【(フランス語復習まとめ)直接間接目的語の代名詞の違いについてわかりやすく】
フランス語の代名詞を直接目的語と間接目的語に使う方法がよくわからない。
この記事を読むと、
フランス語の直接間接目的語の代名詞
についてわかるようになります。
目次
フランス語の目的語の代名詞についてざっくりと
目的語はざっくりと2つに分かれます。
- 直接目的語:いわゆる『~を』となる目的語(フランス語では動詞と目的語との間に前置詞が必要ないもの)
- 間接目的語:いわゆる『~に』となる目的語(フランス語では動詞と目的語との間に前置詞àが必要なもの)
です。
そしてフランス語では
目的語が代名詞になると、基本的には動詞の前に置かれる
というルールがあります。
また、助詞が変えれば主語にも目的語にもなる日本語とは違い、フランス語では代名詞は主語と目的語で形が変わります。
なので、
日本語(所説はありますが簡易的に):
- 直接目的語:代名詞 + を
- 間接目的語:代名詞 + に
フランス語:
- 直接目的語:me, te, le (la), nous, vous, les
- 間接目的語:me, te, lui, nous, vous, leur
※1人称単数から3人称複数までの順
となり、
フランス語では3人称の部分のみ違う形になるので注意が必要
- 直接目的語:le (la), les
- 間接目的語:lui, leur
です。
そして、
フランス語の間接目的語のほうはちょっと癖がある
ので、それについて書いていきます。
フランス語の間接目的語の注意したい使い方
結論から書くと、
- leursとの混合を避ける
- 過去の文で間接目的語が使われていても過去分詞の一致は起きない
- 誰かの身体の一部に対してなにか行為を加えるという文で目的語の代名詞を使う場合は間接目的語を代名詞にする
というのが、フランス語の間接目的語の代名詞を使うときの注意点です。
leursとの混合を避ける
フランス語には
彼(彼女)たちの:
- leur
- leurs
という所有形容詞の代名詞があります。
そしてこの名詞が複数形のときに使うleursを、間接目的語の代名詞として使ってしまいそうになりがちです(最後のsは発音されません)。
簡略的に書くと、
- 3人称複数の間接目的語の代名詞:leurのみ
- 3人称複数の所有形容詞の代名詞:leurとleursの2つ
なので、たとえば、
Je leur ai montré leurs cadeaux.(私は彼らに彼らのプレゼントを見せました。)
のような文を作ることができます。
3人称複数の間接目的語は1つのみ
というお題目を何度か唱えて覚えておくといつか役に立ちます。
過去の文で間接目的語が使われていても過去分詞の一致は起きない
フランス語では、
- 過去の文である
- 直接目的語の代名詞を使っている
という場合は、
過去分詞の性数一致が起きる
ということが起きます。
が、
過去の文で間接目的語を使っても過去分詞の性数の一致は起きない
というルールもあります。
なので、
直接目的語の代名詞を使った過去の文:
- Où sont mes livres ? Je les ai perdus.:本はどこやったっけ? なくしちゃった。
間接目的語の代名詞を使った過去の文:
- Elle nous a raconté une histoire amusante.:彼女は我々におもしろい話をした。
のようになります。
誰かの身体の一部に対してなにか行為を加えるという文で目的語の代名詞を使う場合は間接目的語を代名詞にする
ちょっとこねくりまわした感じなのですが、
- (誰かの目とか)見る
- (誰かの腕とか)握る
- (誰かの頭とか)撫でる
というような、
誰かの身体の一部に対して何か行為を加える
という文で目的語を使いたい場合は、
行為を加えられる人を間接目的語として扱う
というルールがあります。
なので、
- Je lui regarde les yeux. :私は彼(彼女)の目を見る。
- Elle lui serre le bras. :彼女は彼(彼女)の腕を握る。
- Elle leur caresse les joues. :彼女は彼ら(彼女ら)の頬を撫でる。
というふうになります。
フランス語の目的語の代名詞に迷ったら
フランス語の目的語の代名詞は、
フランス語:
- 直接目的語:me, te, le (la), nous, vous, les
- 間接目的語:me, te, lui, nous, vous, leur
であり、フランス語では3人称の部分のみ違う形になるので注意が必要
- 直接目的語:le (la), les
- 間接目的語:lui, leur
となり、特に間接目的語のの代名詞は、
- leursとの混合を避ける
- 過去の文で間接目的語が使われていても過去分詞の一致は起きない
- 誰かの身体の一部に対してなにか行為を加えるという文で目的語の代名詞を使う場合は間接目的語を代名詞にする
という点も注意が必要です。
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