【留学するために仕事を辞めるときに起きること】
ニース大学で論文を書いているシンジです。
辞めることを伝えるとすっきりします
留学すると今働いている仕事やアルバイトを辞める必要もでてきます。
会社に留学制度や休職制度がある場合もあるそうですが、僕の場合はなかったので辞めました。
フランスの大学から合格通知がくる少しまえから、留学について会社の人に話してはいたのですが、いざ合格通知が来ると、
これで留学はできるけれど、収入や周りの反応はどうだろう?30代半ばだぜ?
という不安がでてきましたが、実際に辞めることを伝えるとすっきりしました。
次が決まったら悩まなくてもOKです
会社やアルバイトを辞めるばあい、僕のような不安がでてくるのはよくあるかと思います。
とくに僕のように30代半ばで辞める場合は、その後のことや周りの反応がかなり重くなってくるように思えます。
具体的には、
- それまで毎月あった収入が無くなる
- 周りからは辞めるなコールが起きる
というものです。
しかしそういう不安も、会社側に辞めると伝えるとのっぴきならない状況になって逆にすっきりします。
- 毎月あった収入が今度もあるという考えはただの幻想です。
- 周りの反応も彼らの言葉にすぎません。
結局じぶんが留学したいという気持ちを大切にするかどうかがカギになります。
しかもその気持ちが留学先の合格通知で実現可能なのですから、進むためには辞めるしかありません。
管理人の場合
留学するまえ、僕は2つの会社で働いていました。
1つは語学学校で日本語教師。
もう1つは地下駐車場でアルバイト。
語学学校のほうがメインで、駐車場の方は学校の仕事が終わったあとの夜や、土日祝日などにサブで入っていました。
朝から夜まで働いて且つほぼ毎日働くというワーカホリック状態だったので、1日丸っと休みの日は1か月に2,3日でした。
そんななかでも留学手続きをし、合格通知が来た5月。
辞めることを伝えなければならない段階で少し迷いました。
ぶっちゃけますと、通知が届いてから2週間くらい来たことを誰にも言っていませんでした。
合格通知が来る前から留学するかも~的な話は周りにしていたのですが、いざ合格通知がくるとびびったわけです。
- 仕事辞めたら収入無くなる。
- 貯金を切り崩す。
- 貯金無くなる。
- 路上生活からのゲームオーバー?
とか
- 30半ばで仕事辞めて学生になるって、周りから何て思われるだろう。
- 仕事から逃げたいだけとか、今後どうするのとか、おっさんが学生てウケるとか……なんて言われるだろう?
などと考えてしまい、辞めることを言いだせずにいました。
実はそのとき、学校の仕事のほうでは昇進の話ももらっており、それが不安に拍車をかけていました。
合格通知来なかったことにして、現状維持しちゃおうかな?
というようなことも頭によぎりつつ、何食わぬ顔をして職場ですごし、毎日悶々と悩みながらようやく踏ん切りがついて辞めることを伝えたのが2週間後でした。
そしたら、まあ……超すっきりしました。
収入が消えるのは不安であったけれど、学校や会社がいつまでも存続できる保証はないと納得させました。
周りからの反応はさまざまでした。
学校の職場からは比較的温かい反応が得られました。
アルバイトだった駐車場からの反応は、同僚からは比較的温かかったですが、社員の人からは冷笑されることが多かったです。
- いまさら学生になってどうするんだよ。
- マジで辞めるの?辞めてどうするんだよ。
- フランスでやってけんの?
- 30代半ばじゃ仕事なんかなくなるぜ?
- おまえじゃ今後仕事見つからないかもよ。
こうやって文章だけにするとただの心配しているいい人たちにも見えてしまうのですが、実際にはにやにやしながら言われました。
ま、でも駐車場のほうはアルバイトでしたから、人生いろいろありますわ、でぐっとこらえました。
というか、他人から言われた言葉は彼らの頭の中的には正しいのですが、それが言われたほうにあてはまるとはかぎりません。
そして最終日、学校のほうではフランスでも使えるような折りたたみまでいただき円満退社。
駐車場のほうでは野良猫が去っていくような雰囲気の中で退社しました。
正直、学校のほうはちょっぴり後ろ髪を引かれる思いがありました。
受け持っていたクラスの学生のことも気になりましたし。
それでも辞めてすっきりしました。
すっきりしたということは、自分のなかでは辞めることが既定路線だったということだったのでしょう。
仕事を辞めるかはもっとしっかり検討すべきじゃないの?
確かにそうです。
2週間の悶々では足りないのかもしれいません。
仕事を辞めたあとではその仕事から得られる収入的な意味では後戻りはできませんし。
しかし次にすることが決まっている場合は辞めてしまってもだいじょうぶだです(休職制度や留学制度があるならそれを利用することも検討するとよいと思います)。
次にすることが具体的に決まっており、それが自分でしたいことであり、現実的にできることならばするべきです。
現在働いている会社がいつまでも存続するとは限りません(収入の確保の不確定さ)。
他人からの言葉は他人の言葉にすぎません。
というわけで、辞めることを伝えるときはあまり悶々と悩まずに伝えてしまいましょう。
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