【(フランス語復習まとめ)身体表現の冠詞の使い分けをわかりやすく】
体に関する言葉には定冠詞を使うって習ったけど、不定冠詞を使ってるのも見たことある……?
この記事を読むと、
フランス語の身体表現に付く冠詞の使い分け
についてわかるようになります。
目次
フランス語の身体表現に関する冠詞をざっくりと
結論から書くと、
- 定冠詞(leとか)
- 不定冠詞(desとか)
- 所有形容詞(monとか)
は身体表現と一緒に使うことができます(便宜上、タイトルでは冠詞としましたが、1個冠詞じゃないものが混ざっています)。
また、大きく
- 動作や感覚に使うとき
- 身体的特徴の描写のとき
に分かれます。
そして主に、
動作や感覚に使うとき:
- 定冠詞(leとか)
- 所有形容詞(monとか)
身体的特徴の描写のとき:
- 不定冠詞(desとか)
- 定冠詞(leとか)
のように分かれます。
掘り下げます。
感覚・動作:定冠詞(leとか)を身体表現と使うケース
Les yeux(両目)のように、定冠詞を体に関する言葉と使うのは、
- 体の感覚や動きに関する文である
- 身体の所有者に関する言及が文中にある(所有の再帰代名詞も含む)
- 客観的な身体的特徴描写をする
です。
なので例えば、
- Nobita a mal à la tête.:のび太は頭が痛い。:感覚
- Il tounre la tête.:彼は頭を向ける。:動作
- Il se fait couper la tête.:彼は頭を切った。:所有の再帰代名詞
のようになります。
- 客観的な身体的特徴描写をする
については不定冠詞を使うときとも被るので、あとでまとめて書きます。
感覚・動作:所有形容詞(monとか)を身体表現と使うケース
Vos yeux(あなたの目)のように所有形容詞を使う場合は、
- 体の感覚や動きに関する文である
- 文中に所有者の言及がまだない
- 文中に所有者の言及も身体的特徴の描写もあるとき
となります。
なので、
- Sa tête lui fait mal.:彼は頭が痛い。:文中に所有者の言及がまだない
- Il tourne sa tête fatiguée.:彼は疲れた頭を回転させた。:所有者の言及も身体的描写もある
のようになります。
身体描写:不定冠詞(desとか)を身体表現と使うケース
Des yeux(両目)のように不定冠詞を身体に関する言葉と使うのは、大きく書くと、
身体的特徴描写を伴うとき
です(動作とか感覚ではないということです)。
ただ注意もあり、
不定冠詞のみ使う:
- 主観的な身体的特徴描写
- 何かに例えられた身体的特徴描写
- 形容詞が前に来ている身体的特徴描写
場合によって定冠詞も使う:
- 客観的な身体的特徴描写
のように分かれます。
なので例えば、
不定冠詞のみ使う:
- Il a des yeux adorables.:彼は愛らしい目をしている。:主観的な身体特徴
- Il a des yeux d’alpaga.:彼はアルパカのような目をしている。:何かに例えた身体特徴
- Il a de grands yeux.:彼は大きな目をしている。:形容詞が前に来ている身体的特徴
場合によって定冠詞も使う:
- Il a des yeux noirs.:彼は黒い目をしている。:客観的な身体的特徴
- Il a les yeux noirs.:彼は黒い目をしている。:客観的な身体的特徴+特徴が誰にでもわかるようなとき
のようになります。
フランス語で身体を指す冠詞に迷ったら
フランス語で身体を指す冠詞(や所有形容詞)は、大きく
- 動作や感覚に使うとき
- 身体的特徴の描写のとき
で分かれ、基本的には
動作や感覚に使うとき:
- 定冠詞(leとか)
- 所有形容詞(monとか)
身体的特徴の描写のとき:
- 不定冠詞(desとか)
- 定冠詞(leとか)
のように分かれ、具体的には
動作や感覚に使うとき:
定冠詞(leとか):
- 身体の所有者に関する言及が文中にある(所有の再帰代名詞も含む)
- 客観的な身体的特徴描写をする
所有形容詞(monとか):
- 文中に所有者の言及がまだない
- 文中に所有者の言及も身体的特徴の描写もあるとき
身体的特徴の描写のとき:
不定冠詞(desとか):
- 主観的な身体的特徴描写
- 何かに例えられた身体的特徴描写
- 形容詞が前に来ている身体的特徴描写
- 客観的な身体的特徴描写をする
定冠詞(leとか):
- 客観的な身体的特徴描写をする+特徴が誰にでもわかるようなとき
のようになります。
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