【フランス語のリスニング(聴解)の8つのコツ】
フランス語の聞き取りが難しい。
何かコツはないかな?
この記事を読むと、
フランス語のリスニングの8つのコツ
についてわかるようになります。
目次
フランス語のリスニング力が上がる8つのコツ
結論から書くと、
- 意味は日本語で先に確認してもOK
- フランス語の字幕や台本を読みながら聞かない
- フランス語の文を頭の中で日本語に訳しながら聞かない
- フランス語のリズム・メロディに慣れる
- フランス語の発音を復習する
- 出だしを聞き逃さない
- きちんとしたリスニング教材を選ぶ
- 発音された一言一句すべてを理解しようとしない
の8つのコツを実践すると、フランス語のリスニング力が上がります。
それぞれ簡単に掘り下げます。
意味は日本語で先に確認してもOK
リスニングで一番大切なことは、
音を通じて意味を理解すること
です。
もちろん、最終目標は
フランス語の音を聞いてフランス語だけで意味を理解すること
ですが、リスニング力がまだ低いときに、それはまだ難しいかと思います。
そこで、
先に意味だけを日本語で確認しておく
ことで、
意味と聞こえてきた音(リズムやメロディや個々の発音)の聞き取りに集中できる
ようになります。
似たような理由ですが、
字幕や台本の日本語を読みながらフランス語を聞こうとしない
ようにしましょう。
集中すべきは、
意味のすでにわかっているフランス語の音のみ
です。
フランス語の字幕や台本を読まない
上記の理由にも似ていますが、
フランス語の字幕や台本を読みながらフランス語を聞かない
ようにしましょう。
なぜなら、
- リスニング力が低い=発音に慣れていない
- 発音に慣れていないとき読むフランス語の音が、聞き取りの邪魔になる
からです。
フランス語字幕は、
- 読んで一瞬で意味がわかるレベルである
- 聞いてちょっと分からなかった単語をチェックするためである
ときに役に立ちます。
しかし、
字幕・台本を読みながらフランス語を聞いても、リスニング力自体の向上にはあまり意味がない
です。
フランス語の文を頭の中で日本語に訳しながら聞かない
フランス語を聞きながら、日本語に訳さないようにしましょう。
その一番の理由は、
- フランス語は先に結論が来る
- 日本語は最後に結論が来る
からです。
日本語の訳文を作るためには、フランス語の文を最後まで聞くしかありません。
しかし、最後まで聞いて日本語の訳を作っているうちに、次のフランス語の文が始まっています。
そのため、
確実に理解が追いつかなくなっていく
ようになります。
フランス語のリズムやメロディに慣れる
フランス語を音で理解するときに絶対に必要になるものの1つが、
フランス語のリズムやメロディを身につけること
です。
なぜなら、
個々のRやSといったフランス語特有の音を発音できるようになっても、フランス語のリズムやメロディがないままだと、聞き取りにくいし通じにくいから
です。
逆に、
フランス語のメロディやリズムがないと、いくら個々のフランス語の音の発音がしっかりできていても通じないフランス語
となります(いわゆるカタコトのカタカナフランス語)。
相手に通じないということは、
フランス語のメロディやリズムに乗ったフランス語の発音を理解できていない
ということを意味します。
つまり、
『発音』の前提条件にあるのがリズムやメロディ
であるので、
フランス語のリズムやメロディを身につけることは、フランス語のリスニング力を上げるために絶対に必要
となります。
フランス語の発音を勉強する
フランス語のリズムやメロディを身につけることが大切であるとわかった上で、次は
個々の発音の勉強をして体に覚えさせる
必要があります。
すでに勉強したことがある人も、復習がてら発音の本やYouTubeを見てみましょう。
結構忘れていた規則などがあるかと思います。
勉強する内容は、
- 調音位置
- 調音方法
の2つです。
いきなりフランス語の音を聞いて覚えるのではなく、まず理論から覚える必要があるのは、
小さな子どもでもないかぎり、すべての音声は自分の話す言葉の音に置き換えられてしまうから
です。
日本人がLやRなどの聞き分けが苦手なのは有名な話かと思います。
そのため、先に
- どこで音を作っているのか
- どうやって音をだしているのか
を勉強して確認し、それから
- 実際の音を聞きつつ復習する
ことにより、より確実に
- フランス語の実際の音
- その調音箇所
- その調音方法
の組み合わさったものを身につけることができるようになります。
出だしを聞き逃さない
日本語は、
後に結論(述部)が来る言語
です。
そのため僕たち日本人は、
言葉の出だしにあまり注意しない習慣
ができてます。
なぜなら、
日本語は文の先頭を聞き逃しても意味がある程度わかるようにできている
からです。
しかし
フランス語は文の先に方に文の結論がある言語
です。
そのため、
出だしを聞き逃すと何が言いたいのか分からなくなる
ようになっています。
というわけで、
フランス語を聞くときは出だしに注意を払う
ようにしましょう。
きちんとしたリスニング教材を選ぶ
意外と見落とされているのが、
リスニング教材のきちんとした選択
です。
自分が今まで勉強してきた範囲でわかるフランス語のリスニング教材
を選んでいるでしょうか。
たとえば、フランス語学習の初期は主として日常会話の単語や表現を学ぶようになっていますが、その状態でニュースフランス語をリスニング教材に選んでいないでしょうか?
フランス語だけでなく、ジャンルによって使われている
- 単語
- 表現
- 文
はかなり違います。
そのため、きちんとした教材を選ばないと、まったく何もインプットされていない状態で挑んでいることとなり、リスニング力の向上はあまり見込めません。
自分のレベルに合った教材を選ぶようにしましょう。
発音された一言一句すべてを理解しようとしない
フランス語では、
重要でない語句はかなり弱く発音される
ことがあります。
たとえば前置詞などです。
なぜなら、
他の重要な単語がしっかりと発音されていれば意味がわかる
からです。
そのため、
あるフランス語の文を聞いて、意味がきちんと理解できていたらOK
とする必要があります。
- すべての単語を聞き逃さない
- 聞き逃すのはよくない
というのは、疲れますし、リスニング力向上としての意味もありません。
上にも書きましたが、リスニングの目標は
フランス語の音を聞いて意味が理解できること
です。
フランス語の音をすべて理解することではない
ので、
一言一句聞き取れなくても気にしない
ようにしましょう。
8つのフランス語のリスニングのコツでリスニング力向上を目指しましょう
フランス語のリスニング力を上げるために、
- 意味は日本語で先に確認してもOK
- フランス語の字幕や台本を読まない
- フランス語の文を頭の中で日本語に訳しながら聞かない
- フランス語のリズム・メロディに慣れる
- フランス語の発音を復習する
- 出だしを聞き逃さない
- きちんとしたリスニング教材を選ぶ
- 発音された一言一句すべてを理解しようとしない
という8つのコツを活用しましょう。
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