【(フランス語復習まとめ)目的語の代名詞が2つあるときの順番をわかりやすく】
フランス語の代名詞が2つある場合って、どうやって文を作るの?
この記事を読むと、
フランス語の目的語の代名詞が2つある場合の文の作り方(代名詞の順番)
についてわかるようになります。
目的語の代名詞が1つの場合は【(フランス語復習まとめ)目的語代名詞がひとつあるときの場所(基本)】をご参照ください。
目次
フランス語の目的語の代名詞が2つある場合の文の作り方のための前提条件をざっくりと
ざっくり書くと、
- フランス語の代名詞は覚えている
- 直接と間接、共通する目的語の違いは無視できる
- 命令文(肯定)とそれ以外の文で順番に違いがある
という3つのことが、
フランス語の目的語の代名詞が2つあるのときの順番をマスターする
際には必要です。
特に、フランス語の代名詞自体(中性代名詞yやenを含む)を覚えていない場合は、まずはそちらを覚えることを優先したほうがおすすめです。
掘り下げます。
命令文以外での2つの代名詞の順番の覚え方のコツ
フランス語で目的語の代名詞が2つある場合、順番はしっかりと決まっています。
そして、命令形以外の文での順番は1から5番まで決まっています。
具体的には、
1:me, te, se, nous, vous
2:le, la, les
3:lui, leur
4:y
5:en
です(meとかは直接目的語にも間接目的語にも使えますが、どちらもこの順番です)。
ちなみにですが、同じ順番の代名詞は同時には使えません。
5つも順番があって、うわっとなりませんか?
そこで覚え方のコツを紹介します。
それは、
考えればわかるものは覚えないくていい
というものです。
この順番では、
1:me, te, se, nous, vous
が、順番を覚えなくてもいいものに当たります。
なぜ覚えなくていいかと言うと、
me, te, se, nous, vousの存在は知っている(冒頭の前提条件の1つ)ので、それ以外を覚えたあとなら考えればでてくるから
です。
要は、
2から5番の順番を覚えたら、残っている代名詞を1番に持ってくるだけで順番がわかる
からです。
とはいえ、2から5番の順番も覚えにくそうに見えますね。
そこで、管理人が使っている語呂合わせ的な方法も紹介します。
キーワードは
ルラレ・ルィルゥ・イオン・イオン♩
です。
説明すると、
- 4番と5番のyとenをイオンとする
- 残りの2番、3番をルラレルィルゥみたいに覚える
- 合わせて、ルラレ・ルィルゥ・イオン・イオン♩
となります(実際の発音との齟齬はひとまず置いておきましょう)。
ルラレ・ルィルゥ・イオン・イオン♩
と何回か口ずさむと、どうでしょうか?
もう2番から5番までの順番を覚えてしまっていませんか?
あとは必要になったら1番の代名詞たちを順番を先に置けば大丈夫です。
というわけで、
- Je le lui donne.:私はそれを彼(彼女)にあげる。
- Je la leur ai donnée.:私は彼ら(彼女ら)にそれをあげる。※代名詞が2つでも直接目的語が女性名詞のときは過去分詞の性数一致が起こります
- Ne me le montre pas. それを私に見せるな。※否定の命令形は上で紹介した代名詞の順番に従います
のような文ができます。
命令文(肯定)での2つの代名詞の順番の覚え方のコツ
命令文における代名詞の順番は、
- 否定命令文:代名詞の順番は命令文以外のものと同じ
- 肯定命令文:代名詞の順番は専用のものがある
のように分かれます。
というわけで、肯定の命令文では代名詞の順番は、
1:le, la, les
2:moi, toi, lui, nous, vous, leur
3:y
4:en
です(他の文では1番だった代名詞とmeとteがmoiとtoiに代わって2番目(他の文では3番)に合流)。
そして、命令形における代名詞の順番の覚え方のコツは、
- すでに知っている肯定の命令形以外での文型での代名詞の順番の知識を使う
- Moiとtoiへの変化を気にする
- 他の文では順番が1番だったものの順番が下がった
です。
具体的には、
ルラレ・モワトワ・イオン・イオン♩
みたいに口ずさみながら覚えたあとは、
モワトワのところに残りの代名詞が来るということが考えればわかる
のではないでしょうか。
具体的な文としては、
- Donne-le-moi !:それを私にくれ。
- Montre-la-lui !:それを彼(彼女)に見せろ。
のようになります。
フランス語の代名詞が2つある場合の順番
フランス語の文に代名詞が2つある場合の順番は、
- 肯定命令文以外:ルラレ・ルィルゥ・イオン・イオン♩
- 肯定命令文:ルラレ・モワトワ・イオン・イオン♩
のように口ずさみながら覚えて、
残りの代名詞は考えて入れる
ようにするのがおすすめです。
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