【フランス語の聞き取り(リスニング)が全くできないときの改善方法】
フランス語の聞き取り(リスニング)が全然できない!
どうすればいいの。
この記事を読むと、
リスニングがまったくできないときの勉強方法
についてわかるようになります。
目次
リスニング力0から脱却できる2つの解決方法
結論から書くと、
- 現状のフランス語力を確認する
- 正しいリスニングの勉強をする
の2つをすることで、
リスニングの力をつけられる
ようになります。
掘り下げます。
現状のフランス語力を確認する
リスニングに必要になるのが、
- 発音力
- 単語力(+決まり文句力)
- 文法力
の3つです。
そのため、リスニング自体の勉強を始める前にこの3つの現状の力を確認する必要があります。
確認の仕方は、
- 発音力:フランス語の発音のルールを言えるか
- 単語力・文法力:リスニング教材のスクリプト(台本)を読んで文が理解できるか
です。
リスニングには発音力が必須です。
というのは
日本語にはない音を聞き取るために必要だから
です。
フランス語の発音力を上げるためには、
- フランス語の発音に関する知識・技術が必要
- 発音の知識がなければ技術の習得は不可能
であるので、もしフランス語の発音のルールについて知らなければ
発音の勉強から始める
ようにしましょう。
単語力や文法力はリスニングの勉強と同時に勉強もできます。
そして、リスニングの勉強は、
すでに理解している単語や文法の使われた文を音だけで理解できるようにする勉強
であるので、最低限
リスニング音源のスクリプトにある単語や文法が理解できればよい
です。
正しいリスニングの勉強をする
現在の自分のフランス語力の現状を確認したら、リスニングのための勉強を始めます。
リスニングの勉強は、
- 基礎
- 実践
の2つに分かれます。
基礎に当たるものが、
- 発音力
- 単語力
- 文法力
で、実践に当たるものが
- リスニング
です。
まずは基礎についてです。
- 発音力が不足している場合
- 単語力(含む決まり文句力)が不足している場合
- 文法力が不足している場合
の3つのケースが考えらるので、1つずつ解説していきます。
発音力が不足している場合
発音力は、
- 知識
- 技術
の2つが必要になります。
知識が必要なのは、
人間の脳は幼児期に母語の音を効率よく聞き取るようにチューニングされるから
です。
たとえば、日本人でも幼児のときはLとRの音の区別がつきます。
そのため、
フランス語の発音を聞くだけで発音力をつけることができない
ようになっています。
知識をつけて音の意識を変える必要
があります。
発音の知識には、
- 発音箇所(口元のどこで発音するのか)
- 発音方法(どうやって音を作るのか)
- フランス語の音のルール(アンシェヌマンなど発音時に起きる現象のルール)
があります。
理想では、
口頭で他人に説明できるくらいに覚えること
です。
また発音の知識と同時か少し遅れて、技術も覚える必要があります。
発音の知識と違い、技術には4つあります。
- フランス語特有のメロディやリズム
- 発音箇所(口元のどこで発音するのか)
- 発音方法(どうやって音を作るのか)
- フランス語の音のルール(アンシェヌマンなど発音時に起きる現象のルール)
です。
- フランス語特有のメロディやリズム
とは、いわゆるフランス語っぽさを作る根幹です。
各言語にはそれぞれ固有のメロディやリズムがあります。
そのため僕たち日本人が、フランス語の特有のメロディやリズムを使わずにフランス語を話そうとすると、
どんなに個々の音の発音がよくてもカタコトっぽさが残る発音
になってしまいます。
なぜなら、
日本語特有のメロディやリズムにフランス語の個々の音を乗せているから
です。
もちろん発音のときだけでなく、リスニングのときにも、フランス語特有のメロディやリズムが身についていたほうが聞き取りやすくなります。
逆に、フランス語のメロディやリズム感が身についていないと、
メロディやリズムに釣られて聞き取りで騙されやすくなる
ようになります。
それでいて、メロディやリズムは他の3つとは違い、明確なルールがありません。
ですから、
発音の勉強のときやリスニングの勉強のときに注意を向けて身につけていく
ようにしましょう。
単語力(+決まり文句力)が不足している場合
リスニングの教材のスクリプトにある単語はすべて
- 発音
- 意味
がわかるようにします。
スペルは覚えなくてもよいです。
また、リスニング教材すべてのページの単語を一気に覚えるのではなく、レッスンごとで大丈夫です。
文法力が不足している場合
単語力と同じで、スクリプトに書いてある文の文法が、
- 理解できる
- 使える
ようにします。
スクリプトにあるフランス語の文を理解するために必要な文法を読んで勉強するだけでなく、
実際に自分でも利用してフランス語の文を作る
ようにしておくと、文法の理解が深まります。
リスニング力(実践)
リスニングの基礎の勉強が終わったら、実際にリスニングの力をつけていきます。
具体的には、
- 音源を細かく区切る
- リピートする
- 理解するまで聞く
という方法になります。
音源の単語も文を理解するための文法も知っている状態にあるので
音で理解することに慣れる
ようにします。
この際コツが2つあります。
- 聞こえてきたフランス語の音が正しいと言い聞かせる
- 文の理解は単語より遅れてできるようになる
です。
聞こえてきたフランス語の音が正しいと言い聞かせる
基本的に、非ネイティブである僕たちの中にあるフランス語の発音は間違っています。
もしくは、バリエーションが少ない状態です。
そのため単語や文法の勉強にいくら発音を確認しながら勉強していたとしても、
音源から聞こえてきたフランス語の発音が正解として迎合する
ようにします。
特に、スクリプトの文を『読める』のに『聞き取れない』場合は、自分の中にある発音が間違っていることが多いです。
文の理解は単語より遅れてできるようになる
リスニングではよく、
単語は聞き取れるようになったけど、文が聞き取れない
ということが起きます。
しかしそれは当然です。
- アンシェヌマンなどの発音のルールで、分かち書きされている書かれた文からは一瞬わからない発音になっている
- 音だけで文法を分析することに慣れるには時間がかかる
からです。
そのため、
聞き取れない文は、短く区切りながら何度もリピートして聞き直す
ようにして勉強にします。
まったくできないフランス語の聞き取りができるようになります
上で紹介した方法を、リスニングのレッスンごとに繰り返すようにすると、音だけで意味の理解できる単語や文のストックが増えていきます。
唯一発音力だけは、一度つけてしまえば時々復習するだけで大丈夫になるので、なるべく早めに片づけるようにするとよいです。
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