【(フランス語復習まとめ)そこに逆説の接続詞maisやcependantなどを使っても大丈夫?をわかりやすく】
フランス語で、maisとかcependantという言葉を覚えたから、じゃんじゃん使っていこうと思う。
この記事を読むと、
逆説の接続詞を使うときの注意点
についてわかるようになります。
気を付けたい『が』……
フランス語の逆説の接続詞には、
- Mais
- Par contre
- Au lieu de
- Alors que
- Au contraire
- (D’un côté), d’un autre côté
などなどたくさんあります。
そしてそれらすべてに共通して、
日本語の接続助詞『が』
を使うことができます。
例えば、
これは美味しいですが、それはちょっと……。
というのに使っている『が』のことです。
※ちなみに一応ですが、接続詞というのは複数の文をつなげるために使われる言葉のことです。
そしてこの『が』が曲者だったりします。
掘り下げます。
その『が』は逆説?
結論から書くと、
日本語の接続助詞『が』は、逆説のときだけフランス語の逆説が使える
ということになります。
というのも、日本語の接続助詞の『が』には、
- 逆説
- 順接
- 単純接続
の3つの用法があります。
それぞれ、具体的には
- 逆説:前の文と後ろの文の内容が対立している
- 順接:前の文の内容からして普通の結果が後ろの文の内容
- 単純接続:前の文は後ろの文を言うための話題
のようになります。
具体例を挙げると、
- 逆説:これはおいしいですが、それはまずいです。(おいしい vs. まずい)
- 順接:昨日、海に行ってきたんですが、気持ちよかったです。(海に行く=気持ちいい)
- 単純接続:明日の天気ですが、雨です。(明日の天気は晴れでも雨でも何でもいいが、前置きのように使われている)
な感じになります(ビジネス文章とかでは、誤った印象を与えないように『が』は逆説のときだけに使ったほうがよいとされているようです)。
そして上でも書いたとおり、日本語をフランス語に訳すときに『が』があっても、逆説以外のときに逆説のmaisとかを使うと間違いになります。
例えば、
Hier, je suis allé à la plage, mais c’était très agréable.
のような文のことです(あえてこの文を使えるとしたら、話し相手も最近ビーチへ行ったが、très agréableじゃなかった場合に使えます)。
逆説の『が』を見分ける簡単な方法
日本語の『が』が、逆説かそうでないかを見分けるのには、
『しかし』と入れ替える
という方法があります。
試しに先ほどの例文に入れてみましょう。
- 逆説:これはおいしいです。しかし、それはまずいです。
- 順接:昨日、海に行ってきたんです。しかし、気持ちよかったです。
- 単純接続:明日の天気です。しかし、雨です。
どうでしょうか。
- 順接:昨日、海に行ってきたんです。しかし、気持ちよかったです。
- 単純接続:明日の天気です。しかし、雨です。
の2つに『しかし』が入ると違和感がないでしょうか。
それに比べて、
- 逆説:これはおいしいです。しかし、それはまずいです。
は、すとんと意味が入ってきませんでしょうか?
こういうときこそ、逆説の接続詞maisやcependentの出番です。
つまり、
Celui-ci est délicieux, mais celui-là est mauvais.
のようになります。
逆説のフランス語と日本語の『が』
日本語の接続助詞『が』には、
- 逆説:前の文と後ろの文の内容が対立している
- 順接:前の文の内容からして普通の結果が後ろの文の内容
- 単純接続:前の文は後ろの文を言うための話題
という3つの用法があり、このうちの
- 逆説:前の文と後ろの文の内容が対立している
のときにだけ、フランス語の逆説の接続詞(maisやcependantなどなど)が使えるということについて書きました。
日本語の『が』が逆説かどうかを見分けるには、
接続詞『しかし』と入れ替えてみる
という方法を紹介しました。
参考は以下の本でした。
Nouvelle Grammaire du Français: Cours de Civilisation Francaise de la Sorbonne (フランス語) ハードカバー
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