【フランス語が使えるようになるのに必須?学習と習得のちがいについてわかりやすく】
フランス語の勉強をしているのに、ぜんぜん使えるようにならない。どうして?
この記事を読むと、
フランス語の勉強における学習と習得のちがい
についてわかるようになります。
目次
フランス語を勉強しているときのざっくりとした学習と習得のちがい
結論から書くと、フランス語が使えるようになるには、
フランス語を学習する段階からフランス語の習得の段階に移す必要
があります。
語学学習における学習と習得のざっくりとしたちがいは、
- 学習:意識的に文型や文法、単語を勉強すること
- 習得:ネイティブとのコミュニケーションや生教材等を通じて無意識に身につけること
とされています。
掘り下げます。
フランス語の『学習』で学べる事
僕を含め多くの人が、フランス語を勉強するときは
- 辞書
- 参考書
- 問題集
などを使っているのではないでしょうか?
そういった、
- 何を学ぶのかがわかっている
- 答えがはっきりと掲載されている
という教材を使って学ぶことが『学習』です。
つまり、
明示的に学習項目が存在している
のが『学習』です。
学習には、
効率的に学びやすいメリットがある半面、インプットに偏るというデメリットがある
という側面があります。
フランス語の『習得』で学べること
上でも書きましたが、語学学習での『習得』には、
ネイティブとのコミュニケーションや生教材等を通じて無意識に身につけること
という定義があります。
たとえば
子どもが成長する際に、周りの大人との会話やテレビや絵本や漫画や小説や街中の看板などを通じていつのまにか言葉を使えるようになっている(ただし文字の扱いに関しては学習で学ぶ)
というように、
暗示的に言語を学ぶ
のが『習得』です。
そして、『習得』は大人の語学学習にも通用するところがあります。
というのも、実際にネイティブとフランス語を使って話してみたり、ドラマや映画などを見たり、フランス語が使われている国へ行ってみると、
『学習』で学んでいなかったことに多々遭遇する
ことがあり、その都度、
理解する・させるために自分のフランス語をチューニングする
必要があります。
具体的には、
- 通じない発音を通じるように試行錯誤
- 伝わらなかったフランス語文を言い換えたりする
- 聞き取れないフランス語を聞き直したりして認識しなおす
- 辞書、参考書にない用法の単語や文を状況から理解する
などが挙げられます。
こういったことは、辞書や参考書、問題集を使った『学習』からは学ぶことができません。
ただ注意が必要なのが、
『習得』にいたるための底力としての『学習』は必須
ということです。
フランス語が使えるようになるために『学習』と『習得』を
フランス語を勉強しているのに使えるようにならないときは、
『学習』ばかりしていて『習得』の経験が少ない
せいかもしれません。
ふたつの違いである、
- 学習:意識的に文型や文法、単語を勉強すること
- 習得:ネイティブとのコミュニケーションや生教材等を通じて無意識に身につけること
を確認し、もし『習得』を体験する経験が少ない場合は、増やしていくと使えるフランス語も増えていくようになります。
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