【きれいな発音ばかりを真似してもフランス語の発音がうまくならない理由】
きれいなフランス語の発音に憧れるから、ニュースのフランス語やインタビューのフランス語をお手本にしている。
この記事を読むと、
発音力の向上にはきれいな発音ばかりをお手本にしないほうがよい
ことについてわかるようになります。
目次
フランス語の発音のお手本はきれいなだけでは足りません
結論から書くと、
きれいな発音だけをお手本にしていると、カバーできないことがでてくる
ので、
フランス語の発音のお手本は複数あったほうがよい
です。
きれいな発音の勉強だけではカバーできない3つのこと
きれいな発音だけをお手本にして練習していると、
- 緊急時のフランス語の発音
- きれいじゃないフランス語の発音
- リスニングに偏り
の3つのことが、カバーしにくくなります。
簡単に掘り下げます。
緊急時のフランス語の発音
盗難や火事など、緊急時に必要なフランス語は、
感情を爆発させたような激しい発音のフランス語
です。
ひったくりにあって犯人を近くの人に捕まえてほしいのに、きれいでお上品なフランス語で話しても、
相手に緊急性が伝わらない
ということが起きます。
きれいじゃないフランス語の発音
人は社会的な生き物です。
ときには周りのノリに合わせることも必要です。
嬉しいとき、悲しいとき、怒ったとき
などなど、
周りに合わせた気持ちを表したい
ときに往々にしてきれいじゃないフランス語の発音が必要になります。
リスニングに偏り
一瞬発音の話じゃなくも思えるかもしれませんが、
リスニングと発音の相互補完
を意味します。
聞き取れればよりよく発音できるようになり、発音できるようになればよりよく発音できるようになる
という法則です。
そして、
- 発音のためにきれいなフランス語の発音ばかり聞いていると
- それ以外の発音への注意力が散漫になり
- 聞き取りにに偏りがでてくる
ということが起きます。
幅広いジャンルの発音モデルを整理する
発音のお手本としてきれいな発音を選択することは間違いではありません。
むしろ、
聞き取りがしやすいので発音力の土台となるメリット
もあります。
しかし発音の土台ができた時点で、
バラエティある発音の学習もしておく
ことが大切になります。
そこで使いたいのが以下のリストです。
きれいな発音:
- NHKフランス語講座
- ニュースのフランス語
少し崩した発音:
- 映画
- ドラマ
かなり日常的な発音:
- You Tube
映画やドラマが『少し崩した発音』とあるのは、
会社などを通じて公開された作品は相当量の規制がかかっている
からです。
それに比べると、
You Tubeは個人がやっているものが多くて規制も緩い
ので、一番砕けたフランス語の発音の練習にはもってこいです。
発音のお手本は幅広く
実は僕も初めはきれいなフランス語の発音(BBCニュースやNHKのフランス語講座など)ばかりをお手本にしていました。
そしてその後に直面したのが、
- 緊急時のフランス語の発音
- きれいじゃないフランス語の発音
- リスニングに偏り
の問題です。
もちろん、フランス語を使ったどんな場面に遭遇するのかは人それぞれです。
しかし、念のためにバラエティあるフランス語の発音を勉強しておくことにはメリットがあるのではないでしょうか。
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