【フランス語を学ぶ理由は〇〇です】
フランスのニース大学で修士論文を書いているシンジです。
フランスに留学している僕が言うのもなんなんですが、フランス語を学ぶことにどのような意味があるのでしょうか?
目次
英語と中国語以外の外国語を学ぶ理由は何でもよい
結論から言うと、フランス語を学ぶ理由は何でもよいです。
現代の世界の状況を見る限りでは、学んでメリットの高い外国語第1位は英語。第2位は中国語(北京語)です。
この2つの言葉以外の外国語を学ぶ場合は、フランス語を含めて同程度の高いメリットはありません。
しかし付加価値はあります。
英語、中国語とその他の外国語の差の理由
外国語学習の中でも、英語(さいきんは中国語も)とその他の外国語では扱いに差があります。
僕が小さい頃からも『英語=グローバル化。英語はこれからの社会に必須』などと言われています。
学校教育の必須授業の1つでもあります。
中国語の場合は、僕が日本で大学生をしていたころに、『これからの世界は中国だから、中国語もできなくてはならない』と囃されていました。
そして現在実際に中国の経済の成長が著しく、中国語を教育に取り入れる教育機関はフランス国内やアフリカ諸国を含めて増えています。
ビジネス的に有利ということが原因ですね。
国際語的な地位を得ている英語。
人口の規模が大きく、今後の需要がかなり望める中国で商売するのに必須な中国語。
この2つの言葉に比べたら、日本語を含めその他の外国語を学ぶメリットは低そうに思えます。
しかしそこには盲点があります。
- 英語と中国語が重要な言語なのは確かなので、多くの人が学びます。
- ということは、英語や中国語ができて当たり前の社会が到来します。
- そうすると、英語や中国語以外の外国語ができる人の需要ができます。
- 結果として、フランス語ができることが特につながるわけです。
今後の社会は英語(or中国語)+αが大きなメリットですが…
ビジネス界隈では英語はできて当たり前という認識になっています。
TOEICのスコアが就職にも響くし、世界的な需要の高まりを見せるプログラミングも使われている言語は英語だったりします。
しかし全世界の人が英語を話せるわけはありません。
そのため、言語能力は英語+αが求められています。
今最強の組み合わせは英語+中国語ですね。
そうすると今後は英語(か中国語)+αが求められていくとなるはずです。
極端なことを言えば、フランス語を話す人がある日突然全員消滅したとかないかぎり、ニッチな需要はあります。
そのため、ネットでフランス語を学ぶメリットなどと検索するとでてくるような、
- 将来性がない
- 役に立たない
などという評価は無視してよいわけです。
むしろニッチな言語を知っているほうが得する時代になっていきます。
その場合、英語か中国語が出来なくちゃ意味なくないですか?
確かに、フランス語を知っているのが高いメリットになる条件は、英語や中国語を使えるということになります。
フランス国内でも若い人は英語を使いますし、なおさらでしょう。
しかし少しイメージをずらしてもらうと気づくかと思いますが、日本語とフランス語ができるだけでも需要はあります。
英語ができないフランスの企業もたくさんあるからです。
英語(or中国語)+フランス語は確かに高いメリットですが、日本語+フランス語も需要があることは知っておいてほうがよいです。
というわけで、英語・中国語以外の言語はメリットは低いが、組み合わせることにより高いメリットになり得ます。
組み合わせなくても需要はあります。
なので、ネットで見かけるような
フランス語は将来性がない
フランス語は役に立たない
は華麗にスルーしてフランス語を勉強しましょう。
単にフランス語が好きな人はメリットとかを考える必要もありませんが、それでもその先にメリットがあることを知っておくと、マウントを取られそうになったときに役立ちます。
じゃあフランス語の勉強を始めてみっか、と思った方にはこちらのページがおススメです。
30過ぎでフランス語初心者の僕が独学でフランスの大学院留学まで行った方法を紹介してあります。
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