【フランス語の聞き取り(リスニング)中に記憶力が落ちる1つの原因と解決法】
フランス語の聞き取りの練習をしているけど、いざ問題を解こうとすると何が話されていたのか思い出せない(汗)
この記事を読むと、
リスニング中に記憶力が落ちる原因と解決法
についてわかるようになります。
目次
フランス語のリスニング中に記憶力が落ちる原因
結論から書くと、
リスニング力不足で記憶容量を使いすぎてしまっている
ため、
フランス語のリスニング中に記憶力の低下が起こる
ということが起きていると思われます。
この時、『リスニング力』を意味するのは、
- 発音力
- 単語力
- フレーズ力
- 文法力
が包括されたものです。
掘り下げます。
リスニング力が不足していると記憶容量を使いすぎてしまう理由
記憶といえば脳ですが、記憶に関することでは脳は
- 情報をキャッチ
- 情報を記憶と照合
- 情報を理解
という3つのことをメインに行っています。
この3つをフランス語のリスニングに置き換えると、
- フランス語の音の情報をキャッチ(聞き取る)
- キャッチした音を勉強したフランス語単語やフランス語の文法と照合(この単語や文法の意味は何だっけ)
- 照合したフランス語の意味情報を理解(なるほど、こういうことを言いたいんだな)
ということになります。
しかしリスニング力が不足していると、
- フランス語の音を処理する時間がかかり
- キャッチしたフランス語の音を覚えている単語や文法と照合している時間が長くなり
- 意味情報を理解するまでに時間がかかり
- 次に流れるフランス語の音を処理する時間がどんどんと遅れ
- 最終的にトータルで処理できた音の情報が少なくなる
ので、記憶力が落ちたようになります。
これは、友だちに会ったときの記憶の働きと比較するとわかりやすいかもしれません。
友だちの姿格好はよく覚えているので、
- 遠くに見かけても(情報をキャッチ)
- 誰だかわかる(照合と理解)
が一瞬でできます。
記憶の3つの働きのどこにもあまり負担がかかっていないから可能なことです。
リスニング力(聞き取る力・単語力・文法力)が不足していると、
- 情報をキャッチする段階で負担
- 情報を照合する段階でも負担
がかかってしまいます。
フランス語の聞き取り中に記憶力を上げる方法
結論から書くと、フランス語のリスニング中の記憶力を保つには、
リスニング力を上げる必要
があります。
具体的に書くと、
- 発音力・単語力・フレーズ力・文法力のどれが不足してるか確認する
- 不足しているものを補う
というふうに大きく2つのステップに分かれます。
細かく書くと、
まずリスニング力が落ちたと感じたリスニング教材のスクリプトや台本を読む
ことから始めましょう。
そして、
- わからない発音の単語が多い→発音力を補強
- わからない単語が多い→単語力を補強
- わからない決まり文句が多い→定型文力を補強
- わからない文法が多い→文法力を補強
- 単語も文法もわかる→文を細かく区切るなど聞き取り練習方法を変更
するようにしましょう。
発音力、単語力、文法力、フレーズ力、リスニング力が増えてくると、多くのフランス語の音の処理を素早く自動でできるようになり、結果として記憶力が上がります。
リスニング中の記憶力を上げましょう
リスニングをしているときに記憶力が下がってしまう原因は、
リスニング力不足で記憶容量を使いすぎてしまっている
でした。
具体的には、
- フランス語の音の情報をキャッチ(聞き取る)
- キャッチした音を勉強したフランス語単語やフランス語の文法と照合(知っている単語や文法は何だっけ)
- 照合したフランス語の意味情報を理解(なるほど、こういうことを言いたいんだな)
という3つの記憶の働きのどこかに負担がかかりすぎているということです。
解決方法は、
発音力・単語力・フレーズ力・文法力のどれが不足してるか確認し補い、なるべくすばやく自動にフランス語の音を処理できるようにする
というものでした。
たとえば、自己紹介などの初級レベルのリスニング音源を聞いてみると、フランス語のリスニングをしているのに記憶力が低下しているようには感じられない、かと思います。
その状態が目指すべき
フランス語の音をすばやく自動的に処理できている状態
です。
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