとすると大変なので、今回は
- 従属節の時制が変わる
ということについて焦点を当てて深掘りしていきます。
フランス語の間接話法の過去の作り方
フランス語で間接話法の過去を作るときは、
- 適当な言葉で従属節をつなぐ
- 必要なら従属節の人称代名詞や形容詞を変更する
- 従属節の時制を変更する
が基本になります。
最初の2つについては、上で書いた間接話法の基本的な作り方と同じです(参考:【(フランス語復習まとめ)間接話法の作り方をわかりやすく①:基本的な作り方】)。
というわけでたとえば、
直接話法:Il a dit : « Tu te sentiras mieux ».:彼は「君はよくなるよ」と言った。
間接話法:Il a dit que je me sentirais mieux.:彼は私はよくなると言った。
の太字の部分が変化となります。
間接話法のほうの例文を見ると、
- queを使って引用文の内容:que以下に直接話法の引用文の内容が来ている
- 人称代名詞や形容詞の変更:直接話法のTuは、間接話法を使って話している話者なのでjeになっている
- 動詞の時制を変更:直接話法の未来形は、間接話法では条件法になっている
となっています。
そして一番のネックが、
- 動詞の時制を変更する
です。
間接話法の過去での動詞の時制の変化は、
1つ前に戻す
ということがよく言われています(未来形が条件法になるなど合わないこともありますが)。
つまり、引用部の元の文の動詞の時制は、間接話法の従属節では
- 現在形→半過去
- 過去形→大過去
- 未来形→条件法
のように変えます(いわゆる助動詞がある場合はその部分も変化)。
ちなみにですが、
時制の変化なし:
- 元の文の時制が半過去、大過去、もしくは条件法や命令法
です。
というわけでたとえば上の例文も、
現在形→半過去:
- 直接話法:Il a dit : “Tu te sentes mieux.”:彼は「君はいまよくなっている」と言った。
- 間接話法:Il a dit que je me sentais mieux.:彼は私はよくなっていたと言った。
過去形→大過去:
- 直接話法:Il a dit : “Tu t’es senti mieux.”:彼は「君はよくなった」と言った。
- 間接話法:Il a dit que je m’avais senti mieux.:彼は私はよくなっていたと言った。
近接未来(aller + 不定詞なので、allerの部分を半過去にする):
- 直接話法:Il a dit : “Tu vas te sentir mieux.”:彼は「君はすぐよくなる」と言った。
- 間接話法:Il a dit que j’allais me sentir mieux.:彼は私はすぐよくなると言った。
のようになることができます。
フランス語の間接話法の過去の基本
フランス語の間接話法の基本は、
- 適当な言葉で従属節をつなぐ
- 従属節の時制を変更する
- 必要なら従属節の人称代名詞や形容詞を変更する
の3つです。
間接話法(過去)での時間・場所表現の変化
については、別の記事で整理します。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
せっかく勉強したフランス語を忘れてしまわないためにもネイティブとの会話練習がおすすめです→ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中)
フランス語の勉強ならこちらもおすすめです:
- 【この11冊でだいじょうぶ!フランス語学習におすすめな教科書・参考書・テキストのまとめ】
- 【(徹底比較)フランス語の試験はどれを受けるべき?仏検、DALF、DELF、TCF、TEFの概要と3つの比較】
- 【フランス語が話せるようになるためのあと一歩を教えます】
- 【(徹底解説)独学でフランス語を勉強する方法・コツ】
- 【(徹底解説)フランス語会話ができるようになる4ステップの勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の発音のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の聞き取り(リスニング)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の文法のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語単語の効率的な勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の読解(リーディング)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語のライティング(フランス語作文)のおすすめ勉強方法】
- 【(徹底解説)フランス語の綴り(スペル)を覚えるおすすめな2ステップ】
ネイティブ講師とフランス語会話を練習するなら
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実地中なのでお急ぎで(通常料金19800円から))