【(フランス語復習まとめ)定冠詞と不定冠詞の違いをわかりやすく】

フランス語の定冠詞と不定冠詞の使い方がよくわからない!

 

この記事を読むと、

 

フランス語の定冠詞と不定冠詞の違い

 

についてわかるようになります。

 

フランス語の定冠詞と不定冠詞の違いをざっくりと

 

結論から書くと、

 

具体的なものについて話すとき:

  • ユニークなもの:定冠詞
  • ユニークでないもの:不定冠詞

 

一般性質について話すとき:

  • 単数:定冠詞と不定冠詞
  • 複数:定冠詞のみ

 

という違いが、フランス語の定冠詞と不定冠詞にはあります。

フランス語にはそれ以外にも部分冠詞もあるのですが、用途が限定的で定冠詞や不定冠詞とまざることがないので、この記事では取り扱いません。

 

掘り下げます。

 

具体的なものについて話すとき

 

フランス語で具体的なものについて話すときとき、

 

  • ユニークなもの:定冠詞
  • ユニークでないもの:不定冠詞

 

という違いがあります。

 

ここで問題になるのが、なにがユニークにあたるのかではないでしょうか。

 

具体的には、

 

  • 有名なもの
  • 1つしかないもの
  • 万人に共有されている考え
  • すでに言及があるもの
  • コンテキスト的にわかるもの

 

などがユニークなものにあたります。

 

なので逆に、

 

  • 無名
  • いくつも存在するもの
  • みんなに共有されていない考え
  • 初めて言及するもの
  • コンテキストがないもの

 

が、不定冠詞を使うべき条件となります。

 

というわけで、例えば、

 

いくつも存在するもの:

  • J’achète une pêche.:私は桃を1個買います。

コンテキスト的にわかるもの(マリーの車):

  • C’est la voiture de Marie.:これはマリーさんの車です。

1つしかないもの:

  • Le soleil se lève à l’est.:太陽は東から昇る。

初めて言及するもの・すでに言及があるもの:

  • J’ai vu un film hier. Le film était très intéressant.:昨日映画を見ました。その映画はとても面白かったです。

 

のようになります。

 

そして注意が必要なのが、

 

  • 有名や唯一のものではない
  • ユニークでないものとして扱いたい

 

というときは、

 

すでに言及があるものでも不定冠詞を使うことが可能

 

です。

 

例えば、

 

Il y a un chien dans la rue. C’est un petit chien. (道に犬がいます。それは小さな犬です。)

 

では、有名や唯一のものではない犬について、まだ説明が続いているので不定冠詞のまま言い続けられています。

 

一般性質について話すとき

 

いわゆる、

 

〇〇っていうのは〇〇だよね

 

のような、

 

あるモノなどに対する一般的な性質について話したい

 

とき、

 

  • 単数:un、une、le、 la
  • 複数:les

 

という数による違いがまず大きくあります。

 

そして、

 

単数:

  • 不定冠詞:一般的
  • 定冠詞:より抽象的

 

というように分けられます。

 

なので、

 

  • Un chat aime jouer avec une pelote de laine.:猫は毛糸の玉で遊ぶのが好きです。:具体的に生きている猫のイメージ
  • Le chat peut être très affectueux avec ses maîtres. :猫は飼い主に対してとても愛情深いことがあります。:抽象的な猫のイメージ
  • Les chats aiment jouer avec une pelote de laine.:猫は毛糸の玉で遊ぶのが好きです。:猫一般のイメージ

 

のようにわけられます。

 

フランス語の定冠詞、不定冠詞の使い方に迷ったら

 

フランス語の定冠詞と不定冠詞は、大きく分けると、

 

具体的なものについて話すとき:

  • ユニークなもの:定冠詞
  • ユニークでないもの:不定冠詞

 

一般性質について話すとき:

  • 単数:定冠詞と不定冠詞
  • 複数:定冠詞のみ

 

となります。

 

具体的なものについて話すときのユニークさとは、

  • 有名なもの
  • 1つしかないもの
  • 万人に共有されている考え
  • すでに言及があるもの
  • コンテキスト的にわかるもの

 

であり、

 

単数名詞の一般性質について話すときの定冠詞と不定冠詞の違いは、

 

  • 不定冠詞:一般的
  • 定冠詞:より抽象的

 

となります。

 

勉強したフランス語を忘れてしまわないためにもネイティブとの会話練習がおすすめです→ベルリッツ・フランス語(現在無料体験開催中)

 

フランス語の勉強ならこちらもおすすめです:

ネイティブ講師とフランス語会話を練習するなら
>> ベルリッツ・フランス語(現在無料体験実施中!)